OCHA 現状レポート No. 2
ベトナム – 洪水
2003年10月14日
このレポートハノイの国連駐在調整員事務所と政府による情報に基づいている。
発生と影響
10月14日~20日にベトナム中央部を襲った洪水はBinh Dinh県にあるひとつの村は依然として孤立状態にあるが、被害を受けた地域のほとんどで水は引き始めている。
今日までに、死者は46人、負傷者29人に増えた。482家屋が倒壊し、2万ヘクタール以上の米、穀物、エビ養殖場が被害を受けた。被害額は2610億ベトナムドル(約1690万アメリカドル)と見積もられる。
国内対応
副総理大臣は洪水による被害に迅速な対応をするように命じた。政府はQuang Ngai,
Quang Nam, Quang Tri, Binh Dinh and Thua Thien-Hueの5つの県に対して洪水被害者に緊急食糧を配付するために米配給書を設置するよう求めた。
保健省は被災県での負傷者治療や、伝染病発生予防のために薬や他の医療品を提供し、また保健職員を、汚染された水や環境を衛生的にするために現地へ派遣した。ベトナム赤十字社は洪水被災者が必需品を購入するためのお金を配付した。
国際的対応
今のところOCHAでは国際的支援の要請を受け取っていない。
今日、国連機関、NGO、洪水・豪雨管理委員会(CFSC)代表,そしてベトナム赤十字でのジョイントチームのメンバーが集まり、洪水に対しての対応を話し合った。これによってワールドビジョンとセーブ ザ チルドレンのジョイントチームがQuang Ngai 県の最も深刻な被害にあった被災地域の現状査察のために出発した。そしてまた、CFSC、UNDP、オックスファムのジョイントチームも10月24日金曜日にBinh Dinh県へニーズ調査のために入る予定。県のCFSCと赤十字もチームを参加させる。
OCHAではハノイ国連駐在調整員オフィスと協力しながら密接に状況をモニタリングしている。
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