壊れた船、壊れた夢

タイのラヤンの村人はある意味幸運だった。3メートルの津波がその日彼らの村を襲った。村のすべての人々がなんとか近くの丘の上に避難することができた。それは、その村では誰もこの大惨事で亡くならなかったことを意味しています。
しかし、彼らが、破壊から完全に逃れたというわけではありません。波は村の家の全てをずたずたにして、人々が収入の糧にしているボート全てを奪いました。そして、住んでいる人は何もかも失いました。
「我々は、この状況を非常に悲しんでいる」と、ワールドビジョンのスタッフに村のまわりにちらかった瓦礫を見せながら、漁師のMontien Seangukが言いました。
ワールドビジョンはすでに村の人々に緊急救援を提供しましたが、現在は長期的な援助に目を向けています。
「私たちは、自分たちのボートを修理して、新しいエンジンと漁網を買う必要があります」と、Seangsukさんが言いました。
Seangsukさんが、災害が起きる前は、村の漁師たちは1ヶ月につき3000から4000バーツで生活していると言いました(50-80米ドルに相当)。
「収入は非常に少なかったですが、我々はなんとか生き延びることができました。しかし、現在その少ない収入でさえなくなってしまいました」と、彼が言いました。
また、村中の道路上と運河上の復旧作業がなされる必要があります。
「車両が洪水によって海から打ち寄せられた砂のため、ここに来ることは非常に難しいです」と、Seangsukが言いました。
「我々は、まだ、運河を修理して、がれきを流す必要があります、そうしないと、我々の小型ボートが通ることは、非常に難しいです。」
現在津波で被災したコミュニティの長期的復興に焦点を当てながら、ワールドビジョンは、彼らのニーズを明確にし、必要な援助を提供するためにラヤンの人々と一緒に活動しています。
村の漁師とのミーティングで、個人個人が立ち直るのに約60,000バーツ(1500米ドル)が必要であると見積もりました。
「我々は、ボート又は、ボートを持っている人は新しいエンジンやそれらを修理するためにお金をとても必要としています。ボートは収入源であり、ボートなしでは我々はよりよい将来を想像することができません。」とSeanguskさんは言いました。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: ワールドビジョン
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