3週間で4万人以上のアフガニスタン難民が帰国

国連の報道官が木曜日に発表したところによると、3月初めに難民帰還プログラムが実施されて以来、4万人以上のアフガニスタン難民が隣国パキスタンやイランから帰国した。
「3月3日以降、1万3000人以上の難民がパキスタンから、8200人の難民がイランから、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の帰国支援プログラムにより帰国した」と、UNHCRのMohammed Nader Faehad氏は現地にて発表を行った。
一方、国連全面的支援のもと、2万5000人の難民が、自発的にイランから帰還した。
カブールおよびイスラマバード、UNHCRによって以前結ばれた3者同意協定のもと、国連難民機関は2004年には、40万人の難民がパキスタンから自主帰国ができるよう支援すると約束した。
この協定により、さらに約180万人に及ぶ、残りのアフガニスタン難民の帰還が2006年末には完了する見込みである。
イスラム原理主義タリバン政権の崩壊から、この2年の間に、ほぼ250万人のアフガニスタン難民が本国に帰還した。
しかしながら、同数の難民が、まだ、パキスタンやイランなどの国外に取り残されている。
前ソビエト連邦による占領政策や、内乱、元タリバンの強硬路線政策により、600万人以上のアフガニスタン人が強制的に国外避難させられていたが、彼らの本国への帰還は、2001年後半のタリバン政権崩壊後、すぐに開始されていた。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:新華通信網
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