月別アーカイブ: 2008年9月

四川省の地震災害地で豪雨と暴風

四川省の地震災害地で豪雨と暴風
情報源:Jinde Charities
2008.09.29
四川省では、9月21日から、ここ100年間経験のなかった深刻な豪雨に襲われている。雨量観測によると、Jiangyouの町では129.4 mmを超えている地域もあるようである。また、Mianyang,やChengdu, Guangyuan、 Leshan, Deyang, Ya’anなどを中心に5000回以上の雷も起こっている。
長引くこの激しい雨でより多くの負傷や、生活への不安が人々を襲っている。2,3日前に起こった激しい雨風によって洪水や地滑りが起こり、橋や道路を流し、プレハブの住居を崩壊させ、加えて、農業や畜産業に大きな被害が出ている。電気や村への通路となる道路が絶たれた。26日の朝7時までにその豪雨と暴風は、136の村、1,298,000人に被害を与え、16人が死亡、48人が行方不明だと報告されていた。孤立してしまった地域にもまだ人がおり、緊急の避難が必要な人々は合計20,000人もいる。
ジュンデチャリティーのスタッフは、運搬道路の崩壊により、最初の救援ラインを阻まれてしまったが、Beichuan, Wenchuan, Qingchuan, Pingwuにいる責任者達と電話でコンタクトをとることができた。
Pingwuでは、そのにつながる全ての道路が通行不可能となり、Nanbaや5つの周辺地域とつながっていた運搬道路や一般道路は完全に崩壊してしまった。地元政府は、一刻も早い修復のために動いている。
Tang Jiashan Lakeの水位は危ないところまできている。BeichuanのYuli村では、2度めの洪水の危険に犯されている。

Woyunの地震被害者たちに穀倉を支給

Woyunの地震被害者たちに穀倉を支給
情報源:Amity
2008.09.26
合計964のチャリティー穀倉がWoyunの農業・畜産をおこなっている家族に配られた。27日に、最初の穀倉コンテナが届いくと、待ちわびていた村人たちが一斉にそのトラックを囲んだ。彼らは、その運搬を手伝い、穀倉は、あらかじめ決められていた順番に配られた。
アミティーのスタッフは、村人たちの顔に笑顔が戻っているのを見てうれしく思った。その夜以降、村人たちは、残りの穀倉が届くまで、毎日道に出てその到着を待っていた。
アミティーは、この月の初めに、その地域の人々は何を必要としているのか行った。その結果、5月12日の地震で、彼らの多くが穀物貯蔵設備を失っていることがわかった。これから訪れる収穫のため、農業者にとって穀物貯蔵設備は不可欠であり、かれらが自分達の生活を再構築することができる。しかし、多くの人々がお金がないために、新しい穀倉の購入や建築は諦めていた。そのため、アミティーが彼らを助けることにしたのである。必要な穀倉はWoyunにある全ての地域から集められ、値段交渉も終わって、新しい穀倉をオーダーした。どの穀倉も1500キロの穀物を保管できる。
アミティーは引き続き、要求に応じてWoyunやその周辺の村にも穀倉を供給する計画である。

AMDAの救援活動

AMDAの救援活動
情報源:AMDA
2008.09.19
AMDAの幹部は9月1日に四川地震で被害を受けた地域の病院に医療器具などを寄付するために、中国を訪れた。これは、2回目の訪問であり、初めて中国を訪問したときは、緊急救援活動のシスタントとして6週間、Chengduを中心として活動した。今回、AMDAは血圧測定器や薬をDujiangyan, Peng Zhou, Mian Yang 、 Guang Yuan の病院に寄付した。
Mian Yangでは、 40セットの薬を伝統的な中国の病院に寄付し、大いに感謝をされた。
病院の中には、地元政府によって丁寧な治療が行われているところもあるが、いまだに患者を収容する場所の確保に悩んでいるところもある。ゆえに、病院のなかには、仮設テントを建てているところもある。
今回の訪問の2、3日前に四川ではまた地震が起き、Mian Yang, AMDAは、救援活動をしつつ、幹部はPanzhi Huaと5月の地震の震央地点を訪れた。
震央地点の様子
震央であったLa Zhaでは、政府が十分な食糧を供給してあり、軍隊や地元警察がそこのコミュニティーにおいて、必要な助けを全て行っていた。このことは、ここがとても貧困で都市から離れた田舎であること、ここに住む人のほとんどがお年寄りや子供、女性であることを明らかにしている。大多数の若者達は、いまだに山の中で働いている。グルコースが欠落してしまっている人や風邪にかかっている人が多く、現地の病院が無料クリニックを開設した。深刻な状況の患者はすでにPanzhi Huaの病院に送られていた。
一行は、Chengduに戻ってJintang病院を含めた様々な病院に医療機器を提供した。

豪雨が被災地を襲う

豪雨が被災地を襲う
情報源:DPA
2008.09.24
四川省南西に豪雨が襲い、洪水や地滑りを引き起こしている。少なくとも死者8名、38人の行方不明者が出ているとメディアが伝えた。
山間部では、地震での生存者のために造られた家も含め、少なくとも2.200建が崩壊、8.500建が被害に遭っている。.
地震で被害を受け、Beichuanにある仮設住宅に住んでいた、被害者の家が泥の中に半分埋まっている写真が中国のニュースで流れた。
Beichuanの道路の中には、水が腰の高さまできているところがあり、行政は四川地震際に造ったキャンプを移動させるべきかどうか考えている。

インドで2100万人が洪水の被害を受ける

インドで2100万人が洪水の被害を受ける
情報源:DPA
2008.09.21
少なくとも2180万人が、インドの16都市を通った台風による洪水で影響を受けており、合計2.229人が雨からの被害で亡くなった。その中の多くが、溺れたり、地滑りに巻き込まれたり、家の崩壊、水中伝染にかかったりして亡くなっている。
非公式の予想であるが、死者はもっと多いのではないかと言われている。
北にある小高い地域のHimachal Pradeshでは、48時間も降り続いた雨で地滑りがおこり、35人の死者が出たと報告されている。
Uttar Pradeshの北でも似たような雨が風とともに木曜から続き、家を崩壊させたり、木をなぎ倒し、少なくとも77人の死者が出た。
道路や鉄道、航空は動かず、風によって電柱が駄目になり、真っ暗のままの地域もある。
Mahanadi川は30カ所以上の土手を崩壊させ190万人が被害を受けており、軍隊はヘリコプターで救援・救済活動を行っている。
Orissaの大臣は、政府に国際災害の声明を発表し、速急な基金を用意するように求めた。
Gujarat やMaharashtraの西部のなかには、いまだに浸水しているところがあり、主要な道路が切断され、物資の供給や救済ルートを遮断している。
Biharの東部は一番被害が大きかったところであり、台風の雨の矢面に立っている。
インドの台風の時期は6月から始まり、普通は9月中旬までには次第に弱くなるが、今年は雨が北部、東部、西部の何カ所かで続いている。
インドの気象庁は、北部の豪雨は次の24時間続くと予想してるが、北西、東部では弱くなっていくだろうと言われている。

中国の被災地に図書館設立の計画

中国の被災地に図書館設立の計画
情報源:Xinhua
2008.09.19
中国の被災地において初等・中等教育のために200カ所の図書館を設立しようという計画が金曜日から始まった。
中国筆者組合や国際たばこ連盟、中国文学連盟は地震の被害が最もひどかった四川省南西に90カ所の図書館を建てる計画である。
GansuやShaanxiも含めた他の地域にも100カ所の図書館を建てようという計画もあがっている。
この計画は、年末にも完成するだろうと予想されている。
これらの3つの団体が行ってきたのはこの計画が最初ではなく、以前にも800カ所に図書館を設立し、100万冊の図書を福祉施設に寄付している。

ボランティアが中国地震被災地に行く

ボランティアが中国地震被災地に行く
情報源:Amity
2008.09.16
四川の被災地で3ヶ月働くことになる6人のボランティアグループは16日にアミティーでお別れセレモニーを開いた。アミティーはこのプロジェクトをNanjing Ruihaiboのリハビリ病院と共に行っている。この6人のボランティアは、医者や、資格を持つ医療スタッフである。アミティーは、すでに5月の地震の直後に高校の教師や被災者達へのカウンレリンセラーを含めた、ボランティアグループを派遣している。
地震で被害にあった1万人ほどの人々はいまだに病院におり、彼らの多くが、骨折や頭の損傷、脊髄の損傷、打撲である。中には、手足を切断しなければならない人もいたが、多くは様々な精神的ストレスを抱えている。これらの人々には、様々な救済措置が必要となっているため、今回、アミティーとリハビリ病院が協力することになったのである。彼らは、Mianzhuの市民病院で働くことになる。

5月の地震被災地における必要な仮設住宅が全て完成

5月の地震被災地における必要な仮設住宅が全て完成
情報源:Xinhua
2008.09.11
救援活動支援者達は、5月の四川地震により被害を受け、必要となった仮設住宅全677,131建の建設が完成させた。
地震による四川省・近隣地域での死者は、木曜正午の時点で69,226人、記録されている行方不明者、負傷者の数は17,923 人と374,643 人ほどと予想されている。
そして、木曜正午には、合計1,486,407人の生存者が元の生活場所に戻ることができた。
負傷で病院にいた96,544人のうち、93,361人は退院することができた。
地震の救援作業や再建作業に、中央予算からの600.9億元と地元予算からの74.7億元を含めた、675.5億元をかけてきた。
国内・国外からの寄付は593.5億元を超え、その内の267.7億元は被災地にすでに使われている。
また、158万のテント, 487万の毛布, 141万の衣服、 378 万トンの燃料、 807万トンの石炭が被災地に送られた。
月曜の午後から木曜の午後までにマグニチュード4.0から4.9の余震が1回マグニチュード3.9以下の余震が569回、地震発生地域で起こっているが、マグニチュード5.0を超える余震は記録されていない。
458.872トンの穀物と11.944トンの食用油が被災地に届けられ、138.960のビジネスのうち、128.114のビジネスが再開された。
木曜の午後までに、828.931人は自分達の地域で雇用されている一方、200.839人は他の地域で職を見つけている。

地震での死者が40人に

地震での死者が40人に
情報源:Red Cross Society of China
2008.09.05
土曜日に四川と雲南で起こったマグニチュード6.1の地震での死者が40人、負傷者が675人に増えたことが報告された。
四川で最も被害を受けたHuiliで、昨日の朝8時において、もう5人の死者が確認され、この地区における死者の数が32人になった。
941,000人の人が四川と雲南において地震の影響を受けており、392,000戸の家が崩壊、またはダメージを受けている。
900人以上の医療関係者がこの2つの地域に送り込まれている。
土曜日に起こったこの地震は、Panzhihuaにある66この学校に被害を与えた。これらの学校は、次の月曜には再開されるとした。
土曜の地震の前には四川は8千5百組のテントをPanzhihuaに確保していたが、Panzhihuaでも、いまだに追加で1万5千組のテントを必要としており、20万人の人が影響を受けている。
病院のコンピュータや他の医療機器もこの地震で壊れ、手術も行えなず、抗生物質や消毒が不足している。

週末の地震にもかかわらず計画を遂行

週末の地震にもかかわらず計画を遂行
情報源:Habitat
2008.09.03
ハビタットは、先週末に起きた2回の地震にもかかわらず、四川における再建活動を早くも再開させた。
ハビタットは、四川省の中心部であるChengduで通常通り活動している。
Yunnanでは、ハビタットが活動している2つの地域で地震の揺れが感じられたが、被害の報告はなかった。Zhaotong市など、他の活動地域も無傷であった。
Yunnanのボランティアチームは現在も活動を続けている。
四川とYunnanにおける週末の地震では、38人の人々が亡くなり、500人が負傷、家が崩壊してしまった何千人もの人が救援を待っていると報道された。
初めの地震は、マグニチュード6.1で、土曜日にPanzhihuaの町近くで発生した。2回目は、マグニチュード5.6から5.7で、日曜日に、同じところで揺れが感じされた。この地域は、5月の四川地震の震央から500キロ南に離れたところである。
四川は、いまだに再建中であり、400回以上の余震があった。