フィリピンー地滑り及び洪水OHCA現状報告書No.2

被害結果及び影響
1.Mindanaoと Inter-Tropical Convergence Zone (ITCZ)の東部の低気圧により、フィリピンの中央地域で洪水、地滑り及び竜巻が発生した。洪水はCARAGA地域、Misamis Oriental、South Cotabato及びBoholで発生した。さらに、Southern Leyte, Compostela
Valley, South Cotabatoの5箇所で地滑り、1箇所で竜巻が起こり相当な被害を受けた。
2.政府によると、現地時間12月22日の時点で、Bohol, Southern Leyte, Misamis Oriental, Compostela Valley, Agusan del Sur, Agusan del Norte, Surigao del Sur, Surigao de Norteの8省で19,184世帯又は97,467名が被災した。被災者のうち9,653名が地域に建てられた15ヶ所の避難センターにいる。死者は94名。さらに50名が負傷、93名が行方不明である。
3.被害は橋、道路、防波堤や農業、漁業の生活基盤にもあった。仮報告によると、経済的被害は147,777,420PHP(268万アメリカドル)に及ぶ。被災地は次の3地域である。
a)Municipality of Jabonga, Agusan del Norte
b)RT Romualdez, Agusan del Norte
c)Municipality of Tandag, Surigao del Sur
国内対応
4.医療物資や食料などとりあえずの救援物資は本日12月22日午後1時にSouthern Leyteに向けてPAFC-130で空輸される予定である。(合計10,442kg)さらに、Philippine Mines Safety and Environment Association (PMSEA)の採掘者救助隊11名が捜索と救助作業を手伝うためにTaclobani 行きのC-130に乗り込んでいつ。
5.被災地では被害と必要物資の調査が続いている。しかしながら、悪天候のためLocal Disaster Coordination Councils (LDCC)の関係者たちは調査は滞っている。第43師団 (IB) 及びフィリピン陸軍 (PA) はLDCCを援助し捜索・救助、復旧作業を行った。
国際的反応
6.フィリピン政府は国際的援助を求めている。医薬品、非常食、缶詰、他の食料品、トイレ用品、寝るためのマット、蚊帳、毛布が特に要請されている。
7.12月21日アメリカはレスキュー隊が災害被災地に踏み込むことができるよう全天候型救援ヘリコプターを派遣した。
8. OCHAは援助物資を現地調達、輸送のために緊急援助資金5万ドルを提供する。OCHAは神戸地域災害対応アドバイザー事務所を通してUNRCマニラオフィスと緊密に連絡を取る。また情報を可能な限り提供していく。
9. OCHAは緊急援助物資のための寄付金を国連関係機関と共に行う。銀行口座等詳細は下記に連絡。OCHAはドナー政府に資金の使用について確認書、詳細を提供する。
10. この現状報告書と同時にさらなる緊急自体に関する情報についてはOCHAインターネットウェブサイトhttp://www.reliefweb.intで見ることができる。
原文URL:http://www.reliefweb.int