UNHCR、パキスタン・アフガニスタン国境のアフガン難民キャンプを閉鎖

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が金曜日に発表したところによると、キャンプ人口の減少と、孤立した水資源のない場所であるという理由で、パキスタン・アフガニスタン国境のShalmanにあるアフガニスタン人難民キャンプを3月一杯で閉鎖することとなった。
Shalman難民キャンプはパキスタン側北西辺境州のカイバル峠の近くに位置し、現在、およそ1万人のアフガニスタン難民を収容している。UNHCRは人道援助の供給が一層困難かつ費用がかかるようになったという理由から当該キャンプの閉鎖を決定した。
1月に行われたUNHCRによる調査によると、キャンプ住民のうち約半数が、キャンプが閉鎖する3月にアフガニスタンに帰りたいと望んでおり、他の住民は北西辺境州のKotkaiにある他の難民キャンプへの移住を望んでいる。
Shalmanとkotkaiにあるキャンプは、双方ともいわゆる“新設”のキャンプで、タリバン政権を終焉した2001年のアフガニスタンでの戦争の影響を逃れようとした難民を保護するために設置された。
任意帰還プログラムの下UNHCRは、タリバンの崩壊以来およそ190万人のアフガニスタン人をパキスタンからアフガニスタンへ帰すための援助をした。そしてUNHCRは今年、さらに40万人までの帰還を支援する準備をした。
原文URL:http://www.reliefweb.int
情報源:新華通信網
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