ハビタット・フォー・ヒューマニティ、中国の震災被災地四川省で復興支援を計画

国際NGOハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルが政府と共に取り組んでいる復興計画と、同NGOのCEOの四川訪問についての記事です。
-アトランタ、バンコク
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルと中国政府役人は、長期的かつ持続的なハビタットの復興事業を打ち立てるパイロットプロジェクトに取り組んでいる。この事業では5月12日の地震によって荒廃した広範囲の中国南西部の家屋、生活再建を行う。
 四川省の省都である成都の北東部コミュニティに住む100家族は、このパイロットプロジェクトから利益を得る事になっている。
 ハビタットのCEOジョナサン・レックフォードは最近の四川訪問の間、最初のプロジェクトの対象地であるジンヤンで家族や役人と会い、その他の被災地のコミュニティを訪問した。
 「荒廃度合いは私が見た中でも最悪の部類のものです。」レックフォード氏は言う。「亡くした家族や近所の人、クラスメートの話には心が痛みます。しかし、私は人々の回復力に驚きました。」
 ハビタットは復興のために、500万ドルのアピールキャンペーンを打ち立てた。山間の省のさらに僻地のところにも焦点を当てていく予定だ。
 ジンヤンは一連のパイロットプロジェクトの最初の地となる。1000家族を支援し、さらに何千もの家族を助ける容量を作っていく予定だ。
 ジンヤンは元々、多くの村に囲まれた10の町から構成された農村地区であった。
地震は680人の命を奪い、7万の建物は崩壊もしくは損傷した。人口の3分の1である6万ほどの家族はホームレスとなり、今はテントや仮設住宅で暮らしている。6万ほどの子どもたちは学校に行けないままだ。
住宅の再建には少なくとも3年はかかる。5分の4の家族が既存のコミュニティで再建を行うことが望まれている。
しかし再建においては、レックフォード氏は「地震に耐えうる家を建てることが重要です。私たちが見てきたほとんどの家屋は、地震の力で崩壊した、凹んだセメントブロックと屋根を支える重い梁木で作られていました。」と言う。
レックフォード氏はその他、中国に加え、バングラデシュ、タイ、カンボジア、韓国、日本でのプロジェクトを視察した。
情報源:Habitat For Humanity Internationalホームページ
    http://www.habitat.org/newsroom/2008archive/07_14_2008_HFH_plans_rebuilding_China.aspx