月別アーカイブ: 2005年2月

壊れた船、壊れた夢

タイのラヤンの村人はある意味幸運だった。3メートルの津波がその日彼らの村を襲った。村のすべての人々がなんとか近くの丘の上に避難することができた。それは、その村では誰もこの大惨事で亡くならなかったことを意味しています。
しかし、彼らが、破壊から完全に逃れたというわけではありません。波は村の家の全てをずたずたにして、人々が収入の糧にしているボート全てを奪いました。そして、住んでいる人は何もかも失いました。
「我々は、この状況を非常に悲しんでいる」と、ワールドビジョンのスタッフに村のまわりにちらかった瓦礫を見せながら、漁師のMontien Seangukが言いました。
ワールドビジョンはすでに村の人々に緊急救援を提供しましたが、現在は長期的な援助に目を向けています。
「私たちは、自分たちのボートを修理して、新しいエンジンと漁網を買う必要があります」と、Seangsukさんが言いました。
Seangsukさんが、災害が起きる前は、村の漁師たちは1ヶ月につき3000から4000バーツで生活していると言いました(50-80米ドルに相当)。
「収入は非常に少なかったですが、我々はなんとか生き延びることができました。しかし、現在その少ない収入でさえなくなってしまいました」と、彼が言いました。
また、村中の道路上と運河上の復旧作業がなされる必要があります。
「車両が洪水によって海から打ち寄せられた砂のため、ここに来ることは非常に難しいです」と、Seangsukが言いました。
「我々は、まだ、運河を修理して、がれきを流す必要があります、そうしないと、我々の小型ボートが通ることは、非常に難しいです。」
現在津波で被災したコミュニティの長期的復興に焦点を当てながら、ワールドビジョンは、彼らのニーズを明確にし、必要な援助を提供するためにラヤンの人々と一緒に活動しています。
村の漁師とのミーティングで、個人個人が立ち直るのに約60,000バーツ(1500米ドル)が必要であると見積もりました。
「我々は、ボート又は、ボートを持っている人は新しいエンジンやそれらを修理するためにお金をとても必要としています。ボートは収入源であり、ボートなしでは我々はよりよい将来を想像することができません。」とSeanguskさんは言いました。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: ワールドビジョン
*著作権は情報源に帰属します。

インドネシア:残片を集めて・・立ち直りつつある生活

Intan(52歳)は150人の小中高校生がいる村の学校の校長先生である。教育は彼女の専門ではなかった。実際、彼女が仕事について今日が2日目であった。
 Intanは放送学校で研修を受けた60人のうちの1人である。放送学校とは早急に代替のできる非公式な教育制度で、正規の職員を多く失った地域で切実に必要とされている。
 私は間に合わせの校舎として使われている小屋の下で行われていたコミュニティミーティングで、Intanに会った。彼女の足元には数々のワークブックが小奇麗に置かれていた。コミュニティーミーティングの途中、彼女は藁のマットに座っている私の隣りを空け、座った。私はこの女性がこのコミュニティーの何らかのリーダーであると確信した。彼女の自信ある態度がそれを物語っていたからである。
 地震が起こったとき、Intanと彼女の子供は家の中にいたが、難を逃れるために外へ出た。めまいから立ち直りつつ、中庭の前に立って、彼女は命が助かったことを神に感謝した。家は滅茶苦茶な状態だった。それから彼女は爆弾が爆発するような大きな音を4回聞いた。
その後、彼女はそれが海岸に襲いかかる海の波であると気づいた。彼女たちは即座に走り始めた。「水が隆起して、竜の口のような形をしていました。」最初の一波が来たとき、彼女たちはもう終わりだと思っていたが、そうではなかった。第二波が上下にゆれながら多くの壁を裂いていった。「私たちは丘に走っていき、家族は全員無事でした。この津波で亡くなった人は(家族では)いませんでした。」家族全員が無傷なことは極めてまれなことである。
 5日間、彼女らは何の援助も受けられなかった。「私たちは木の破片をとって、仮の住まいを作りました。夜によく雨が降り、寒かったです。実際に私たちは全く眠れず、ただ地面の上で、身を寄せ合って寝転んでいただけでした。食べ物は、バナナを木からとって食べたり、キャッサバ(ポテトのようなもの)を食べたりしました。」5日目になって、ついに食料が届いた。しかし彼女のような人たちがあまりに多いので、彼女たちは一人につきご飯スプーン一杯分しか当たらなかった。
 一ヶ月経った今、村の人たちが、自分たちに何が最も必要かを述べるために、一つの屋根の下に集まった。小屋がリストの一番上にあった。住む場所はIntanにとって重要な問題であった。彼女はそこに出席した中で、家を失った25の家族のうちの1人だったからである。彼女には他にも必要とするものがあった、それは生徒たちの保護である。学校の校舎は津波でひどい損傷を受け、小さな建物以外はコミュニティミーティングができる場所はなかった。「この小屋は悪くはないが、こんな込み合った場所で子供たちに教えるのは難しく、屋根がないところでは…」と、彼女は周りを見ながら説明した。
 「起こったこと(津波)については、辛いことだったけれど、同時に私たちを助けるためにやってきてくれた組織の人たちに感謝しています。また、私の時間を使って再び活動的な何か(つまりこの子供たちを教えること)をやっているので幸せです。」この村の家や学校はまもなく再建されるだろう。希望、行動、生命の感覚がIntanの心を再び満たした。
 彼女の夫は、彼女がマットの上に座っているのを見て、話しに加わった。彼を誇らしく抱擁したときの彼女の顔には、微笑があふれていた。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:ワールドリリーフ
*著作権は情報源に帰属します。

津波救援は緊急支援から復興支援へ

インドネシアの避難民のための心理的なカウンセリングプログラム
ボルチモア(MD)-2005年2月22日-津波災害によって影響を受けた人びとのための国際支援は、非常時の対応からより長期的な再建の対応に移っているとIRDの所長であり、研究者であるArthur Keys博士は報告した。救援の第1段階(安全な飲料水や、避難所や、食物や情報、薬等の基本的な人道的ニーズの保証)は、一般的に3~6か月続き、今は終わりに近づいている。
“津波支援が次の段階に移るとき、NGOと国際社会がそのまま関心を持ち続けることがとても大切である。”“私たちには、インドネシアとスリランカの人びとを長期的に支援する経済開発プログラムを導入する予定です。”とKeys博士はボルチモアにあるJohns Hopkins大学のキャンパスにあるAmericans for Informed Developmentに後援によって立てられたホールで述べた。
バージニアのアーリントンに拠点を置く非営利のNGOであるIRDは特にインドネシア、バンダアチェとスリランカ、Hambantotaの被災地で支援を提供している。IRDが水と衛生サポートを提供しているアチェのキャンプで、国内避難民を助けるために心理的なカウンセリングプログラムを始動した。
“IRDはインドネシアとスリランカで長期的な再建をする予定です。”とKeys博士は言った。“私たちの次なる挑戦は、これら2つの国で、移住させられた人びとが再定住したり、津波によって破壊された地域を再建したりするために政府と一緒に取り組むことである。”“この段階は、最大5年かかると考えています。”とKeys博士は付け加えた。
IRDは1999年以来インドネシアで活動し、2004年以来スリランカで活動しています。その結果、津波の発生時、IRDは両方の国に根付いた活動をし、よい関係を持っていた。だから、IRDは緊急時にも即座に反応し、支援することができた。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: International Relief and Development, Inc. (IRD)

人道的状況に関するレポート:スリランカ2月11~14日

武力紛争下の子供たちについての国連年次報告:アナン国連事務総長とオララ・オトゥヌ国連特別代表(戦争における子供の権利に関する国連特使)の声名は、政府や多くのメディアには肯定的に、またLTTE(少数派タミル人武装組織:タミル・イーラム解放のトラ)やいくつかの反対派には批判的に、広い範囲に反響しまた批評されている。
・国連事務総長はまた最近殺害されたタミル人過激派リーダーであるKaushalyanに哀悼の意を表したことで公に批判されている。批判はPNM(国家人民運動)とJHU(仏教派)議会のリーダーのRatana Theraがそれぞれ発表した。その間、TNF(タミル国家勢力、LTTEからの分派)はこの殺害の犯行声名を出した。伝えられた関連する武力衝突では、3人のLTTEのメンバーが先週の火曜日にバッティカロア近郊で爆弾よって殺害された。
・18億米ドル津波再建プランの開始に関連して“約60%はLTTEの支配地域を対象にする”とTAFREN(Task Force to Rebuild the Nation)の代表Mano Tittawellaは述べたと日曜日に伝えられた。再建3年計画は2月の終わりまでに完成される見込みである。クマーラトゥンガ大統領は3月1日を予定されている計画の開始日として発表した。 
情報源:Sunday Observer2月13日、Daily News2月14日
・TAFOR(Task Force on Relief)のリーダーのTilak Ronarirajaは政府の暫定的な宿泊施設の計画に関して“2万から3万戸の仮設住宅の建設”を目的としていると詳しく述べた。恒久住宅の建設には彼によると最低2年は必要とされるのだけれど、上記の戸数の仮設住宅は六ヶ月以内に準備が整う見込みである。同様の構成は国連やドナー、CNO(Centre of National Operation)に国家仮設住宅プログラム(National Transitional Shelter Programme)として原則的に同意された。この問題の複雑なことに関してはTAFORのリーダーとUN RC/HC(Resident/Humanitarian Coordinator)、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、IOM(国際移住機関)、そしてNGOとの間で先週行われた2回の会合の中で議論された。
・TAFORやUNHCR、IOM、OCHA(国連人道問題調整事務所)、JLCの作業部会は実務業務と調整の分野に取り組んでおり、CNOは2月4日に業務を停止した。土地の分配や建築資材の輸入といったその他の関連した問題は2月16日水曜日に一般的な調整会議で話し合われることになる。
・内閣広報担当官であるMongala Samaraweera大臣は土曜日に、政府は大統領選挙を2006年11月12日もしくはそれまでに行う予定であると発表し、大統領は野党が主張している投票の延期に対して意思がないことを彼は繰り返し述べた。
・Kumaratunga大統領が議長を務めた先週の木曜の会議で、女性に同等の土地権利を保証するため1935年の土地改革条例を改正することを内閣は賛成した。女性を差別的に扱ってきた以前の条項は取り除かれるだろう。
・2月11日に、議会は「有事規定」の法案を支持することを表明した。伝えられるところでは、緊急法令は1月18日から2月11日の間にスリランカ憲法が定めている国会非常事態の正当な手続きがないまま施行された。情報源:2005年2月12日Mirror
公共安全、治安の大臣であるRatnasiri Wickremarayakeは「これらの規定は被害を受けた人々へ設備や基本的なサービスを提供するために活用されるだろう。私達は、労働組合や公共に逆らってこれらを使う予定はない」と述べた。
・津波が襲ったときに準備が不足していたと言われていることをうけて、来週の木曜それを調査するため、議会の特別委員会が任命された。野党のリーダーであるMahinda Samarasinghe監事が議長を務める委員会は、なぜより早く警告するシステムがなかったのか、そのようなシステムを得るために国がすべきことは何か、を調査する予定である。
・偽造の見積もりやその他の手段によって、津波の被害者のための何百万もの寄付金をNGOが着服してしまう危険がる、と広く言われている主張にメディアは焦点を当て続けている。副財務大臣は「現在の法律では、政府がNGOの財政業務を厳しく監視することができない」と述べた。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: 国連人道問題調整事務所
*著作権は情報源に帰属します。

津波救済:長期計画

我々セーブ・ザ・チルドレンの見積もりによると、2004年12月26日に南アジアで起こった地震と津波で難を逃れた子供たちのための、5年にわたる長期計画には総額2億3000万ドルを費やすことになる。
私たちの「再結合・再生・再建」計画は、最も被害の大きいインドネシア、スリランカ、インドの3国の子供たちへの大規模な取り組みと、タイやモルディブの子供たちへの、それよりは小規模な取り組みに焦点を当てている。私たちは長年、これらの国々で活動してきており、短期・長期的人道援助を行うに十分な力がある。
私たちが特に重要視しているのは、このすさまじい災害に襲われた子供たちに、至急、しかし継続して建設的変化をもたらすことである。
この地域の至る所で、私たちは食料、水、医療器具、収容施設、その他の必需品を供給し、生存者たちの緊急の需要に応えている。また、はぐれてしまったり親を亡くした子供たちを登録し、家族やコミュニティーと再び一つになれるようにする、そしてできるだけ早く子供を学校に戻すという主な取り組みに着手することも含め、搾取からの子供たちの保護においても先頭に立っている。
これに続くのが、技術訓練や低額の貸付を通じた生計の立て直し、学校や住宅、保健所を含めたインフラ設備の修復と再建、そして心的外傷を受けた被害者たちの精神的サポートの提供に向けた長期的集中である。
インドネシア
インドネシアでは、私たちは既に津波以前の20年以上、子供たちへの3段階戦略を実行している。彼らは、内戦、家族の離散、限られた公益設備やインフラ、といった深刻な問題に直面していた。
・救急救命(最初の半年)
私たちは、1)特に幼い子供のための緊急の食糧配給 2)保健医療サービス 3)清潔な水と衛生 4)収容施設と食料以外の物資(テント、石鹸、鍋、フライパン、ビニルシート、毛布、殺虫剤)5)子供の保護 に焦点を当てている。また、孤児やはぐれた子供たちを家族や親戚の元に戻し、子供たちが再び安心して遊べる場所を作り、精神面の治療を長期的にサポートする。
・中期支援と再建(2年)
 この災害後の子供たちの生活再建を支援するため、1)子供たちの家族が生計を立て直したり 2)彼らのコミュニティーが、破壊されたり損傷を受けたインフラ設備や社会制度を再建する のを手伝う。
・長期的回復(5年)
 子供たちがあのすさまじい自然災害の影響から回復し、生き延びて成長するのを支援するため、家族やコミュニティーに 1)子供の安全と保護 2)水と衛生 3)教育と教員養成 4)健康についての知識と助産士・看護士の養成 5)家族の生計支援 に取り組むためのツールやトレーニングを供給する。
スリランカ
スリランカでは特に、最もひどい影響を受けた沿岸のBatticaloa,Trincomalee,Matara,Galle,Jaffna,Ampara,Mullativu,Kilinochchi の子供たちの特別なニーズに応える2段階の戦略を実行している。ここでは私たちは、4万弱の世帯に手を差し伸べている。
・救急救命(1ケ月)
 子供たちが生き抜くのを助けるため、私たちは 1)食糧配給 2)石鹸、健康衛生用品 3)一時的収容施設と蚊帳 4)身寄りの無い、もしくははぐれた子供たちの確認と定住 5)国内避難民キャンプでの一時的なテント式の学校と遊戯活動 に集中する。
・長期的回復(5年)
 現在私たちは、より長期的な再建・回復段階に入っており、子供たちとその家族を
1)家族の生計や“働くための現金”の支援計画 2)半恒久性の家族向けテントや子供の衣服 3)学用品、遊び場、学校備品と精神的・社会的サポート を通して援助する。
インド
インドでは、スリランカと同様、2段階の長期戦略を実行しており、特にTami Nadu やAndhra Pradesh海岸沿いの荒れ果てた地域、Andaman 島、Nicobar島で、インド政府やUNICEFといった機関と協力している。
・救急救命(1ケ月)
子供たちが生き抜くのを助けるため、1)特に幼い子供への食料配給 2)石鹸や衛生用品 3)鍋やフライパン 4)ビニルシート 5)毛布 6)殺虫剤 を提供している。
・長期的回復(5年)
子供たちの回復を助けるために、1)子供の保護 2)精神的治癒 3)家族の生計支援 4)教育 5)健康 6)コミュニティーの再建と修復 に集中する。
タイ 
最新の見積もりによると、5000人以上が死亡、8500人が負傷、3400人が行方不明、そして3万世帯が家を失ったままというタイで、私たちは子供たちのリハビリに必要なものを確認し、チャイルドセンターへの支援を行うため、Phang Nga州と Ranong州で、州政府と Duang Prathip基金に面会した。子供たちの保護の手始めに、私たちは今、はぐれた子供や孤児、出稼ぎ労働者の子供の問題、の程度を調べており、調査が済んだら彼らに手を差し伸べる戦略に着手する。
 
モルディブ
大人子供合わせて約10万人が被害に遭ったモルディブでは、14の島から避難した住民の定住、失われた生計(特に観光、農業分野)の再建、清潔な水、そして土地を離れた海外からの専門家たちの交代要員が優先される。私たちは今、家を追われた子供たちの状況を調査中で、それが済んだら彼らの保護にあたる。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: セーブ・ザ・チルドレン
*著作権は情報源に帰属します。

インドネシア、モルディブ、スリランカ:OCHA地震と津波に関する状況レポート NO.24

スリランカ
最新情報
2005年2月2日、地区行政官が最新の被害者数を報告した。
死亡者数: 30,959人
行方不明者数: 5,443人
避難民: 555,298人 そのうち、405,614人人は親戚、もしくは友人と暮らしていて、147,027人は、309人の生活保護センターやキャンプに住んでいる。
スリランカの救援活動の分野別課題について述べてある報告をうけて、Chandrika Kumaratunga大統領は、政府の行政官に被害を受けた少なくとも70%の人々が2月7日までに援助を受けることができるように命令した。
人々が緊急に必要なことに対応するための基金は、全ての分野で全般的に準備されている。主な課題は、緊急対応が実際に組織される地区レベルでどのように業務を調整するかと、国家レベルでどのように戦略的な調整をするかである。人道的なことで優先させなければならない問題には、すべての人々が受益者になるための協議、明白で公正な移住政策、がれきや廃棄物の撤去、被災者のための生活支援や福祉センターやキャンプに住んでいる国内避難民のための状況を改善することなどがある。
分野別開発
食糧
国連世界食糧計画はスリランカで食糧配給の欠落を対処し、食糧を必要としているあらゆる人々に行き届くように、スタッフを増員し能力を向上させている。
Killinochchi地方での2回目の食糧配給が進行中である。スリランカ政府による受益者の登録は完了して、配給カードを国連世界食糧計画の食糧援助を受けているその他の地区の福祉キャンプにいる21000人に供給している。
水と公衆衛生
ユニセフは、地元で手に入れることが出来る材料を利用した、下水処理設備の見本を開発した。
その見本が、今週政府に提出される予定です。
もしその見本が受理されると、下水に大きな被害を受けた地区での水と公衆衛生活動のために、より必要とされている援助が供給されます。
環境
世界銀行、アジア開発銀行、日本開発銀行からなる評価チームの予備調査結果によると、津波による物理的被害の65%以上が、スリランカの北部と東部で受けた。アンパラとバティカロアの東の地区は最悪の打撃である。
避難所
国連難民高等弁務官事務所は津波の被災地で避難所作業に関わる関連機関やNGOに関する情報をまとめている。UNHCR、ZOA、GTSやGOALのような関連機関は地区のレベルの中心的な機能を果たすだろう。マタラには、その中心となる関連機関がまだ設置されていない。
生計
食糧農業機関が復興にかかる総額が1億4500万米ドル必要であるとし、エンジンやギアといった漁船のために9800万米ドル、漁港や漁業施設に2300万米ドル、小規模融資のために100万米ドル、陸上での漁業関係の建物など冷凍庫の構造基盤のために1700万米ドル、そして、地域の向上のために技術的、財政的援助にアメリカドルで500万ドル追加する必要があるとした。
構造基盤への他の被害の見積もりは660万米ドルである。修繕や復興そして環境被害に関する改善には、7500万米ドルが見積もられている。
調整とサービス
OCHA現地調査オフィスがAmpara,Batticaloa,KillinochchiとGalleに来週明けに開設される。
FAOはスリランカで公的な漁業コーディネーターとして政府とWB/ADB/JBIC/JICAと需要評価グループによって選ばれた。
物流
国連合同物流センターはKillinochchi,GalleやBatticaloa会社を設立する計画をしている。
イタリア政府は国連の職員やスリランカ内の救援積荷の運送のために2機の航空機を利用可能にした。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: 国連人道問題調整事務所
*著作権は情報源に帰属します。