世界銀行が灌漑施設の復興を援助

2003.12.23 ワシントン発ー農業用水の安定供給を助ける為、世界銀行はアフガニスタン政府に対して4千万ドルのIDA(国際開発協会)無利息貸付を今日承認した。その融資は、アフガニスタンにある全5つの河川流域の中で優先的地域における国営灌漑システムの復興と、国の水源に関する情報基盤の改善を求める政府の緊急的な要望に対して応じたものである。
アフガニスタンの農家に直面している最大の課題は、いかにして貧しい自給農業経済を近代的でダイナミック、且つ持続可能で、食物を安全に供給することができて農業収入を生み、もろさを軽減し、生計の機会を広げるようなものに移行できるかということである。世界銀行による融資はアフガニスタン緊急灌漑復興プロジェクトをサポートすることにより、この移行に助力するおものである。
アフガニスタンでは、人口の4分の3以上が農村部に暮らし、主な生計手段として農業に依存している。しかしながら、アフガニスタンの地上と地下にある水源のうち約30パーセントしか使用されていない。そのほとんど全てが潅漑用水である。灌漑用に加え、灌漑システムは農村部の人間と家畜にとって飲用水源でもある。
「アフガニスタンの農業分野は長年ひどく苦しんできた。特にここ3年は深刻な干ばつに悩まされている。」と、世界銀行経済アドバイザー兼このプロジェクトのタスクマネージャーであるMohinder S.Mudahar氏は述べた。「近年の干ばつによる影響に加えて、灌漑システムは戦争の直接的、間接的影響によって深刻な被害と破壊を受け、地元の現在の力だけでは回復できない状態にある。確かに、アフガニスタンでは灌漑システムは食物生産、農業生産の拡大、そして開発にとって最も重要な要素の一つである。このプロジェクトは農業が直面している主な問題を改善すると期待されている。そしてその結果、地域の収入を向上し、貧困を軽減し、アフガニスタンにおける持続可能な農業と ダイナミックな農村経済への移行を加速化することになる。」
緊急灌漑復興プロジェクトは、アフガニスタンの5つの流域の中で最優先地における国営灌漑システムの復興に特に焦点を当てるように計画された世銀初のプロジェクトとなる。それは河川管理により現存する荒廃した灌漑システムと水天気象学ネットワークを再建する限定的な優先的投資である。また、確実に水を供給し、水源管理を改善し、農業の生産性を高め、農村の雇用をつくることによって農村の生活を向上させるだろう。
そのプロジェクトは州支局と地元農村を含む、灌漑水源環境省(MIWRE)によって施行される予定である。
緊急灌漑復興プロジェクトに対するIDA(国際開発協会)ローンの条件は、無利息で、0.75パーセントのサービス料、40年の支払い期間、10年の支払猶予期間である。
原文URL:http://www.reliefweb.int/