「アフリカの角」でますます増加する苦難に直面する子供たちと家族

セーブ・ザ・チルドレンはアフリカの角の子供たちを手助けするために活動しています。アフリカの角に
住む人々はその地方に何十年も続く洪水によって住居を追われ危険に晒されていますが、紛争に
よって更なる危険が押し寄せています。
ソマリアでは、エチオピアがイスラム法廷会議の勢力拡大を阻止するために侵攻してきたため、
12月中旬までに推定75,000人の人々が故国を追われてしまいました。治安が悪いために、子供た
ちは学校にも行けず、家族からも引き離されて紛争に巻き込まれ負傷する危険性が高くなっていま
す。ケニアにあるソマリア人難民キャンプでは167,000人の人々が最近の洪水による被害を受けま
したが、その洪水によりケニアでも推定723,000人がより困難な状態に直面しています。
救援専門家によると、ケニア、ソマリア、エチオピアのいくつかの地域で過去二ヶ月間非常に激しい
雨が降り続いたために1,800,000人の子供たちとその家族が危険に晒されているそうです。セーブ・
ザ・チルドレンはその地域で、42トンの毛布、蚊帳、給水コンテナ、避難所で使うビニールシートな
どを含む生活援助物資を配布しています。 ケニアではリフトバレー熱やマラリアに感染する危険
性が高まっているために、セーブ・ザ・チルドレンはWajir 地方で子供用衛生キット3000個、蚊帳
3000帳を配布しています。
The agency はソマリアのShabelle 川沿いの地域にいる80,000 人以上のソマリア人に対し集中的に
援助活動を行っています。 セーブ・ザ・チルドレンはそこにいる約6,000家族に向けて活動していま
す。The Agency はまた、洪水のために2,000人ほどの人々が避難しているケニアのマンデラ地方
の被害状況を調査しています。
セーブ・ザ・チルドレンUSAの緊急対応活動を率いているRudy Von Bernuth氏は「我々は最も必要
に迫られている子供たちやその家族への避難所や清潔な水の補給を優先しています。そして、世界
中のセーブ・ザ・チルドレンのメンバーが深刻な危機的状況を認識し、最適な救援を行うために努力
を続けています。」と述べています。
最も劣悪な状況に瀕している地域の一つである Belet Weyne にいるセーブ・ザ・チルドレンのス
タッフは既にビニールシート、蚊帳、毛布を含む救援物資の配布を始めています。また、洪水で
被害を受けた町の仮設滑走路の補修工事に取り掛かっています。沢山の道路が流されてしまっ
たために街へのアクセスが非常に困難になっているのです。
崩壊しやすい(自然災害や社会不安に対する備えが弱い)地域での活動
ソマリアやアフリカの角一帯は継続的に紛争、干ばつ、洪水などに苦しんでいる地域ですが、そこ
に住む人々にとっての最近の脅威は大洪水です。セーブ・ザ・チルドレン’s aid の活動家は、政治
的不安定と広範囲に及ぶ紛争によって恐怖を与え続けられているコミュニティーは人道的に危険
な状況に陥っていますが、その状況は洪水によって更に悪化している、と警告しています。子供た
ちは既に非常に危険な状況にあり、幼児と母親の死亡率は世界でも最も高いレベルにあります。
不安定な状況下でのタイムリー本格的な対応がますます難しくなっています。
セーブ・ザ・チルドレンは最近の紛争の最前線となっていた中央ソマリアのHiran 地方での救援
活動を一時中止しています。安全が確保されれば再開する予定です。The agencyはソマリランド
の Puntland と Togdheer 地方で緊急支援、教育支援、基礎的医療支援、食糧支援、生活支援
などの集中的な活動を続けています。
セーブ・ザ・チルドレンはこの地方の調査を続け、子供たちのニーズに適した支援を行っていき
ます。
情報源:セーブ・ザ・チルドレン同盟
原文URL:reliefweb.int
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