ユニセフ北スーダン洪水状況報告―外部2007年7月

1.北スーダンでの洪水による影響を受けた地域
スーダン政府は、北、南、西ダルフールと同じく、北Kordofan、White Nile、KassalaとRed S
ea州に、鉄砲水の警告を出した。この緊急事態は、雨季のかなり初期で、洪水状況は、さらに悪化
すると予想されている。
ピークの洪水時期は、7月15日から8月終わりの間である。Kassalaでは、EI Gasha川がすでに
洪水しており、1988年の巨大洪水期間より、さらに水位が高い。同様に、ナイルは、Khartoum
地域で監視されており、エリトリアとエチオピアの政府監視機関と緊密に連絡をとり合っている。ユニセ
フは、少なくとも、111,000人を援助し、そのうちの55,000人以上が子供達である。
KASSALA州、Kassaka町:7月5日木曜、EI Gosh川の水位は、5.7メートルに上昇し、その
7箇所の堤防が、決壊し、KassalaとAl Gash地方を水浸しにした。これは、主流の東と西側を抜
けて、川に新しい流れをつくる結果になった。そして、ひどい、家屋の損失を引き起こした。Kassala
町の各機関協力組織の調査は、22箇所が影響を受け、損害を受けた数は、1067世帯を超え、
さらに、342の家が全部崩壊した、と示している。AI Gash地域の5つの村が、影響を受けた。Ka
ssalaの町で、水供給、電気、通信のネットワークは、現在のところ、影響はない。エリトリアからの報
告によると、エリトリアの集水地域で、さらに多くの雨量が、予測されている、と示されている。このレポ
ートの執筆時点では、川は安定し、更なる鉄砲水はここまで無い。Kassala町へとKassala町から
のアクセスは、影響を受けていない。
Aromaの町;KASSALA:7月11日にEI Gasha川は、堤防を壊し、Aroma町の一部とKas
salaの北45km、取り囲んでいる4つの村に氾濫を起こした。この町は、洪水の後の始めの2日間、
アクセスできないようになった。州市民が守備(防衛)している間、軍と警察は、人びとを避難させよう
としたが、大多数の影響を受けた世帯は、その地域を離れないことを選んだ。町から洪水の水を排
水するために、地域の当局は、アスファルト舗装の道路を壊し、孤立の一因となっている。これは、現
在、救援物資を運ぶトラックを通すために修復された。航空写真は、地域が大量の水で埋め尽くさ
れていること示している。Aromaでは、水のパイプラインは、洪水の水からの被害を受けた。衛生も
又、地域の簡易公衆便所の損傷で影響を受けた。
WHITE NILE STATE:およそ2,000人の人びとは、White Nile州の豪雨によって、直接被
害を受けた。多くの家―主に、泥のブロック、草ござや材木で作られている―は壊された。洪水によっ
て被害を受けた人びとは、伝えられるところによると、崩壊した家の横の戸外で住んでいる。これらの
地域の一般的な衛生は、極端に貧しい。そして、被害を被った地域の健康施設は、AWD(Acute
Watery diarrhoea 急性水様性下痢症)や他の伝染性の疫病を防ぐことを含む、ニーズの増加に
応じるのには、十分でないかもしれない。
BLUE NILE STATE:被害を受けたダムからの洪水の波は、家屋を崩壊させ、見積もって、Blu
e Nile州のBout町の1500の家庭に影響を与えた。100人の全壊した家の住人を含む、200人
を超える緊急避難支援が必要とされる。町の構造基盤は、被害を受け、道路でのアクセスは難し
い。4箇所の学校は、部分的に、被害を受け、それは、女子の学校の3教室を水害で失ったものを
含む。最も近い病院は、事実上、住民から遮断された。安全な水と簡易公衆便所のアクセスは制
限され、道での公然排便が起こっている。多くの被害をおった家庭は、町の被害を被っていない世帯
によって受け入れられた。Tadamonでは、報告によると、500を超える家が、洪水によって損害を受
けたり、破壊されたりした。常設の学校の4つの教室は、洪水により被害を受けており、遊牧民学校
の3つの教室は崩壊した、と報告された。洪水の前に、1週間に平均8人であった下痢の患者は、洪
水後、15人までに上昇した。町には避難民を受け入れる許容量があり、現在、損害に応じる物資
が十分にあるが、アクセスは、ヘリコプターが唯一の被災地へ通じる手段であり、主要な課題である。
KHARTOUM:Khartoumは、Jebel Awlia地帯が洪水に襲われた。そこは、すべての家屋の
3/4が損害を受けたと見積もられている。きれいな水へのアクセスは、欠如しており、すべての簡易公
衆便所は、ほとんどその地域で使う事ができない。孤立した学校もあり、ほとんどの店は開かれてい
ない。Khartoun北部では、見積もって、4450の家庭が、洪水によって深刻な被害があり、彼らの
家々は、部分的に、又は完全に崩壊した。3箇所の学校が破壊し、1箇所の健康センターは水浸し
になり、アクセスすることができない。MayoとEI Salaamキャンプでは、2000にも上る世帯が被災
した。衛生施設はひどく損害を受けた。
NORTH KORDOFAN:6箇所の場所では、洪水によってかなりひどく襲われた。政府―INGO
調査は、8800を超える世帯が被災し、早急の支援が必要と見積もっている。洪水の水は、いくつ
かの被災した村を孤立させた。
情報源:United Nations Children’s Fund (UNICEF)
原文URL:reliefweb.int
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