インドネシア、モルディブ、スリランカ:OCHA地震と津波に関する状況レポート NO.24

スリランカ
最新情報
2005年2月2日、地区行政官が最新の被害者数を報告した。
死亡者数: 30,959人
行方不明者数: 5,443人
避難民: 555,298人 そのうち、405,614人人は親戚、もしくは友人と暮らしていて、147,027人は、309人の生活保護センターやキャンプに住んでいる。
スリランカの救援活動の分野別課題について述べてある報告をうけて、Chandrika Kumaratunga大統領は、政府の行政官に被害を受けた少なくとも70%の人々が2月7日までに援助を受けることができるように命令した。
人々が緊急に必要なことに対応するための基金は、全ての分野で全般的に準備されている。主な課題は、緊急対応が実際に組織される地区レベルでどのように業務を調整するかと、国家レベルでどのように戦略的な調整をするかである。人道的なことで優先させなければならない問題には、すべての人々が受益者になるための協議、明白で公正な移住政策、がれきや廃棄物の撤去、被災者のための生活支援や福祉センターやキャンプに住んでいる国内避難民のための状況を改善することなどがある。
分野別開発
食糧
国連世界食糧計画はスリランカで食糧配給の欠落を対処し、食糧を必要としているあらゆる人々に行き届くように、スタッフを増員し能力を向上させている。
Killinochchi地方での2回目の食糧配給が進行中である。スリランカ政府による受益者の登録は完了して、配給カードを国連世界食糧計画の食糧援助を受けているその他の地区の福祉キャンプにいる21000人に供給している。
水と公衆衛生
ユニセフは、地元で手に入れることが出来る材料を利用した、下水処理設備の見本を開発した。
その見本が、今週政府に提出される予定です。
もしその見本が受理されると、下水に大きな被害を受けた地区での水と公衆衛生活動のために、より必要とされている援助が供給されます。
環境
世界銀行、アジア開発銀行、日本開発銀行からなる評価チームの予備調査結果によると、津波による物理的被害の65%以上が、スリランカの北部と東部で受けた。アンパラとバティカロアの東の地区は最悪の打撃である。
避難所
国連難民高等弁務官事務所は津波の被災地で避難所作業に関わる関連機関やNGOに関する情報をまとめている。UNHCR、ZOA、GTSやGOALのような関連機関は地区のレベルの中心的な機能を果たすだろう。マタラには、その中心となる関連機関がまだ設置されていない。
生計
食糧農業機関が復興にかかる総額が1億4500万米ドル必要であるとし、エンジンやギアといった漁船のために9800万米ドル、漁港や漁業施設に2300万米ドル、小規模融資のために100万米ドル、陸上での漁業関係の建物など冷凍庫の構造基盤のために1700万米ドル、そして、地域の向上のために技術的、財政的援助にアメリカドルで500万ドル追加する必要があるとした。
構造基盤への他の被害の見積もりは660万米ドルである。修繕や復興そして環境被害に関する改善には、7500万米ドルが見積もられている。
調整とサービス
OCHA現地調査オフィスがAmpara,Batticaloa,KillinochchiとGalleに来週明けに開設される。
FAOはスリランカで公的な漁業コーディネーターとして政府とWB/ADB/JBIC/JICAと需要評価グループによって選ばれた。
物流
国連合同物流センターはKillinochchi,GalleやBatticaloa会社を設立する計画をしている。
イタリア政府は国連の職員やスリランカ内の救援積荷の運送のために2機の航空機を利用可能にした。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: 国連人道問題調整事務所
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