ウィークリーレポート22

ウィークリーレポート22
情報源:OCHA
2008.10.28
軍隊活動が市民に影響を与える
今週は、IDFの活動の結果、死者はでなかったが、2人の子供を含めた5人のパレスチナ人が負傷した。その子供の中には、15歳の女の子が含まれている。彼女は、学校に投げ込まれた弾薬による火事が原因だった。その弾薬は、IDFの軍隊によって火がつけられていた。IDFは、Al Maghaziの西の国境付近で火をつけたが、誰も負傷はしなかった。他の4人の負傷者は、El Far’aとTuquにおけるパレスチナ人とIDFの衝突による被害だった。
Tuquでの暴動の発端は、86歳のイスラエル男性をTuquのパレスチナ人が殺害した事だった。襲撃者は逮捕の途中に銃で撃たれ、警察官の一人も刺された。襲撃者の家族は、IDFによる強奪や取り壊しを恐れて、家の中のものを全て移動させた。
今週のIDFにおけるサーチは先週に比べて増加したが、2008年の週の平均には近いままである。また、IDFによるパレスチナ人の逮捕も先週と比べると急激に増加している。しかし、この数は年の初めからの週の平均よりは39%低い。
ガザでのトンネル崩壊でさらなる死亡者
10月25日にトンネルの崩壊事故でパレスチナ人の男性が亡くなった。彼らの遺体は、エジプトのレスキューチームによって救出され、ガザに手渡された。国境の近くで他のトンネル事故があったが、負傷者は出なかった。同日、エジプト安全軍隊は、ガザ・エジプトの国境で3つのトンネルを発見し、破壊した。警告は事前に行い、負傷者の報告はなかった。イスラエルとエジプト間での交易が休止してから、ガザとエジプトの国境付近にトンネルが急増したのである。