津波で家を失った人々の二重苦

Action Aidはスリランカ政策研究所と世界銀行による、今日の報告書(Listening to those Who Lost)を読んで呆然とした。その報告書は、1月の津波によるホームレスの問題とスリランカの海岸沿い地域を追われた人々の移転の問題に焦点を当てている。
この報告書は、住宅、ホームレス、再建などの問題に関する、非常に広範囲にわたる調査報告書の1つである。その中で、スリランカ政府によって住む場所を追われた人々が直面している、三つの主要な問題が強調されている。
- 10人のうち8人が、スリランカ政府が提供した場所への家の再建を拒否した。70%近くの人は、彼らの先祖代々の土地である海の近くに住み続けたいと訴えている。
- スリランカ政府は彼らの意見を聴いたり調査を行ったりせず、一方的に移住先を指定している。
- この調査に回答した人の多くは、しっかりした地域の絆の維持や生計の保証といった要求が満たされなければ、移住することを望まないと思っている。
スリランカのアクションエイドの政策代表者であるSaroj Dashは次のように述べている。
“わたしたちはスリランカの東海岸と南海岸沿いの地域で起こっている事態を意識している。いまだに将来の計画をたてられないでいる人々がいるという現実。この報告書によって、政府が地域社会のニーズを聞かなければ、このような人々が二度も津波の被害者になることがはっきりしました。一度目は津波によって家を失い、二度目は政府による実行不可能な政策の押し付けによってです。”
アクションエイドは77,000人以上の人々と一緒に被害を受けた海岸沿いの地域で活動をしており、来年中に1,600戸以上の恒久住宅を再建することを地域の人々と協議している。
更に詳しい情報は:Niall Sookoo, Tsunami Press Media Relations on 07711 156 881
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源: アクションエイド(Action Aid)
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