3400万人の被災地の生徒たちが学校に復帰

3400万人の被災地の生徒たちが学校に復帰
情報源:Xinhua
2008.08.31
5月12日の地震の被害地である四川省にいた3400万人の全ての生徒たちが月曜日に学校へ復帰できるようになると発表された。
33%の生徒たちは、元の学校に戻って再び授業を受けることができるようになる。38%の生徒たちは修復されている学校に通うことになり、28.4%の生徒はプレハブ校舎で勉強することになる。
最もひどい被害を受けた地域の2万人近い生徒たちは、学校に通うために故郷を出ることを余儀なくされるだろう。1万千人の生徒は四川の16の他市で学ぶことになり、他の生徒たちは25の他省で勉強することになる。
地元行政は、この地震や貧困で学校生活から遅れる生徒がでないようにしたいと語り、生徒たちに生活保障を与えていた。
日曜日の朝から、Qingchuanで合計1400人の生徒が新しい学期を始めた。

この3ヶ月間~5月12日の地震における香港のオックスファムから~

この3ヶ月間~5月12日の地震における香港のオックスファムから~
情報源:オックスファム
2008.08.25
オックスファム香港の復興訓練とこれからの救援活動計画
第一段階の緊急援助は完了しつつあるなか、オックスファムは被災者たちの生活を元に戻し、コミュニティーや学校の再建、精神的トラウマからの回復、災害に対する事前準備ねどに焦点をあてるようになってきた。推定総額1億3千万HDKだといわれている。
オックフファムはChengduにオフィスをおき、これからの5年間、四川での復興支援に協力したり経過をモニターすることにした。(仮設学校の設立やインフラ整備など)
また、Gansuにある、大きな被害を受けた貧困地であるWen省やWudu地域にも多くのお金を投資して、これからの3年間において救援活動を行う予定である。
活動内容
・地震に被害を受けにくい場所に、16この小学校を設立
・水道システムや道路など、地元の農業、養殖業の回復支援
都市部に遠く、多大な被害を受けている地域における被災者を優先的な援助対象に
オックスファム香港は、運送問題を乗り越え、最も被害を受けたとされるWenchuanやQingchuan、Maoにおいて救援活動を行っている。
オックスファムのこれまでの経験に基づくと、貧困地域は災害における被害がひどいかった。彼らは自分たちを守る手段が少なく、食糧支援が止まると、ひどく困る状況になる。貧困は、災害後の悲惨な被害を引き起こす、一つの大きな問題であるのだ。
これらの地域は、移動手段の貧困さやアクセス情報の少なさから、軽視されてしまうことが多く、そこに住む人々も外部の援助を受けるのは難しいと感じている。地震による被害は広く、Gansuでは100億棟以上の家が完全に破壊され、その他1,441,300棟の家が被害を受けている。それゆえ、1,564,000人の人が仮設シェルターをひつようとしているのだる。
この地震で大きな傷を負った人々や亡くなった人たち、普段の生活を壊されたことなどから、被災者たちはこの被害に立ち向かう元気をなくしていたため、オックスファムは速急な助けを求める人々への救援を焦点においた。それと同時に、将来起こりうるリスクを最小限にする活動も行っている。オックスファムは、現地を視察し、そのリスクを検証した。
安全確保を最も重要視しており、仮設学校を建てる際も、マグニチュード7まで耐えることができる材料を使うなどした。
オックスファムは、経済回復活動も行っている。この地震で貧困地域に影響がで、経済状況が回復していた地域もまた貧困に悩まされるよになってしまった。オックスファムは、この経済回復はインフラ整備や農業関連の回復とつながってくると考えている。

ジュンディチャリティーが被災地に1000組の冬用テントを寄付

ジュンディチャリティーが被災地に1000組の冬用テントを寄付
情報源:Jundi Charities
2008.08.06
地元政府機関や教会団体と共に、ジュンディチャリティーは、5月12日の残酷な地震が起こった日からその被災地においての救援活動を続けている。様々な分野でのボランティアチームを送ることに加えて、ジュンディと海外の協力団体は被災者に対して、6550組の品質のよいテントを送った。これらのテントは、海外から輸入されていて、総額は1億2千6百万RMBであった。輸入税免除におけるチャリティーである中国連盟のアシスタントや州、市、国の政府の協力のお陰で、24の村や町にいる52400人の被災者に一時的な居住地として提供することができた。
 同時に、ジュンディは、ウェンチェンやベイチュアンに点在する20以上もの村に住む43000人の被災者たちに総額300万円RMB以上になる645トンのお米や67.53トンの食用油も提供した。さらに、折りたたみ式のベッドや薬、懐中電灯、Tシャツやそのほかの生活必需品を様々な人々に提供した。
 お米や食用油を提供する過程において、ウェンチェンの役員たちがジュンディに冬用テントの提供を要請してきた。ウェンチェンは、輸送機関が入りにくい山間部に多くの被災者がおり、それゆえに、そこに移動住宅を建てることはとても困難であった。その地域は、冬が他よりも早く訪れるため、適切な家が建たなければ、被災者たちは過酷な状況に追いやられることになるのだった。
 この状況を知っていく中で、ジュンディは、海外の協力団体と共に、冬用テントを提供することを決定した。2週間の準備期間の後、1000組の冬用テントは、天津の関税の手続きを経て、中国チャリティー連盟の手助けを受けながら、4台の大きなトラックで四川に届けられ、それらのトラックは、8月1日の朝にDujiangyanに到着し、ウェンチェン政府が受けとって、小さなトラックで指定された様々な地域へと送られた。ジュンディやボランティアのスタッフが、後にそれらのテントの使用状況や貢献状況を調査しに行く予定である。
 2008年の7月の終わりまでに、ジュンディチャリティーは、援助物資において2000万RMB近くを投資しており、現在は、地元政府の要請に応える形で、被災地の再建プロジェクトを立てている。

Sdn Bhdが中国での四川地震での犠牲者を支援するためにマレーシアの赤新月社へRM350,000,00を寄付した。

Sdn Bhdが中国での四川地震での犠牲者を支援するためにマレーシアの赤新月社へRM350,000,00を寄付した。
 
情報源:Malaysian Red Crescent
2008.7.31
Sdn Bhdの協力事務マネージャーであるWahidが赤新月社の長であるHishamへ小切手を送った。その寄付金は、地震における被災者の復興支援を目的に様々な企業や雇用者から集められたものであった。
 
 つまり、国際的連盟事業の支援チームである赤十字とそれに関連する公的な機関との間の関係はすばらしく、被災地に対するすばやい反応を容易にしている。そして、今は再建へと向かっている。赤十字は、定期的に政治機関とともに調整会議へ関与しており、建設省の再建計画での議論に参加している。
 7月17,18日にXi’anで会議を開催し、マレーシア、アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダ、ドイツ、日本、シンガポール、タイ、大韓民国、国際連盟、赤十字国際本部や四川や香港の支部を含む10の赤十字赤新月社国際協会が参加した。会議では、再建計画や調整・協力における枠組みについて議論された。

子どもたちにもっとおもちゃを!

子どもたちにもっとおもちゃを!
情報源:Amity
2008.07.30
ジウロング学校では地震で壊されていない出入り口を見つけるのは不可能であろう。5月12日に殺人的な地震が四川を襲ったときには、ほとんどがなぎ倒され、瓦礫の中に立つわずかな教室だけがその学校で残った。学長であるLiさんは、校長がいまだ病院に入院しているなかで、学校近くのテントでアミティーと会った。
Liさんは、地震で、先生や子どもたちに起こったことを思い出しながら泣き始めた。‘何百人もの子どもやスタッフがあの地震で亡くなり、学校もいまや瓦礫の山である。子どもたちやスタッフに関する今までの情報も失ってしまい、あの地震から数日経った今も誰が地震で亡くなってしまったのかさえわからない。私たちは、生き残ったスタッフと先生たちを10このグループに分け、近くの村まで行き、私たちの学校に登校していた子どもで行方不明となっている子どもたちはいないか調べている。子どもを失った親の中には、大声で泣き出してしまう方もいる。この深い悲しみのなか、子どもたちの親の中には、なぜお前が私の子どもの代わりに死ななかったのか。と言う方もいる。私は、その言葉を聞いたとき、誰かが私の心を捻じ曲げているように感じた。私はなぜ私が子どもたちに代わりに死ななかったのだろうか’と、Liさんは話した。
ジウロング学校には、初等教育、村学校と幼稚園があり、900人以上の生徒とスタッフがいた。学校があるジウロングは、ロングメン山に沿う形である。地震が、山脈を引き裂いたとき、ジウロングのインフラ設備は破壊され、街や学校は大きなダメージを受けた。
Liさんによると、学校のスタッフは、死者の身元確認に奔走しており、救援に行く時間がないという。‘2,3日前、私たちは他の病院に運び込まれた先生を探していた。私たちにできることは、2人の先生を近くの病院や救援所へ送り、その先生を見つけることができるか運にかけてみることだけだった。2人の先生たちが目的地に着くと、彼らは、運びこまれた先生の親族がいないかと彼の名前を叫び続けた。数箇所回った後、私たちはついに彼を探し当てた。これが、地震の混乱のなかで私たちが、行方知れずとなった同僚を探しす方法です’と語った。
加えて、学校のスタッフが心配しなければならない問題は他にもある。仮設教室はもうすぐ完成間近で、子どもたちも授業を受ける準備は整っているが、学校設備がいまだ十分ではないとLiさんが指摘した。‘私が今できる唯一のことは、ボランティアたちにより多くの学校設備提供を呼びかけることで、もしそれが実現しなければ、いくら仮設教室が完成しても授業を行うことができない’
Liさんの努力は実り、野外活動用の設備や何台かのコンピュータを受け取ることが出来た。しかし、まだ幼稚園教育用の設備は十分でない。‘私たちは240人ほどの生徒を抱えており、彼らが学校に復帰したときは仮設教室に通うようになる。しかし、多くの子どもたちは、今回の地震で心に傷をおい、学校に来ることを拒否している。私たちのスタッフの中には、このような子どもたちが地震でおった傷から立ち直れるように活動しているものもいます’
Liさんは、こどもたちが学校に帰ってくるという自信を持っているが、いまだ幼稚園生に十分なおもちゃが揃っていないことを懸念している。‘もし、こどもたちの親がかれらの学校復帰に同意してくれるなら、私は、こどもたちによい教育環境と悲しい地震の記憶を拭い去るような助けやかれらに喜びを与えるような環境を提供したい’と言った。

数千人の親切な隣人たち

数千人の親切な隣人たち
情報源:Mercy Crops
2008.7.29
Qinjianrenjiaにある仮設キャンプの中に足を踏み入れると衝撃が胸に走った。キャンプ場で生活をしている人たちと共に過ごすことで心が温まった。
この仮設キャンプ場は、5月に起こった四川地震の被災者たちのために中国政府が建設したもので、Dujiangyanの災害を受けた街から離れたところにある。そのキャンプには街や周辺の村から13,000人もの人たちが来て生活している。地震が起こったとき、その場所は牧草地であった。2週間もしないうちに小さな町の仮設キャンプ場となり、道路やインフラが整備された。
標準中国語では、Qinjianrenjiaは‘繁栄している、勤勉な’という意味であり、また簡単には‘親切な’という意味もある。
キャンプ場内にある各住宅は、わずか20平方メートルで、4人が生活している。建物ごとに6つのこのようなアパートがある。そこには何百もの、このような小さくて粗末な家があり、私がその家の列を見下ろしたとき、そのキャンプの終わりが見えないくらいであった。
仮設住宅に住む家族は、彼らの村やアパートが再建されるまで、3~5年はここにすむことになるだろう。この事実と地震へのトラウマとの間で、我慢できなくなったり、この状況に発狂してしまうかもしれない。しかし、そのかわりに住民たちはここでの最高の生活を創り出しているのである。
家族たちは、小さな彼らの住居を快適なものにしようと大忙しで、家の外に花壇を作っている家族をみつけたりもしたし、他にも、周辺の道掃除を分担して行っている家族もいた。ここの住民たちはお互いに古い友人であるかのような振る舞いで、中にはそのキャンプ場に来る前から知り合いだったという人たちもいた。
Dujiangyanの街から来たルさんは、地震になにもかも破壊されて全てを失い、少なくとも40人ほどの彼女の隣人は命が助からなかった。その日、彼女は多くの生き残った隣人たちと同じ区画に住んでいた。
‘今の方が皆でいることが多い’と彼女は、10人以上集まってきた友人たちのなかで冗談まじりで言った。
近くで8歳のシンリュイちゃんが算数の問題を解いていた。これは休み中の宿題で、地震の結果、授業が中断してしまってからとても重要な宿題であった。Dujiangyanにあった彼女の家も、学校と同じく、地震で崩壊してしまった。たとえ私たちと話しているときでさえ、彼女はほとんど宿題から目を離そうとしなかった。
地元の女性組合と共に活動してきたマーシークロップスは、シンリュイちゃんのような子どもたちが地震のトラウマを乗り越え、この新しい状況を受け入れることができるように手助けをしている。子どもたちへの快適さ提供、前に進んでゆく力の後押しなど2つの若者に対するプログラムを供給して、ゲームなどよりも、地震での傷を癒す機会を与えることができるような活動を行っている。
ここQinjianrenjiaの子どもたちは私たちの周りに集まり、英語で挨拶しようと頑張っていた。8歳の男の子は、私たちにあめをくれたりもした。私たちが1粒取ろうとすると、何個か手のひらの中に飴を入れてくれた。彼の母親である33歳のデンチュアンさんは、四川の特別料理である豚肉料理の準備をし、‘この料理は皆を幸せにするのよ’と言った。おいしそうなにおいが近所の皆へと広がった。彼女は私たちを晩御飯に招待してくれたが、私たちは次の会議にいかなくてはならなかった。
このキャンプ場は必要性から離れて、この土地から始まった。しかし、それは、親切さ、気前の良さ、このキャンプ場をひとつのコミュニティーにした住民たちの共同制作である。

日本企業が中国地震被災地に飲料水を提供

Source: Deutsche Presse Agentur (DPA)
2008年7月22日
―東京DPA
日本の水システム企業「ウェルシィ」は、今週初めにも中国の地震被災者に飲料水を提供する予定だ。ウェルシィは中国で救援サービスを行う数少ない私企業の一つになりそうだ。
 ウェルシィは成都から北東約150㎞離れたMiyanyangの仮設住宅に住む1500人の人々のために井戸水浄化システムの設置を完了した。マグニチュード8の地震で強制退去させられた6万人の人々に飲料水を提供するためである。
ウェルシィによると、日本企業が最初に水のサービスを申し出た時、四川省政府は日本の技術的なものが地域に入ってくることを拒否したという。
 しかし徐々にシステムを設置することを受け入れてもらえるようになった。
 
 ウェルシイは6月初め、水質をテストするために避難所地域にリサーチチームを送った。
 「地震はしばしば自然の水供給を絶ち切ってしまい、人々はフィルターにかけられてない飲料水が病気を蔓延させるのではないかと恐れるようになる。」と、ウェルシィの社長福田章一氏は言う。
 福田氏はその地域を訪れた際、避難所の近くに衛生状況について警告を発する特大のバナーや旗に気づいた。
 福田氏は2007年7月の新潟の地震の際にも、地震直後に井戸水浄化システムを新潟政府に提供している。
 ウェルシィによると、井戸水システムは日本の病院・学校やその他の施設で幅広く使われている。地震の時であっても水資源を確保する事ができるからだという。
 福田氏は「中国で荒廃してしまった地域の被害は相当なものだろう。美味しい水を飲むことで被災者の方が多々健康やエネルギーを取り戻してくれることを祈っています。」と言った。

中国のNGO、成長に苦闘

情報源: The Christian Science Monitor
北京―
 四川地震から二ヶ月。中国の非公式な非政府組織ははどこに立ち位置を定めているのだろうか?
 緊急支援を行ったボランティア団体が広範囲で賞賛を得た二ヶ月後、現場の期待とは裏腹に、政府は彼らに対する制限政策を調整していない。
 ともあれ、多くの団体は震災支援を続けており、四川省の州都、成都にオフィスを開設している。
 しかし、今のNGOの主な困難は、政府が彼らの成長を阻んでいることが原因ではないという者がいる。原因は、彼らがどう成長すればいいのかわからないことにあるというのだ。
 「NGOにとっての最も大きな問題は、現場内部から起こっています。能力や手法が不足しているのです。」と、北京に基盤を措くフイゼレンボランティア開発センター長のツァイ・ヤンはいう。「現場で働いている人々は、プロではありません。」
 
 震災の支援においては、ボランティアの仕事内容がしばしば重なったり、衝突したりしていた。悲劇の大きさに加え、多くの人々はどう支援すればいいのか分からなかったため、コーディネートは困難であった。
 ツァン・ウェイ氏は「これが意味するのは、あるところでは供給過剰である一方、多くの需要が満たされることがなかったということです。」という。
 彼は薬の供給がほとんどない中、水のケースをどんどん届ける人々を覚えている。「何処に行っても水のボトルを持って挨拶をする人がいました。」と氏は言う。
 
 さらに氏は、「訓練されていないボランティアは問題を悪化させることもあります。」とつけ加える。「例えば、ある人は怯える子どもに対して悲しみを隠して勇気を出すようにカウンセリングする一方、ある人は彼に泣くことを奨励するのです。」
 ノウハウの欠如は、資金集めのみならず、組織がオープンであることを妨げる。多くのNGOは理念を持たず、寄付金をどのように使用したのかを追跡しないという事態も起こっている。
 
 しかしながら次第により多くのNGOが国際基準を採用するようになってきた。国際コミュニティは中国のNGOがよりプロフェッショナルとなれるように支援することが必要である。中国のNGOにとってはサービスを向上し、次第にそれを世界の他の地域に広げていくことが責務であるのだ。

ハビタット・フォー・ヒューマニティ、中国の震災被災地四川省で復興支援を計画

国際NGOハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルが政府と共に取り組んでいる復興計画と、同NGOのCEOの四川訪問についての記事です。
-アトランタ、バンコク
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルと中国政府役人は、長期的かつ持続的なハビタットの復興事業を打ち立てるパイロットプロジェクトに取り組んでいる。この事業では5月12日の地震によって荒廃した広範囲の中国南西部の家屋、生活再建を行う。
 四川省の省都である成都の北東部コミュニティに住む100家族は、このパイロットプロジェクトから利益を得る事になっている。
 ハビタットのCEOジョナサン・レックフォードは最近の四川訪問の間、最初のプロジェクトの対象地であるジンヤンで家族や役人と会い、その他の被災地のコミュニティを訪問した。
 「荒廃度合いは私が見た中でも最悪の部類のものです。」レックフォード氏は言う。「亡くした家族や近所の人、クラスメートの話には心が痛みます。しかし、私は人々の回復力に驚きました。」
 ハビタットは復興のために、500万ドルのアピールキャンペーンを打ち立てた。山間の省のさらに僻地のところにも焦点を当てていく予定だ。
 ジンヤンは一連のパイロットプロジェクトの最初の地となる。1000家族を支援し、さらに何千もの家族を助ける容量を作っていく予定だ。
 ジンヤンは元々、多くの村に囲まれた10の町から構成された農村地区であった。
地震は680人の命を奪い、7万の建物は崩壊もしくは損傷した。人口の3分の1である6万ほどの家族はホームレスとなり、今はテントや仮設住宅で暮らしている。6万ほどの子どもたちは学校に行けないままだ。
住宅の再建には少なくとも3年はかかる。5分の4の家族が既存のコミュニティで再建を行うことが望まれている。
しかし再建においては、レックフォード氏は「地震に耐えうる家を建てることが重要です。私たちが見てきたほとんどの家屋は、地震の力で崩壊した、凹んだセメントブロックと屋根を支える重い梁木で作られていました。」と言う。
レックフォード氏はその他、中国に加え、バングラデシュ、タイ、カンボジア、韓国、日本でのプロジェクトを視察した。
情報源:Habitat For Humanity Internationalホームページ
    http://www.habitat.org/newsroom/2008archive/07_14_2008_HFH_plans_rebuilding_China.aspx

中国四川省地震 NGOによる緊急支援

5月29日にオックスファムとワールドビジョンから発信された記事です。それぞれ緊急支援活動についての情報です。
情報源: Oxfam
日時: 2008年5月29日
Oxfam香港は四川省とOOの生存者に対する初期復興支援の段階に入った。
5月30日、香港ドルで7100万ドルの寄付を受け取ったOxfam香港は、住宅物資や食料、薬や衛生物資の配給を行っているが、現在、私たちは援助物資の配給から中長期的な復興計画のほうへと焦点を合わせている。
Oxfam香港 1万人の学生に10の新しい学校を提供
Oxfam香港の支援は復興の段階に入った。6月2日日曜日にはフィールドオフィスをin Chengdu, Sichuan, に開設し、Sichuan and Gansuの9の地域に中長期的なプロジェクトを概観する。進行中のプロジェクトは1万人の学生に10の学校をつくる計画だ。そのうち二校は、Mianzhu and Pengzhouの1400人の学生と先生のためのもので、既に建設に必要な政府の許可を得ている。 Oxfam香港は現在、トラウマを経験した児童に対して心理カウンセリングを行っている。パートナー団体である西中国公衆衛生学校のカウンセラーたちは、Dujiangyinの子どもたちを週に3回支援している。カウンセリングへの需要は高く、より田舎の地域へも拡大する予定だ。
Oxfam香港はSichuan and Gansuの両方で活動しており、9つの地域で124,000人以上の人々を支援している。5月29日午前で、寄付はアメリカドルで895ドル集まっている。
<Oxfamの緊急援助の概要>
●四川省
・廣元市、綿竹、什邡市、安县の町である秀水镇において、8600以上の家族に12000の毛布を提供。
・安县の町である秀水镇, 綿竹と什邡市の5つの町において5万人に31万2000包の牛乳を提供。
・青川县に2000ボトルの料理油, 10000パックの保存野菜、5つの町の5400人に医薬品を提供。
・青川县のその他の3つの村に5000人の村民に20トンの米と5トンの料理油を、綿竹、安县の2000人に20トンの料理油を提供。
・茂县の30家族に30ロールのビニールシートを提供。
・公衆衛生への取り組み:绵阳市, 都江堰市, Chendgu市and 北川市その他において、固形ごみの処理、飲料水の支給、健康教育、感染症の調査を行う。また、感染症予防のための2000のリーフレットが配られた。殺菌・消毒は現在進行中だ。
●甘肃省
以下のものを提供。
– 1000袋の粉ミルク、236トンの小麦粉、 1620バレルの食用油
– 2140の毛布、4800ボトルの洗浄水、8000個の石けん、1600の懐中電灯
– 540のテント、とWenxiの11の村に6500人に医薬品
情報源: World Vision
日時: 2008年5月29日
余震・洪水の脅威、地震の生存者や救援活動に危険を残す
World Visionスタッフより
・テント・ブランケット・防水シート・米、避難所用具など、World Visionの配給は続いており、救助隊は困難な状況下で活動を行っている。
地震が襲った四川省では余震・洪水・地滑りが続いており、人々は脅威を感じ、またWorld Visionなどの援助機関の救援活動に危険を残している。生存者とスタッフの安全を優先している。
・救助機関は開けた地域に災害準備活動を行い、子どもたちが余震に対処できるよう助けている。
・スタッフはヘルメットを装着し、5~6人のチームで救助を行っている。
World Visionのプロジェクトに余震の影響なし
・余震による配給プロジェクトやスタッフへの影響はない。しかし、42万戸が倒壊したと伝えられている。
・四川省に必要とされているものはたくさんあり、特に仮設住宅への需要が大きい。4560万人が影響を受け、520万人がホームレスとなっている。
・中国大地震における死者行方不明者数は8万8千人に上り、キリスト教救援機関は35万人の生存者たちに今後3年間短・長期的な援助を行うことを計画している。