洪水で1万人以上が家を失う

アンゴラ北部のクワンザ・ノート(Kwanza Norte)地区での洪水によって、避難するところもなく、マラリアや下痢といった病気に対する整った環境のないというところにいる人々は少なくとも1万人に上っている。
被災地区から撤退している国連のチームによると、MINARS (Ministry for Assistance and Social Reintegration)の支持を得た地方政府が、地域への緊急支援の運営をしていたが、人々は未だに被害を受けやすい状態のままである。
「私たちは広範囲に影響を与える結果となったこの大きなスケールの災害について話しているのではありません。まだ緊急ニーズに対応できていないことを話しているのです」とOCHAのTransitional Coordination Unitでシニア現地調整員をしているマシュー・オリンズ(Matthew Olins)は言いました。
「幸いに、今までにコレラの事例は報告されていない。しかし水によっておこる皮膚感染や下痢、マラリアの発生増加させる結果をもたらしうる状況は続いている」と彼はIRINに言った。
この地域は通常の雨期よりも激しい雨に悩まされた。12月中旬と1月末の雨によって、312軒の家が壊され、1140人の人々が住むところを失ったと報告された。
つい最近のことでは、3月11日の豪雨で、769の家が破壊され、更に1799の建物が住めなくなってしまった。その上、約9965人の人々は避難するところがないままである。
「私たちは自分たちが訪れた場所以外は信用のおけるデータ、確かな数字を確認することはできない」オリンズは言った。
彼はさらに人々が隣人や家族と住んでいたり、テントを張ったキャンプや仮設の避難所の仮の住まいに住んでいると言った。
ルアンダ(Luanda)の北部にあるBengoでの豪雨によって、クワンザ・ノートにあるドンド(Dondo)のおよそ南30�に位置するMassanganoで4000人もの人々が家を失った。地方事務所と州のメディアはこの報告したこの出来事が、また関心事をもたらした。
ドンドの地方行政と州政府は上手く協力しているが、支援のための人道主義的パートナーも必要であるとオリンズは述べた。
「とても明るい兆候の一つは、政府が自分たちの資源と能力を信用できると考えているにも関わらず、外部の支援の余地もあると考えていることです」と彼は指摘する。
「食べ物、薬、医療品、蚊帳、日用品やその他食糧品以外の物は、2、3日中に必要なものです。特に大変淀んだ水のなかで、避難する所もなく暮らしているたくさんの人々のために与えられる蚊帳は、緊急に必要な物です」彼は加えた。
「2、3週間後には水が引いて、干上がってしまうことが想定されています。そのため人々が家を再建するのに、波形鉄板が必要になってくるでしょう。最終的には、たくさんの農地が洪水でダメになってしまったから、農機具や種が必要となってくるはずです。」とオリンズは言った。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: IRIN
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