Refugees International は、韓国での北朝鮮の難民の状況を調査するための調査団を派遣する。これは2003年6月後半に行われた中国の北朝鮮難民の苦しい状況に焦点をあてた調査のフォローアップである。 (詳しくはホームページで RI’s North Korea website.)
今回の調査の第一目的は、韓国がこれ以上に北から難民を引き受けることに明白に難色を示していることと、北朝鮮人が韓国の非常に違った社会に適応しようとするにあたってどのようにその試練を克服しているか調査するためである。現在およそ6万から10万人の北朝鮮人が中国にいる。一方韓国は法律によって北朝鮮人に市民権が保障されているにもかかわらず再移住として受け入れるのは1,000人だけである。
RI調査団は北朝鮮人に代わって、韓国政府の人道援助担当官に会い、Hanawonの難民認定所職業訓練設備を視察、北朝鮮難民を援助する韓国のNGOと会う予定である。RIの調査はカンザス州上院議員Sam Brownbackが先頭に立って行っている北朝鮮人がアメリカで再定住する認定を迅速化することを義務づけようという米国議会への働きかけに関連している。原則的には、文化上、言語上の親近感からで韓国への再定住が望まれるであろうが、実際に再定住させた人数の少なさからして韓国の取りくみもアメリカの北朝鮮難民受け入れによって補充されなければならないだろう。中国の北朝鮮難民への接近の難しさと治安がアメリカの何らかの取り組みにとって大きな障害である。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:Refugees International
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