ハイチの地震被災者への救援情報提供支援

ハイチの地震被災者への救援情報提供支援
情報源:Internews Network Inc.より抜粋
日付:2010/02/03
インターニュースは地元のレポーターのチームと共にNouvells-Utiles(News we can use)という毎日放送する人道ニュース番組を作り、今現在25のローカルラジオ局で放送している。番組は1月21日から11の放送局で始まり、水の供給場所や避難キャンプの状況、公衆衛生の助言など重要な情報を伝えている。
インターニュースのチームから個人的に寄せられたCDによる情報があればそれが着くや否やほとんどの局で番組として放送している。通常は計画された時間帯に沿って、定期的に一日4回から6回Nouvells-Utilesとして放送している。
インターニュースは地元のレポーターとプロデューサーを雇い、ニュースを集め、番組を作っている。そしてレポーターに人道的な報道をするように訓練もしている。
手回しラジオの配布
とても多くの家と持ち物が破壊されてしまって、多くのハイチの人々はニュースを聴くためのラジオを利用することがもはやできなくなっていた。あるいは持っている小さなラジオの電池を切らしていた。1月にインターニュースは9,000台の手回しラジオの配給をアメリカ軍から受け、パートナーの19のローカルラジオ局を通して配った。最も必要な人々、特に女性が世帯主になっている家庭や弱い立場にある人々がラジオを手にする事ができるように重点をおいてラジオを配る協定を各ラジオ局は結んでいた。このラジオは電池や電気の必要がなく内蔵されている手回しクランクによって動く。
ハイチの人々に必要な情報を与えること
我々のチームはハイチで地元の報道各社と共にニーズを見極めながら活動している。各社の多くはレポーターや機材を地震によって失っていた。インターニュースは生存者へのインタビューもして人々がいかにして情報を得ているかを見つけ出し、地元の人々にとって情報が最も的を得たものになるようにしている。
援助提供者と地元メディア間のコミュニケーションのつながりとして機能することによって、インターニュースはハイチのレポーター達が救援情報を受け取ったり、配信したりできるようにしている。例えば、Ushahidiによって始められた携帯電話の短縮コード4636で、地元のニーズについてのレポートを集める手助けができる。
人道的なメディア援助を調整すること
インターニュースはCommunicating with Disaster Affected Communities(CDAC被災コミュニティとの連絡機関)の関連機関グループの創設メンバーで、中心機関であるUNOCHAと赤十字やセーブザチルドレンなどの団体や、BBC World Service TrustやReuters Thomson Foundationのようなほかのメディア支援提供者を含んでいる。UNOCHAはインターニュースに対して、CDACのメンバーによる人道的な情報の調整と、ひどく破壊されたハイチのメディアの状況において最大限の効果をもたらすためにメディアを支える活動をするという現場での指導的な立場の機関であるという役割を委ねていた。