月別アーカイブ: 2009年6月

ホンジュラス地震の復興

ホンジュラス地震の復興
情報源:Action by Churches Together International (ACT)
2009/6/5
5月28日に発生した地震は、地形的にも災害のダメージを受けやすいホンジュラスを襲った。29日には、COPECOが速急な人的支援を行い、仮設シェルターや食料を提供した。一部の地域は学校を一時休校している。また、保健局は水不足の地域を中心に感染症が広がる恐れはないかモニタリングをしている。
ACTは、地方自治やインフラ復興の支援を行っており、さらに可能であれば他のパートナーとともにさらなるニーズに応えていきたいとしている。最も需要な支援は、住宅の修復や被災者の精神的サポートであるとして活動している。

イタリア震災難民の怒り

イタリア震災難民の怒り
情報源:Agence France-Presse (AFP)
2009/6/4
イタリア地震から2ヶ月経った今、この地震で震災難民となった人々から怒りの声があがってきている。
600人ほどの人々が、ヘルメットを被りながら警察官を押しのけて、いまだに危険区域とされているL’Aquilaに向けて「私たちの街を取り戻そう!」と叫びながら行進している。
人々は、市民保護局からコーヒーやコーラ、アルコールは刺激物であるとして禁止されている状態であり、市民は、このような生活は話が違うとして怒りの声を
Lあげたのである。
L’Aquilaは、いまだに震災から完全に復興しておらず、瓦礫が散乱していたり、建物も修復されていない。不満は、快適でないテント生活住民やすでに満杯になっている海岸沿いのホテル住民の間で広がっており、遅かれ早かれこの不満が制御不可能な状態となって爆発するだろうと言われている。
しかし、地元の消防団によると、この不満解消は難しく、L’Aquila住民が家に戻ることができるのは来春までかかるだろうと語っている。L’Aquilaの建物も、外側からは無傷に見えるが、内側は大きなダメージを受けており、街全体がいまだに危険な状態である。
にもかかわらず、イタリア首相はイタリアの団結力を示すためだとして、第8回目G8サミットをL’Aquilaのすぐ近くの軍隊施設で行うと発表している。イタリア首相は、以前までサミットを開いていたLa Maddalenaでサミットを行うとすれば30億ドルのお金がかかるため、そのお金を代わりにL’Aquila復興に使いたいと言っている。

パレスチナ人支援のためのフォーラム

パレスチナ人支援のためのフォーラム
情報源:United Nations General Assembly
2009/6/4
パレスチナ人の人権解放に関する国際的なフォーラムが今月の8,9日の2日間にわたりインドネシアのジャカルタで行われる。この議題は、2つの勢力の緊急緩和に関する国際的な意見一致の強化である。
この議会は、イスラエル-パレスチナにおける和平支援の達成に向けての国際的なアクションを広めていくためのもので、国際的にもよく知られている専門家や政府関係者、パレスチナ人やイスラエル人も参加している。
1日目では、‘パレスチナにおける和平問題に対する国際的な問題理解と解決努力’というタイトルが付けられ、8日の15時から開始予定で、パレスチナ解放機構のメンバーも参加している。ここでは、参加者間での議論が中心となる予定である。
2日目は、9日の10時開始予定で‘エルサレムにおける問題解決’について議論する。
15時からは、議題を‘イスラエル-パレスチナにおける永久的な和平構築へのアジア周辺国における支援’に移して議論され、17時半に終了予定である。
市民代表も、10日にはパレスチナ問題について議論に参加できる機会がある。午前中は、パレスチナの人々との市民社会における団結について議論し、午後にはこの問題における和平構築への国際的な支援について議論される。
全ての議論はメディアに公開されており、英語で行われる。