指人形、ボランティア、スリランカのトラウマに危機感

【オレゴン州、ポートランド、2006,1,12】
色とりどりの指人形をかばんに詰め込み、地元のボランティアは今週の日曜日、津波のトラウマにいまなお苦しんでいる多くの子供達を支援するために北西医療チーム(Northwest Medical Teams)とスリランカに向かった。
オレゴン州ウエストリンからトラウマカウンセラー、Lydia Byhardt Bollingerさんが参加し、地元の地域リーダー達と共同して、メンタルヘルスサービスのために何が必要かを調査し、トラウマカウンセラーのための文化的にきめの細かいトレーニングプログラムを実行する。Bollingerさんは「モリソン子どもと家族サービス」(Morrison Child and Family Service) のセラピストでウエストリンで診 療所を開いている。今回初めて北西医療チームと同行する。
Bollingerさんはスリランカの保健省と協働し、地域において研修を受けたカウンセラーの人数を増やすために計画されている研修カリキュラムの促進の手助けをする。
「津波復興計画が進行している一方で、多くの子供達が今なお津波の心的衝撃から回復するために助けを必要としている。」と北西医療チームのBas Vanderzalm所長は言っている。「子供達 は、学校でうまくやっていくため、健全な人間関係を築くため、そして健康を維持するために助けを必要としている。」
Lydia Bollingerさんの夫でNorthwest Medical TeamsのスタッフであるPaul Bollingerさんは、スリランカで妻と同行する。2人は10年以上前にスリランカでPeace Corpsの活動をしている時に出会った。北西医療チームは今週2つの医療チームをスリランカに派遣し、別の看護チームをインドネシアに派遣する。
北西医療チームは津波復興計画に4000万ドルを費やしている。117万2815人の被災者が健康を回復し、家を再建し、生計を取り戻すため、これまで165人以上の救援労働者と30人あまりの国内スタッフが支援してきた。被害を受けたそれぞれの地域で北西医療チームは地元の保健省、地域保健医療提供者や地域リーダーと協働して持続的、費用効果のある計画を実行している。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:Northwest Medical Teams International, Inc.
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