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汎米保健機関は、ハイチ危機においても保健センターに対しての尊重を求める

汎米保健機関(以下PAHO)は、この機関はハイチでのすべての派閥に対して病院と保健センターへの中立性を尊重することを求めている。すでにいくつかの病院やセンターでは武装襲撃を受け、従業員や患者を追い出すこととなっている。
この機関は影響下にある病院への医療物資を調整し、保健体制のサポートを強化するなど、ハイチの人道的危機からの回復のために働きかけをしている、と緊急準備及び災害救援プログラムのPAHOの長であるDr. Jean Luc Ponceletは話した。
ハイチの事務所では、ポルトープリンスにある緊急事業センターを通して働きながら、他の非政府機関である国連機関と協同して保健部門活動を主導している。
Ponceletはこう続けた。「現在の最重要課題は必要不可欠な薬品やサービスを最も弱い立場である住民に供給し続けること、調達的な支援を強化すること、そして私たちが特有の病気データを得ることが出来たり病院をモニターしたり出来る場を再開させることです。」
1992 年創業でこのような必要な薬品を売っている、ハイチ中心にある薬局PROMESSは力をつけてきており、PAHOは赤十字、国境なき医師団、CAREやその他の機関と密接に提携し、薬剤物資を確保している。ハイチへ115万ドルの人道的援助を貢献したカナダは35万ドルを PROMESSに提供するつもりだ。アメリカ国際開発庁は12の薬品と3台の手術キットに加えて、40万ドルを貢献し、またハイチのOAS、 Special Missionのために100万ドルの寄付をしている。
PAHO の専門家は保険システムや非政府組織のケア提供者と共に働くことを継続し、また赤十字と一緒に保険ケア提供者の訓練続け、そして薬品や機器の輸送を確保するように運営している、と、PAHO事務所は語った。必要不可欠なのは発電機を保持する燃料、水道設備、健康管理設備、ワクチンを冷やしておく冷蔵庫のプロパンガスである、とハイチのPAHOのスタッフは言った。
PAHOは主な公立や私立の病院で必要性の調査を行っている、また専門家は人道危機管理の中にある国をサポートしている。アメリカの国際開発庁やヨーロッパ連合人道援助事務所は疫学監視プロジェクトに資金提供を行った。
汎米保健機関(PAHO)・・・1902年設立。世界最古の公立機関としてアメリカの全土で人々の健康と生活水準の向上に対して働きかけ続けている。また、世界保健機関のアメリカ地域事務所としても務めている。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:汎米保健機関(PAHO)
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