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学生・若者による「やさしや足湯隊」を応援してください!
学生・若者を中心に令和6年(2024年)能登半島地震の支援として結成した「やさしや足湯隊」のクラウドファンディングを始めました。皆様からいただいたご寄付は学生・若者が活動する際の交通費半額補助・消耗品費として使わせていただきます。
私達の活動では足湯ボランティアを中心に行っています。足湯ボランティアは、阪神・淡路大震災の際に被災地KOBEで始まり、全国に広まった活動です。タライにお湯を張って足をつけ、被災者の方の手に触れ、さすることにより様々なつぶやきが聞こえてきます。世代を超えて活動できるのが足湯ボランティアです。足湯につかりのんびりした空間を作ることで、疲れやストレスを少しでも解消していただきたいと思っています。
みなさまの温かいご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
詳細は以下から↓↓
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学生・若者による「やさしや足湯隊」を応援してください!
学生・若者を中心に令和6年(2024年)能登半島地震の支援として結成した「やさしや足湯隊」のクラウドファンディングを始めました。皆様からいただいたご寄付は学生・若者が活動する際の交通費半額補助・消耗品費として使わせていただきます。
私達の活動では足湯ボランティアを中心に行っています。足湯ボランティアは、阪神・淡路大震災の際に被災地KOBEで始まり、全国に広まった活動です。タライにお湯を張って足をつけ、被災者の方の手に触れ、さすることにより様々なつぶやきが聞こえてきます。世代を超えて活動できるのが足湯ボランティアです。足湯につかりのんびりした空間を作ることで、疲れやストレスを少しでも解消していただきたいと思っています。
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13 hours ago
「ウクライナ子守ボランティアレポート」No17
11月16日のウクライナ料理会に参加して下さった学生ボランティアさんから感想をいただきました。ぜひご一読ください!
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ウクライナ料理会では、近隣に住むウクライナの方々や掲示板を見て訪れてくださった方々など、さまざまな人々と交流する機会がありました。料理ができるまでの間、私は子守りを担当し、子どもたちと一緒に遊びました。最初は緊張していた子どもたちも、厨房から聞こえる楽しげな声を耳にしながら、「これがしたい!あれがしたい!」と笑顔で遊びに夢中になっていました。
待ちに待ったウクライナ料理は本当に美味しかったです!一方で、戦争が始まってからすでに2年以上が経過し、多くのウクライナの方々がいまだに母国に帰れないという現実を改めて痛感しました。これからも可能な範囲で支援を続けると同時に、皆さんが再びウクライナで安心して暮らせる日が来ることを心より願っています。
(奈良女子大学 植田晶菜)
*CODEでは、2015年にCODE未来基金を立ち上げ、災害NGOや国際協力を志す若者を応援しています。未来を担う若者たちの活動にご支援、ご協力お願いいたします。
ご寄付はこちらから。
code-jp.org/donation/ ... See MoreSee Less
2 weeks ago
「ウクライナ子守ボランティアレポート」No16.
11月16日にポートアイランドにてウクライナ料理会を開催しました。
当日は港島コミュニティセンターにてウクライナのOlさんから料理「ボルシチ」と「ブリンチキ」を教えてもらいながら、地域の方々と一緒に調理しました。学生ボランティさんは集まった子ども達と楽しく遊んでくれました✨
調理中はウクライナ語・ロシア語のみ話される方も料理の手振りや見本を見せながら、交流。その後「見たことがあります、同じ棟に住んでいたんですね」とGoogle翻訳を使ってお互いに会話をされていたりと料理は人をつなげるなぁ、、と感じました。ウクライナの方々同士もそれぞれ出身地域が異なるので、ボルシチも家庭や地域によって味や作り方が異なるそうです。
来られた方からは「海外の作ったことがないお料理を知ることができ、またウクライナの方々と交流できとても楽しかったです。身近に住んでいる方々がいるのに、接点がなかったので、このような交流会に参加できて良かったです。何か出来ることがあれば携わりたいという気持ちにもなりました。ありがとうございました。」と感想をいただきました。
料理会に集まられたウクライナの方々は現在、日本語学校に通いながら仕事を探されていたり、高校受験のために勉強をしていたり、オンラインでウクライナの仕事をしていたりとそれぞれ日本での日常を歩まれています。ですが、少なくなった報道から知るウクライナ・ロシアの戦争の状況は本当に悲惨で、近頃は私の大学のウクライナから避難している友達Rちゃんの故郷ドニプロが、ICBM(大陸間弾道ミサイル、今回ロシアで初めて使用)のターゲットになりました。戦争や紛争が起きている様々な地域で「平和」が訪れるのは一体いつになるんだろうと考えてしまいますが、今自分にできる野菜便や子守ボランティアでの足元での取り組みを大切にしていきたいです。
(CODE学生スタッフ 島村)
*CODEでは、2015年にCODE未来基金を立ち上げ、災害NGOや国際協力を志す若者を応援しています。未来を担う若者たちの活動にご支援、ご協力お願いいたします。
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2 weeks ago
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被災地NGO恊働センターニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.122
水害編―26 能登半島支援 緊急支援のお願い!!
輪島市町野町の「もとやスーパーさん」が、仮営業という形で再スタートされた。同スーパーには、水害のあった9月21日の1週間前に足湯ボランティアでお世話になったところだった。(関連のことは、本ニュースNO107を参考)
「次は9月末くらいにまたできれば…」と、お母さんと話していたのに…。 同スーパーの本谷一知社長さんは、水害後まだ店内に水が引いていないところに、簡易の寝床を確保して、そこで寝ていたそうだ。店内の水があるところで、「おたまジャクシが泳いでいたよ」と笑っておられた。地震の被害ですでに大きな損失となっただけに、この記録的豪雨災害により、地震被害をはるかに越えるほどの二重被害となりました。
同社長は、一時は「再建は無理かも…」と悩まれたとのこと。でも、これまでお世話になった人たちが、「再建はまだ?」と多くの方たちが応援してくれたので、今は、仮営業だけれど、1月には本格的な再建に・・・と決意されたのです。 本ニュースNO107で、「もとやスーパーは創業70年で、この町野町には1件しかないスーパーだ。輪島市と石川県が早急にこのもとやスーパーの再建支援計画を提示するべきだ。それが、何よりもの支えになる。」と書かせてて頂きました。広い地域である町野町で、たった1件しかない、住民の“台所”、あるいは“胃袋”、あるいは“生活雑貨”など、生活を支えるスーパーなのです。こんなときは、市や県は、まず優先的にも何らかの再建策を提示し、全面的な財政支援を施すべきだと、強く主張したい。
それは、前述したように生活を支えている上に、ともすれば最も大切なのは、地域のコミュニティ再建の拠点となってきたという、暮らしには欠かせない役割を担われているということなのです。行政の1面的な見方で、被災者の再建は十分にならないということを理解して欲しい。石破茂新政権で、「防災庁」設置が決まったが、同庁が最も大事なのは、「暮らしの再建は被災者主体」ということを忘れて欲しくない。
(被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)
*私たちは、日本財団からの助成を受けて活動しています。
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。
引き続き現地からの情報を発信していきます。
ブログはこちら→https://ngo-kyodo.org/2024noto/2024/11/23/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%bc%89%e8%83%bd%e7%99%bb%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e6%95%91%e6%8f%b4%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%80%8dno-122/
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。
・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。.. ... See MoreSee Less
3 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.121
やさしや足湯隊レポートNo.13
やさしや足湯隊第22便(11月1日~4日)の活動報告です。第22便は学生2名、社会人4名、CODEのスタッフが2名の合計8名での活動でした。
11月2日の午前中は2班に分かれて、1班は足湯隊のメンバーと他の団体の方々と一緒に壁剥がしの作業を行い、2班目はOさんのお宅に伺って訪問足湯を行いました。午後からは、宅田第一仮設で足湯ボランティアを行いました。
11月3日も同じく2班に分かれて、1班目の午前中は河原田公民館で足湯ボランティアを行い、午後は輪島中学校で足湯ボランティアを行いました。2班目は、前日に足湯をさせていただいた方の近くのお家の床板はがしを行いました。
今回の足湯の「つぶやき」とボランティアさんの感想の抜粋です。ぜひご一読ください!
◎「つぶやき」
・仮設にいてもすることないからここでいつも遊んでる。 ここはみんな知り合いだからね。(70代 女性)
・土砂崩れで道が通れなくなったんだよ。最近復旧してまた片付けに行くようになった。(週に何回ぐらい行くんですか?と尋ねると)多いときは週2,3回。うちは電気がまだ来てないのよ。だから暗いなか一晩泊まることもある。家に帰るときは二人で。お年寄りの車がない人は行けないからね。(60代 女性)
・こんな下手な話を聞いてくれてありがとう。(70代 男性)
・ランドセルが流された。(10歳未満 男性)
◎ボランティアの感想
・「被災の方々の身体にさわらせてもらうという事は、心を開いてもらっているということ」 「丁寧に手をマッサージすることで相手を大切に思う心が伝わる」という言葉が印象に残りました。まさに、避難された方々の生の声を聞かせていただいたことで皆さんの心の内の一 端を感じることができ、災害を感じる貴重な経験ができました。
・地震の時の話をされた際、全員共通して険しく、悲しそうな顔をされていた。また大災害が起きるかわからない、そのような不安を口にされていた方もいた。私は、その話を頷いて聴くことしかできなかった。学校の授業で習ったどんな言葉より被災者の方の声が1番重かった。
・ただでさえ人口減少が進みなにもしなくても衰退していく今般、「復興」にはボランティア、行政、民間、被災者のかた自身が同じ方向を向き協力していくことが不可欠だと感じました。その中で足湯ボランティアは、最も近い距離で被災者の方の声を聴き、その声を発信・周知し、他団体からのさらなる適切な支援につなげるという重要な役割を担っていると考えました。その一端を担い、ボランティアの役割について考える貴重な機会を経験させていただき本当にありがとうございました。ぜひまた参加したいと思います。
いつも足湯隊の活動を応援してくださっている皆さま、ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いいたします。
(CODE海外災害援助市民センター 山村太一)
*足湯隊は「兵庫県防災士会」「被災地NGO恊働センター」
「CODE海外災害援助市民センター」の連携のもと行っています。
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。
ブログはこちら→ ngo-kyodo.org/.../%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6.../
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3 weeks ago
【リマインド】やさしや足湯隊交流会のご案内
リマインドでも流しましたが、下記のイベントを開催します。
お陰様で「やさしや足湯隊」は現在、先遣隊~第23次隊(のべ212名)までが活動しております。
そして、これからも継続して能登に寄り添えるように足湯ボランティアは続けていこうと思います。
今後の能登半島の復興を考える上で、一度足湯ボランティアの意義や拾った「つぶやき」の意味を、
みんなで考える機会を設けたいと思います。
ボランティアに参加された方やボランティアに参加してみたい方、能登半島の現状やどんな活動を行なっているんだろうと気になる方など、
どなたでもご参加下さい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【やさしや足湯隊 交流会】
◇日 時:2024年11月30日(土)14:00~17:00
◇場所:こうべまちづくり会館
(神戸市中央区元町通4丁目2‐14)
◇参加費:無料
◇開催:対面(オンライン zoomも可)
◇申し込み:https://forms.gle/1LMDVrGsoxuJVXVL8
オンラインの方は、11月28日(木)までに申し込みください。翌日の29日にメールにてzoomのURLを送らせていただきます。
主 催:兵庫県防災士会
被災地NGO恊動センター
CODE海外災害援助市民センター
ぜひ、気軽にご参加ください! ... See MoreSee Less
3 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.120
水害編―25
能登半島支援 緊急支援のお願い!!
9月21日の記録的な豪雨水害で、輪島市西保地区の7集落の内6集落の道路が大規模陥没、流木、倒木、山崩れで土砂が被り、田畑にも及ぼし大な二重被害となりました。
(現段階では、小池、下山は車で通行可能となりました。その他の集落は途中から徒歩でしか行けない状態)
その中で上大沢という集落も、おそらく数カ月は集落に帰れないだろうという被害です。被災者の多くは“着の身着のまま”で、輪島市内の仮設住宅に避難して来られたので、衣類は夏物、布団も薄っぺらい夏用という事態になりました。そこで、当NGOは阪神・淡路大震災以来、補完的連携をしながらともに活動をしてきた「生活協同組合コープこうべ」さんに衣類(古着)の提供をお願いし、組合員さんの自主的な活動で大量の冬物衣類を集めて頂き、上大沢の被災者に届けました。湯たんぽは、白元アース株式会社さんに寄贈して貰いました。
さらに、冬用の布団も山形県米沢で活動する「NPO結いのき」さんにお願いして、上大沢の全世帯に配布できる上下セットを提供して頂き、先日配布が終了しました。(同「結いのき」さんは、元日の地震以来、すぐさま衣類や布団を集めてくださいました。)
こうして私たちは、9月21日の二重被害という甚大な惨状を受けて、ボランティアとして何ができるのか?住家や店舗を浸水させた泥出しや使えるものの掃除、洗浄などはもちろん、水害時にはこれまでも行なって来たので、今回も翌22日から「やさしや足湯隊」を急遽「水害支援隊」に切り替え、即対応をしてきました。
ただ、先述したような救援物資を集め、届けるという、特に技術や経験をそれほど必要としない、言い換えれば物を媒介として被災者に寄り添うだけで、被災者が少しでも元気になってくれるという意義を学ぶことができました。
実は、このボランティアの“1丁目1番地”とも言える行動を振り返ると、30年前の阪神・淡路大震災で、故中井久夫さん(当時神戸大学医学部精神科教授)が、いつもボランティアに言っておられた「ボランティアは傍にいるだけで価値があること。」の再現であることを痛感した次第です。特に二重被害となった能登半島の被災地に最も必要なのは、大量のボランティアの存在なのだということを忘れてはならないと思います。今からでも遅くない!
(被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。
引き続き現地からの情報を発信していきます。
ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/
■活動支援金のご協力をお願い致します。
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・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
3 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.119
やさしや足湯隊レポートNo.12
やさしや足湯隊では、CODE海外災害援助市民センターのインターンも活躍しています。今回は第21便を率いた安福瑞希さんの感想レポートです。
ぜひご一読ください!
—————————————
第5次水害隊は10月27日、避難所である輪島中学校で足湯を行った。発災から約10か月後、私は初めて避難所を訪れた。輪島中学校は約70人が避難されており、その多くが高齢者、そして地震と水害の二重被害を受けた地区の方々だ。体育館内は非常に静かで、避難者らは近所同士静かに話しているのが印象的であった。
一番に驚いたことは避難所の食についてだ。時々炊き出しが行われるそうだが、基本的に朝はパン、昼と夜はお弁当が支給されている。
その日の夜ご飯はコロッケがご飯の上に乗った野菜カレーだった。高齢者には重たすぎる食事だと率直に感じた。足湯に来てくれた方は「足がいきる(火照る)」と度々呟く。後で調べると、脂っこい食事は血液をドロドロにし、血流不良を起こしてしまう。よって本来なら心臓に戻る血液が足の裏に滞り熱を帯びてしまうそうだ。
小さな体調の変化でも後々大きな病気にも繋がりかねない。1週間で見守り職員が交代する避難所は小さな変化に気づくことは難しいかもしれない。足湯隊も常時見守ることが出来ない分、『つぶやき』から小さな変化に気づく存在になりたい。
(神戸学院大学3年安福瑞希)
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html
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4 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.118
水害編―24 能登半島支援 緊急支援のお願い!!
「(11月8日)政府は、被災地に入る災害ボランティア団体に交通費の一部を補助する方針を固めた。」「2024年度補正予算案に計上する」(神戸新聞2024・11・9)という報道が出た。同紙によると「1日の防災庁設置準備室発足に伴う訓示で『ボランティアの活動支援に向けた新たな枠組みを創設する』と表明」を受けたものとのこと。
「こんな大変な時に選挙をやって、能登を置き去りにするのか?」という能登の被災者からの痛切な叫びが届いたのかも知れない。 来年1月17日で阪神・淡路大震災から30年を迎える。この節目にこうして被災者の声に耳を傾け、しかるべき対策を講じるようになったことは、一歩前進だと思う。
この災害時における交通費や宿泊費の割引補助については、現全国災害ボランティア支援機構(高橋守雄代表)などが、10年前から被災地KOBEはじめ全国の賛同者らとともに、度々国会に陳情してきた成果とも言える。
11月1日には、石川県知事の記者発表でも災害時のボランティアの協力を仰がなければ、被災地での復旧が進まないという認識の上での、ボランティア支援を打ち出している。
おそらく、冒頭のように政府がボランティア支援に予算をつけたから、積極的に支援のお願いを発表したのだろう。ただ、苦言を呈するようで恐縮ですが、予算がついたからと言って自治体やNPO/NGOに丸投げだけはしないで欲しい。
(被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)
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4 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.117
水害編―23 能登半島支援 緊急支援のお願い!!
去る3日、輪島市内で浸水した接骨院のフローリング剥がし、床下の掃除、根太の泥落としなどの活動を通して被災者自身の様子に寄り添ったボランティアのレポートが届いたので、みなさんと共有したいと思います。
・活動しながらさりげなくNさん(奥さん)を見ていると、かなりお疲れの様子に見えた。でも言葉一つ一つに感情がこもっていて、元看護師さんと聞いていたので納得させられた。震災当日のお話をして下さっている際は涙を流すこともあった。あの時のことを思い出しながら、かつ目の前で活動している私たちに対して、凄く感謝して下さった。奥さんもお忙しいようなので、一緒に作業するシーンは無かったが、作業中もよく見にきてくれた。
・私が前日足湯をしたこともあり顔を覚えて下さったので、旦那さんが接骨院をする道具や器具は避けといて欲しいことなど、次々とお話をして下さった。スマホにはたくさんの当日の写真や動画が残っていた。その写真を見せてもらいながら、普段の輪島の話もして下さった。 「去年の12月末の雪の量はとんでもなかった。腰の高さまで降ってきたわ。こんなん初めてやったわ。いつもは30センチくらいしか降らへんのに、、、30センチも降ったら車が使えへんから皆な買い溜めするのよ。」
・目の前のマンホール付近が前日にコンクリートが剥がされ、石が敷き詰められていた。それを見て「このコンクリートにしないと除雪が出来ないのよ。除雪車が石を全部持って行ってしまう。除雪車は30センチ以上じゃないと出られない決まりがあるのよ。28センチの時でも動かしてくれてもいいのに(笑)雪の時はOさんのところに雪を押して、駐車場と目の前の道路を除雪するよ。大体2時間かかる。」と。
・30年間接骨院を営んで来られた院長(旦那さん)の話 「65年前にね同じような場所で水害があったから基礎を高く作っていたんやけど、それを越してきたわ。」
30分に1本程だが、室内でもタバコを吸われる。大きな荷物を置いており、柱の石膏ボードを剥がすのは不可能であった。だが、荷物をどかした時に、「Kくんにも言ったんやけど、あそこの柱切られてないで」「あの大きな棚も移動させといて。」と次々と指示される様子から、内心は焦っているように見えた。
笑顔がとても印象的だった。接骨院で使っていた道具はとても大切に扱っている。コーヒーの差し入れも自分からクーラーBOXを動かされていた。感謝しているが気を使い、早く接骨院を復活させたいように感じた。 (CODE学生インターン 玉地)
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1 month ago
「キューバ地震による被害情報」
以下、全て現時点での暫定値です。
発生日時:日本時間 11 月 11 日 01:50 頃,
現地時間 11 月 10 日 16:49
規模:M6.8
震源:東部グランマ州バルトロメマソから約 39 キロ南海上
深さ:13km
被害概要
・地すべり、電線に被害、停電
・グランマ州ピロンで特に大きな被害
・家と建物が揺れ、皿が落ちるなどの被害
キューバ東部の住民は今回の地震はこれまでに感じたことのないほど強烈だったと語りました。ハリケーンに相次ぎ見舞われ危機的状況にあるキューバの南部を2回の強い地震が襲いました。
首都、ハバナでは揺れはありませんでしたが、ディアスカネル大統領はXに、被災地では「地滑りが発生し、家屋や送電線に被害が出ている」と投稿しました。
キューバ東部の大部分では数時間にわたる計画停電が数カ月間にわたって常態化しており、被害の報告が遅れ、通信が困難になる要因となっています。
CODEは、引き続き現地のカウンターパートと連携して、情報収集を行っていきます。 ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです🌱
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.116
やさしや足湯隊レポ―ト No.11 ♨️
やさしや足湯隊第21便(10月25日~10月28日)の活動報告です。第21便は学生4名、社会人3名、CODE事務局長の8名での活動でした🌱
10月26日の午前中は、メンバー皆と他の団体の方々と一緒に泥出しです。午後からは、物資の冬服を届けました。これから冷えてくる中で、着の身着のままで避難して来られ、集落にしばらく服を取りにいけない方々も多くいます。
10月27日の午前中には消毒作業を手伝った後、午後からは輪島中学校にて足湯ボランティア。今回は12名足湯に来られました。今回の足湯の「つぶやき」とボランティアさんの感想の抜粋です。ぜひご一読ください!
「つぶやき」
・震災で自宅全壊。金沢の2次避難所にいて、7月に輪島市の仮設住宅入居。9月の豪雨で胸までの高さの浸水。再び避難所生活に。住んでいた仮設住宅修理は年末までかかり、それまで避難所生活。(80代女性)
・1月に全壊した家屋から、家業の電気工事道具だけ出せたが、子供の表彰状など思い出の品が、倒壊危険のため取り出せず困っている。6月入居の仮設住宅が9月に床上浸水し再び避難所生活。年末まで仮設に戻れない。(70代女性)
・家は無事なんだけど、家の海側と陸側の道がどっちも切れてて家に戻られん。(70代女性)
・準半壊だからね、仮設はあたらんかったのよ。・・・あんまりどこもいかないわ。スーパーに行くには、前日の〇時から〇時までにバスを予約しないといけないんよ。〇時にお願いしますーってね。めんどくさいよ。(80代女性)
・また水害が来たら確実に浸かる場所に戻ってもまた避難所にすぐ逆戻りになるのではという不安がある。
・もう何も考えられない、歳やし自分には無理やと思ったが、ボランティアの人に来てもらってやっぱり気持ちを立て直した。
ボランティア感想
「水位の高さとかを初めて目の当たりにして、本当に怖かったやろうなと思った。」
「消毒の作業をしてる時に、お母さんが『うちもできるん?次は?』と聞いてきて、やっぱりみなさんは色々な作業を待っておられるなと感じた。必要な作業はまだまだあると感じた。」「たまたま繋がれて作業できてるが、ボランティアが来られない家の人は、Kさんのように2人とかご自分たちでしようと思っておられるのかもしれない。」
「やっぱり行政の支援だけでなく、ボランティアの支援ならではの良さがあると思った。もっとボランティアがやっぱり必要で、(若い人には負けるけど)自分たちでもできることあるから、周りの人にも声をかけていこうと思う。」
「もっと行政動かなあかん。側溝の掃除は行政の仕事。逆に家(個人財産)の泥かきは行政にはできない。本来やらんといけない作業にまで行政の手は届いていない。もっといろんなところから派遣してやらないとというニーズがたくさんある。」
いつも足湯隊の活動を応援してくださっている皆さま、ありがとうございます! 次回の活動は11月1日から11 月4日です。
(CODE学生スタッフ 島村)
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。 引き続き現地からの情報を発信していきます。
ブログはこちら→https://ngo-kyodo.org/2024noto/2024/11/09/%e3%80%8c%e4%bb%a4%e5%92%8c6%e5%b9%b4%ef%bc%882024%e5%b9%b4%ef%bc%89%e8%83%bd%e7%99%bb%e5%8d%8a%e5%b3%b6%e6%95%91%e6%8f%b4%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%80%8dno-116/
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。
・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.115 水害編―22
本ニュースNO113、114で続けて地震と水害の二重被害に遭ったOさんのことを紹介した。水害以来、当NGOのスタッフや姉妹NGOのCODE海外災害援助市民センター、および元日の地震以来発足した「やさしや足湯隊」への参加者、9月21日以来の水害支援活動に入っている個人、団体が泥出し、清掃、自営業のカギ屋さん百数本の鍵洗いなど入れ替わり、立ち替わりボランティアに入ってきた。
もう一つ、紹介したいのは「足湯」だ。これまでの足湯活動は、地震直後の避難所、集会所、仮設住宅の談話室、そして直接の被害を受けていないガソリンスタンド、酒店などで実施してきたが、二重被害に遭った被災者宅で行うのは初めてのケースだ。しかも、浸水被害に遭ったど真ん中の被災者宅での足湯ははじめての経験である。次のようなボランティアに入ったスタッフの報告を聞くと、大変大事なことに気づく。
〇Oさんのお孫さんも足湯ボランティアに参加した。
〇Oさんのお隣のN接骨院さんのご夫婦に足湯をさせて頂いた。泥出しに入っていたボランティアが「仕事も家も大変なんだなぁ。足湯でくつろいでほしいなあ」と思っていたところだった。N接骨院も床上浸水で、営業できていない状況だが、数日前からボランティアが入り、今後大工さんの工事が終われば営業再開だ。
〇近くに住む70代の男性近くに娘さんが住んでおられるが、N接骨院の奥さんが時々その男性のところに食事を作ってあげているとのこと。こうしたことができるのも、災害でN接骨院さんの営業が十分にできないため、以来患者さんが減少しているからだ。
〇20代の男性:元日の地震時は、水も電気も来ていなかったので、昼間は自転車店で過ごし、夜は、避難場所へ泊まっていた。スノーボードで冬は白馬村でアルバイトをしているとのこと。正月にも白馬村にいた。1月3日には祖父母を心配して輪島市に帰省されていたので、Oさん宅から水をたくさん持って帰えられた。
こうして被災地のど真ん中で足湯を行うと、行政が丁寧なローラー作戦のような形で見守りをしないと、こうした現実に出合うことはない。足湯や水害支援から、こうした地域の人間関係に触れることで、最優先要配慮者のことに気づく。つまり、ともすれば社会の“すき間”にはまり、見落とされる可能性があるという深刻な災害被災者の実相だということです。足湯ボランティアという活動を通して、こうした“すき間”に気づくという体験を重ねると、平時に置いての“すき間”にも気づくというということでもある。“たかがボランティア”ともいわれるが、“されどボランティア”を体現する現場だった。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井 ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.114 水害編―21
「あと10cmあれば。。。」
9月21日に能登を襲った豪雨災害。被害の甚大だった輪島市内の被災者Oさんの語った言葉だ。
Oさんは輪島中心部で商売を営んでいたが、地震で自宅に隣接する店舗が倒壊し、道路にガレキが
はみ出している事から緊急解体された。解体された店舗と自宅の塀をブルーシートで覆っている。
そんな状況で9月に水害が起き、今度は自宅が床上浸水した。
この日、別の地域のお宅の泥だしの合間に、ボランティア3人でOさん宅に冬服を届けに行った。
Oさん宅には近所から人が集まってくるそうでOさんは少し前に体調を崩して入院していたが、退院して自宅に戻り、お孫さんがそばで寄り添っていた。
実は、Oさんの自宅は普通の家よりも床下が高く設計されている。
「昔、水害があったから立て直す時に普通の家より20㎝高くしたのよ。」と少し自慢そうに語るOさん。
しかし、この水害で床上30㎝の泥水がOさん宅を襲った。
「あと10㎝高ければ。。。」とお孫さんと二人でつぶやく。
そんなOさんは、「被災NGO恊働センターのボランティアさんたちが床下をきれいにしてくれたから。
床下が高いから作業しやすかったと思うよ。」と少し嬉しそうに話してくれた。
Oさんのようにたまたまボランティアとつながった被災者は、自宅の泥だしができたが、
未だ泥のかぶった自宅の2階で暮らしている人もいる。
石川県の試算によると、泥だしなどに約14000人のボランティアが必要で、現在のペースでは泥だし完了までに来年1月中旬までかかるという。このままでは地震から1年の2025年の正月も泥と過ごさなくてはいけない状況になる。
個人宅の泥だしや片付けはすべて善意によるボランティアがやらなくてはいけない状況に疑問を持たざるを得ない。
(CODE海外災害援助市民センター事務局長 吉椿雅道) ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.113 水害編―20
9月の記録的豪雨による二重被害となった被災者は、それぞれ必死で「心が折れそう」なのを踏ん張っています。水害後、二重被害でもう精神的にも、肉体的にもボロボロになったOさんは、結局1週間療養入院をされました。元日の震災以降偶然お出会いし、お世話になったことがきっかけで通って来ただけに、予測はしていたものの「1週間入院…」と聞いて心配していました。でも、当NGOのスタッフや当NGOに支援に来てくださっている方々、さらには後方支援で物資や食料、水などを提供して下さっている方々の細やかな、いわゆる「みそ汁の冷めない距離」を保ちながらの寄り添いで、日に日に元気になって来ています。手前味噌で恐縮ですが、ほんとうに“ボランティアの力って凄い!”と痛感しています。石川県は元日の地震後、しばらくして「ボランティアは控えて」といい、その影響が尾を引き、未だにボランティアが多いという状態にはなっていません。Oさんのように特に直接はもちろん、間接的にも9月以降の二重被害の影響を諸に受けた人は少なくありません。ボランティアがもっと、もつと被災者の傍に寄り添えれば、どれだけ被災者は元気になれるのかと考えれば、今の現状には苛立ちが募るばかりです。元日の地震後能登半島の被災地には、約100団体以上のNPO/NGO,ボランティア団体が支援活動に入っています。
しかし、何故石川県あるいは被災自治体は、この100以上の団体に丁寧にお願いして、ボランティア参加をお願いしないのでしょうか?忙しいしいし、人材不足で、いちいち100団体にお願いをしておられないという事情でしょう。でも、今、一番急がれるのは看護師や介護師など専門家も含めて、ボランタリーな活動がどれだけ求められているかということです。県は制約が多いにもかかわらず、バスを仕立てて、ボランティアを派遣するより、その約100団体以上に「一人でも多く、ボランティアを被災地に派遣してください。ついては、そのあと押し(経済的支援)は可能な限りします。」と言えば、水が流れるごとく、スムーズに被災地にはよい風が吹くことでしょう。是非、一考を提案したい。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清) ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.112
やさしや足湯隊レポ―ト No.10
やさしや足湯隊です。能登の水害の状況を受け、足湯隊もこれまで「水害ボランティア隊」として5回ボランティアを派遣してきました。今回は第4次隊の報告です🌱
第4次隊は学生、社会人のボランティア合わせて12名で活動しました。
活動1日目、2日目の午前中は被災地NGO恊働センター現地スタッフや他の団体の方々と一緒に、床のブラッシングや泥のついた写真を乾かしたり、泥をかきだしたりなどでした。活動しながら、被災された方のさまざまな不安や思いの「つぶやき」が聞こえてきます。
写真を乾かして、写真洗浄に出したいというKさん「ほんまに今頭がまわらないんよね。どうしたらいいんかわからない」
家の泥を出されているIさん「業者が足りないのも分かるけど、解体の人も、全国でもっと早く集めたら違う。福井とか金沢だけじゃなくて。全国から」
そして、2日目の午後は輪島市立中学校での足湯でした。59名が体育館に避難されており、水害後「輪島市ふれあい健康センター」に一度避難してからこちらに来られた方もいます。足湯には、10名来られました♨️👣
足湯のつぶやき
「地震が起きたときにねぇ、ギリギリ崩れなかったのがこないだの三百何十ミリの水害で全部崩れて。。泥にも色々混じってそれがふれあい広場あたりまで流れてね。大変やったよ。数十年前の輪島大水害のときでさえ200ミリぐらいやからねえ。」
「今本当に食欲がなくて、ストレスもあるだろうけど年もあるかな。一回あまりにも食べれないから入院して、よくなってきたから戻ってきたけどだめね・・・足がぽかぽかでいいね、あっさりしたね〜今日はよく眠れるわ」
「若い人は金沢に出て行くし、取り壊した後また再建する人は若くて輪島に職がある人くらいかな。公費解体のアンケートでは8割がその後再建はしないって回答していたらしいよ、一年後輪島はどんな風になっているかな、取り壊しで更地になっているのか、、?」
「地震の時も、這いつくばって出てきてその時の怪我がこれ。水がきたときは、胸まで浸かって、裸になって背中に乗せてもらって運んでもらったんよ。8月30日にようやく家に戻れたんよ。そしたら今度は。」
ボランティアは「つぶやき」を受け止めながら、手をさすったり、話を聞いて寄り添います。参加された学生さんの一人は「足湯はリラックスできるし、被災者の方は日頃コミュニケーションとれないのかも。自分が担当した方は、ずっと話されていた。」と感想を話されていました。
緊急性の高い泥出しなどの活動と、被災された方の心に寄り添う活動がどちらも本当に今必要だと感じています。
足湯隊も、恊働センターでのボランティア活動も引き続き募集中です!
申し込みフォームは以下からです👇
足湯隊
forms.gle/Ymo7aXhVadPm3g8b6
被災地NGO恊働センター(個人用)
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScA7TQcJgahB7DvzkD_YH6srXKUG1pY6i3qGHgKq9MoIOXRPw/viewform
(CODE学生スタッフ 島村)
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1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.111水害編―19
能登半島支援 緊急支援のお願い!!
9月21日の記録的豪雨により浸水した被災者宅の泥だしや家具などの運び出し、そして清掃などの活動のため「やさしや足湯隊 第21便」のスタッフが25日から被災地に入っている。そして2019年、2021年と連続して水害に遭った佐賀県武雄市などで活動している一般社団「おもやい」のスタッフも水害支援活動に入っている。両団体のスタッフが翌26日、輪島市内のOさん宅)と輪島市稲屋仮設団地に、コープこうべさんにお願いして集めて貰った冬物衣類を届けた。水害による土砂災害や流木の道路が寸断され、元日の地震以来2度目、あるいは3度目の通行止めとなった被災地の集落には、残念ながら当分帰れそうにない。冬物衣類などは集落の各家庭に置いたままなので、古着であってもこの衣類配布は想像以上に喜ばれている。また、輪島市内で地震の被害で大規模半壊だったOさん宅は、今回の水害で床上浸水という二重被害になった。Oさんは、地震後やっとこれからは前を向いて行こう!と一歩を踏み出したところに、この9月の水害で床上浸水となった、Oさんは、「もう心が折れた!」と塞ぎ込み、一時は体調不良で入院もした。Oさんはもともと自営業を営んでいたこともあって、Oさん宅には被災者同士がよく集まっている。古着と言っても新古品というか、新品に近いダウンジャケットなどもあり、Oさん宅でも大変喜ばれた。
Oさんから、「ありがとうございました 皆さんに助けてもらつて 幸せものです ありがたいことです。元気出さないとね…」という嬉しい返事が届いた。
以前にも書きましたが、ボランティアが寄り添う形は多彩だが、こうして“黙って被災者の傍に寄り添う”ことがボランティアの第一歩なんだと、29年前の阪神・淡路大震災の時に、当時神戸大学医学部精神科教授の中井久夫さんが言われた名言だった。
Oさんのこのお礼の言葉を聞いて、29年目にしてやっと中井久夫先生のこの言葉が身に染みて理解できた気がする。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清) ... See MoreSee Less
1 month ago
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.110 水害編―18
能登半島支援 緊急支援のお願い!!
本レポートNO107で少し触れたが、9月21日に発生した記録的豪雨による土砂災害の現実を目の当たりにしたときに、これまで見てきた水害による災害現場で、とにかくこれほどの流木が地域に流れ込んだという事態は、見たことがない。
今朝の毎日新聞の記事では、「国土交通省によると、石川県では10日時点で116件の土砂災害が確認された。内訳は土石流57件、崖崩れ45件、地滑り14件。・・・・豪雨とは別に、元日の地震では、石川県内で424件の土砂災害が発生した。豪雨との累計は540件。過去約40年の全国での土砂災害は年間平均約1100件で、今年は半数近くが能登半島地震で起きた計算となる。」と報じられていた。
また、今年3月に防災科学研究所の酒井直樹さん(水・土砂防災研究部門副部門長)が発表された「2024年能登半島地震による土砂災害の特徴」では、・強い揺れと地質構造の影響を受け、2000箇所以上発生。・今後の復興に対して余震や雨期の土砂災害発生が懸念と注意喚起がされていた。先の新聞報道の数字と、この酒井直樹さんが懸念された数字とを見ると、今回の水害が、起こるべくして起きた言っても過言ではない。
「金沢大学の青木賢人准教授(自然地理学)は、「地震対応に追われている自治体が別の災害リスクを周知する対応の難しさが露呈した」と指摘(神戸新聞 2024・10・21)
災害大国日本に住む以上、覚悟しなければならないのかも知れないが、私たち一般市民の取り組みだけでは限界だ。普段からの山の手入れや災害発生時の避難対応などは、ある程度可能だと思うが、同時に自治体による事前防災としての「ハザードマップ」作成が急務だ。同マップをもとに、地域総がかりで事前防災に取り組む必要がある。しかし「石川県能登半島の28河川の流域で、浸水範囲や避難場所などを示した洪水ハザードマップが作成されていないことがわかった。」と報道された(神戸新聞同日)あらためて、事前防災の強化が必要だという教訓となったのでは・・・・・。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清) ... See MoreSee Less
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13 hours ago
「ウクライナ子守ボランティアレポート」No17
11月16日のウクライナ料理会に参加して下さった学生ボランティアさんから感想をいただきました。ぜひご一読ください!
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ウクライナ料理会では、近隣に住むウクライナの方々や掲示板を見て訪れてくださった方々など、さまざまな人々と交流する機会がありました。料理ができるまでの間、私は子守りを担当し、子どもたちと一緒に遊びました。最初は緊張していた子どもたちも、厨房から聞こえる楽しげな声を耳にしながら、「これがしたい!あれがしたい!」と笑顔で遊びに夢中になっていました。
待ちに待ったウクライナ料理は本当に美味しかったです!一方で、戦争が始まってからすでに2年以上が経過し、多くのウクライナの方々がいまだに母国に帰れないという現実を改めて痛感しました。これからも可能な範囲で支援を続けると同時に、皆さんが再びウクライナで安心して暮らせる日が来ることを心より願っています。
(奈良女子大学 植田晶菜)
*CODEでは、2015年にCODE未来基金を立ち上げ、災害NGOや国際協力を志す若者を応援しています。未来を担う若者たちの活動にご支援、ご協力お願いいたします。
ご寄付はこちらから。
code-jp.org/donation/ ... See MoreSee Less
2 weeks ago
「ウクライナ子守ボランティアレポート」No16.
11月16日にポートアイランドにてウクライナ料理会を開催しました。
当日は港島コミュニティセンターにてウクライナのOlさんから料理「ボルシチ」と「ブリンチキ」を教えてもらいながら、地域の方々と一緒に調理しました。学生ボランティさんは集まった子ども達と楽しく遊んでくれました✨
調理中はウクライナ語・ロシア語のみ話される方も料理の手振りや見本を見せながら、交流。その後「見たことがあります、同じ棟に住んでいたんですね」とGoogle翻訳を使ってお互いに会話をされていたりと料理は人をつなげるなぁ、、と感じました。ウクライナの方々同士もそれぞれ出身地域が異なるので、ボルシチも家庭や地域によって味や作り方が異なるそうです。
来られた方からは「海外の作ったことがないお料理を知ることができ、またウクライナの方々と交流できとても楽しかったです。身近に住んでいる方々がいるのに、接点がなかったので、このような交流会に参加できて良かったです。何か出来ることがあれば携わりたいという気持ちにもなりました。ありがとうございました。」と感想をいただきました。
料理会に集まられたウクライナの方々は現在、日本語学校に通いながら仕事を探されていたり、高校受験のために勉強をしていたり、オンラインでウクライナの仕事をしていたりとそれぞれ日本での日常を歩まれています。ですが、少なくなった報道から知るウクライナ・ロシアの戦争の状況は本当に悲惨で、近頃は私の大学のウクライナから避難している友達Rちゃんの故郷ドニプロが、ICBM(大陸間弾道ミサイル、今回ロシアで初めて使用)のターゲットになりました。戦争や紛争が起きている様々な地域で「平和」が訪れるのは一体いつになるんだろうと考えてしまいますが、今自分にできる野菜便や子守ボランティアでの足元での取り組みを大切にしていきたいです。
(CODE学生スタッフ 島村)
*CODEでは、2015年にCODE未来基金を立ち上げ、災害NGOや国際協力を志す若者を応援しています。未来を担う若者たちの活動にご支援、ご協力お願いいたします。
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2 weeks ago
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被災地NGO恊働センターニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.122
水害編―26 能登半島支援 緊急支援のお願い!!
輪島市町野町の「もとやスーパーさん」が、仮営業という形で再スタートされた。同スーパーには、水害のあった9月21日の1週間前に足湯ボランティアでお世話になったところだった。(関連のことは、本ニュースNO107を参考)
「次は9月末くらいにまたできれば…」と、お母さんと話していたのに…。 同スーパーの本谷一知社長さんは、水害後まだ店内に水が引いていないところに、簡易の寝床を確保して、そこで寝ていたそうだ。店内の水があるところで、「おたまジャクシが泳いでいたよ」と笑っておられた。地震の被害ですでに大きな損失となっただけに、この記録的豪雨災害により、地震被害をはるかに越えるほどの二重被害となりました。
同社長は、一時は「再建は無理かも…」と悩まれたとのこと。でも、これまでお世話になった人たちが、「再建はまだ?」と多くの方たちが応援してくれたので、今は、仮営業だけれど、1月には本格的な再建に・・・と決意されたのです。 本ニュースNO107で、「もとやスーパーは創業70年で、この町野町には1件しかないスーパーだ。輪島市と石川県が早急にこのもとやスーパーの再建支援計画を提示するべきだ。それが、何よりもの支えになる。」と書かせてて頂きました。広い地域である町野町で、たった1件しかない、住民の“台所”、あるいは“胃袋”、あるいは“生活雑貨”など、生活を支えるスーパーなのです。こんなときは、市や県は、まず優先的にも何らかの再建策を提示し、全面的な財政支援を施すべきだと、強く主張したい。
それは、前述したように生活を支えている上に、ともすれば最も大切なのは、地域のコミュニティ再建の拠点となってきたという、暮らしには欠かせない役割を担われているということなのです。行政の1面的な見方で、被災者の再建は十分にならないということを理解して欲しい。石破茂新政権で、「防災庁」設置が決まったが、同庁が最も大事なのは、「暮らしの再建は被災者主体」ということを忘れて欲しくない。
(被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)
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3 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.121
やさしや足湯隊レポートNo.13
やさしや足湯隊第22便(11月1日~4日)の活動報告です。第22便は学生2名、社会人4名、CODEのスタッフが2名の合計8名での活動でした。
11月2日の午前中は2班に分かれて、1班は足湯隊のメンバーと他の団体の方々と一緒に壁剥がしの作業を行い、2班目はOさんのお宅に伺って訪問足湯を行いました。午後からは、宅田第一仮設で足湯ボランティアを行いました。
11月3日も同じく2班に分かれて、1班目の午前中は河原田公民館で足湯ボランティアを行い、午後は輪島中学校で足湯ボランティアを行いました。2班目は、前日に足湯をさせていただいた方の近くのお家の床板はがしを行いました。
今回の足湯の「つぶやき」とボランティアさんの感想の抜粋です。ぜひご一読ください!
◎「つぶやき」
・仮設にいてもすることないからここでいつも遊んでる。 ここはみんな知り合いだからね。(70代 女性)
・土砂崩れで道が通れなくなったんだよ。最近復旧してまた片付けに行くようになった。(週に何回ぐらい行くんですか?と尋ねると)多いときは週2,3回。うちは電気がまだ来てないのよ。だから暗いなか一晩泊まることもある。家に帰るときは二人で。お年寄りの車がない人は行けないからね。(60代 女性)
・こんな下手な話を聞いてくれてありがとう。(70代 男性)
・ランドセルが流された。(10歳未満 男性)
◎ボランティアの感想
・「被災の方々の身体にさわらせてもらうという事は、心を開いてもらっているということ」 「丁寧に手をマッサージすることで相手を大切に思う心が伝わる」という言葉が印象に残りました。まさに、避難された方々の生の声を聞かせていただいたことで皆さんの心の内の一 端を感じることができ、災害を感じる貴重な経験ができました。
・地震の時の話をされた際、全員共通して険しく、悲しそうな顔をされていた。また大災害が起きるかわからない、そのような不安を口にされていた方もいた。私は、その話を頷いて聴くことしかできなかった。学校の授業で習ったどんな言葉より被災者の方の声が1番重かった。
・ただでさえ人口減少が進みなにもしなくても衰退していく今般、「復興」にはボランティア、行政、民間、被災者のかた自身が同じ方向を向き協力していくことが不可欠だと感じました。その中で足湯ボランティアは、最も近い距離で被災者の方の声を聴き、その声を発信・周知し、他団体からのさらなる適切な支援につなげるという重要な役割を担っていると考えました。その一端を担い、ボランティアの役割について考える貴重な機会を経験させていただき本当にありがとうございました。ぜひまた参加したいと思います。
いつも足湯隊の活動を応援してくださっている皆さま、ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いいたします。
(CODE海外災害援助市民センター 山村太一)
*足湯隊は「兵庫県防災士会」「被災地NGO恊働センター」
「CODE海外災害援助市民センター」の連携のもと行っています。
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
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3 weeks ago
【リマインド】やさしや足湯隊交流会のご案内
リマインドでも流しましたが、下記のイベントを開催します。
お陰様で「やさしや足湯隊」は現在、先遣隊~第23次隊(のべ212名)までが活動しております。
そして、これからも継続して能登に寄り添えるように足湯ボランティアは続けていこうと思います。
今後の能登半島の復興を考える上で、一度足湯ボランティアの意義や拾った「つぶやき」の意味を、
みんなで考える機会を設けたいと思います。
ボランティアに参加された方やボランティアに参加してみたい方、能登半島の現状やどんな活動を行なっているんだろうと気になる方など、
どなたでもご参加下さい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【やさしや足湯隊 交流会】
◇日 時:2024年11月30日(土)14:00~17:00
◇場所:こうべまちづくり会館
(神戸市中央区元町通4丁目2‐14)
◇参加費:無料
◇開催:対面(オンライン zoomも可)
◇申し込み:https://forms.gle/1LMDVrGsoxuJVXVL8
オンラインの方は、11月28日(木)までに申し込みください。翌日の29日にメールにてzoomのURLを送らせていただきます。
主 催:兵庫県防災士会
被災地NGO恊動センター
CODE海外災害援助市民センター
ぜひ、気軽にご参加ください! ... See MoreSee Less
3 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.120
水害編―25
能登半島支援 緊急支援のお願い!!
9月21日の記録的な豪雨水害で、輪島市西保地区の7集落の内6集落の道路が大規模陥没、流木、倒木、山崩れで土砂が被り、田畑にも及ぼし大な二重被害となりました。
(現段階では、小池、下山は車で通行可能となりました。その他の集落は途中から徒歩でしか行けない状態)
その中で上大沢という集落も、おそらく数カ月は集落に帰れないだろうという被害です。被災者の多くは“着の身着のまま”で、輪島市内の仮設住宅に避難して来られたので、衣類は夏物、布団も薄っぺらい夏用という事態になりました。そこで、当NGOは阪神・淡路大震災以来、補完的連携をしながらともに活動をしてきた「生活協同組合コープこうべ」さんに衣類(古着)の提供をお願いし、組合員さんの自主的な活動で大量の冬物衣類を集めて頂き、上大沢の被災者に届けました。湯たんぽは、白元アース株式会社さんに寄贈して貰いました。
さらに、冬用の布団も山形県米沢で活動する「NPO結いのき」さんにお願いして、上大沢の全世帯に配布できる上下セットを提供して頂き、先日配布が終了しました。(同「結いのき」さんは、元日の地震以来、すぐさま衣類や布団を集めてくださいました。)
こうして私たちは、9月21日の二重被害という甚大な惨状を受けて、ボランティアとして何ができるのか?住家や店舗を浸水させた泥出しや使えるものの掃除、洗浄などはもちろん、水害時にはこれまでも行なって来たので、今回も翌22日から「やさしや足湯隊」を急遽「水害支援隊」に切り替え、即対応をしてきました。
ただ、先述したような救援物資を集め、届けるという、特に技術や経験をそれほど必要としない、言い換えれば物を媒介として被災者に寄り添うだけで、被災者が少しでも元気になってくれるという意義を学ぶことができました。
実は、このボランティアの“1丁目1番地”とも言える行動を振り返ると、30年前の阪神・淡路大震災で、故中井久夫さん(当時神戸大学医学部精神科教授)が、いつもボランティアに言っておられた「ボランティアは傍にいるだけで価値があること。」の再現であることを痛感した次第です。特に二重被害となった能登半島の被災地に最も必要なのは、大量のボランティアの存在なのだということを忘れてはならないと思います。今からでも遅くない!
(被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。
引き続き現地からの情報を発信していきます。
ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008
・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。 ... See MoreSee Less
3 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.119
やさしや足湯隊レポートNo.12
やさしや足湯隊では、CODE海外災害援助市民センターのインターンも活躍しています。今回は第21便を率いた安福瑞希さんの感想レポートです。
ぜひご一読ください!
—————————————
第5次水害隊は10月27日、避難所である輪島中学校で足湯を行った。発災から約10か月後、私は初めて避難所を訪れた。輪島中学校は約70人が避難されており、その多くが高齢者、そして地震と水害の二重被害を受けた地区の方々だ。体育館内は非常に静かで、避難者らは近所同士静かに話しているのが印象的であった。
一番に驚いたことは避難所の食についてだ。時々炊き出しが行われるそうだが、基本的に朝はパン、昼と夜はお弁当が支給されている。
その日の夜ご飯はコロッケがご飯の上に乗った野菜カレーだった。高齢者には重たすぎる食事だと率直に感じた。足湯に来てくれた方は「足がいきる(火照る)」と度々呟く。後で調べると、脂っこい食事は血液をドロドロにし、血流不良を起こしてしまう。よって本来なら心臓に戻る血液が足の裏に滞り熱を帯びてしまうそうだ。
小さな体調の変化でも後々大きな病気にも繋がりかねない。1週間で見守り職員が交代する避難所は小さな変化に気づくことは難しいかもしれない。足湯隊も常時見守ることが出来ない分、『つぶやき』から小さな変化に気づく存在になりたい。
(神戸学院大学3年安福瑞希)
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
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4 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.118
水害編―24 能登半島支援 緊急支援のお願い!!
「(11月8日)政府は、被災地に入る災害ボランティア団体に交通費の一部を補助する方針を固めた。」「2024年度補正予算案に計上する」(神戸新聞2024・11・9)という報道が出た。同紙によると「1日の防災庁設置準備室発足に伴う訓示で『ボランティアの活動支援に向けた新たな枠組みを創設する』と表明」を受けたものとのこと。
「こんな大変な時に選挙をやって、能登を置き去りにするのか?」という能登の被災者からの痛切な叫びが届いたのかも知れない。 来年1月17日で阪神・淡路大震災から30年を迎える。この節目にこうして被災者の声に耳を傾け、しかるべき対策を講じるようになったことは、一歩前進だと思う。
この災害時における交通費や宿泊費の割引補助については、現全国災害ボランティア支援機構(高橋守雄代表)などが、10年前から被災地KOBEはじめ全国の賛同者らとともに、度々国会に陳情してきた成果とも言える。
11月1日には、石川県知事の記者発表でも災害時のボランティアの協力を仰がなければ、被災地での復旧が進まないという認識の上での、ボランティア支援を打ち出している。
おそらく、冒頭のように政府がボランティア支援に予算をつけたから、積極的に支援のお願いを発表したのだろう。ただ、苦言を呈するようで恐縮ですが、予算がついたからと言って自治体やNPO/NGOに丸投げだけはしないで欲しい。
(被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)
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4 weeks ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです。
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.117
水害編―23 能登半島支援 緊急支援のお願い!!
去る3日、輪島市内で浸水した接骨院のフローリング剥がし、床下の掃除、根太の泥落としなどの活動を通して被災者自身の様子に寄り添ったボランティアのレポートが届いたので、みなさんと共有したいと思います。
・活動しながらさりげなくNさん(奥さん)を見ていると、かなりお疲れの様子に見えた。でも言葉一つ一つに感情がこもっていて、元看護師さんと聞いていたので納得させられた。震災当日のお話をして下さっている際は涙を流すこともあった。あの時のことを思い出しながら、かつ目の前で活動している私たちに対して、凄く感謝して下さった。奥さんもお忙しいようなので、一緒に作業するシーンは無かったが、作業中もよく見にきてくれた。
・私が前日足湯をしたこともあり顔を覚えて下さったので、旦那さんが接骨院をする道具や器具は避けといて欲しいことなど、次々とお話をして下さった。スマホにはたくさんの当日の写真や動画が残っていた。その写真を見せてもらいながら、普段の輪島の話もして下さった。 「去年の12月末の雪の量はとんでもなかった。腰の高さまで降ってきたわ。こんなん初めてやったわ。いつもは30センチくらいしか降らへんのに、、、30センチも降ったら車が使えへんから皆な買い溜めするのよ。」
・目の前のマンホール付近が前日にコンクリートが剥がされ、石が敷き詰められていた。それを見て「このコンクリートにしないと除雪が出来ないのよ。除雪車が石を全部持って行ってしまう。除雪車は30センチ以上じゃないと出られない決まりがあるのよ。28センチの時でも動かしてくれてもいいのに(笑)雪の時はOさんのところに雪を押して、駐車場と目の前の道路を除雪するよ。大体2時間かかる。」と。
・30年間接骨院を営んで来られた院長(旦那さん)の話 「65年前にね同じような場所で水害があったから基礎を高く作っていたんやけど、それを越してきたわ。」
30分に1本程だが、室内でもタバコを吸われる。大きな荷物を置いており、柱の石膏ボードを剥がすのは不可能であった。だが、荷物をどかした時に、「Kくんにも言ったんやけど、あそこの柱切られてないで」「あの大きな棚も移動させといて。」と次々と指示される様子から、内心は焦っているように見えた。
笑顔がとても印象的だった。接骨院で使っていた道具はとても大切に扱っている。コーヒーの差し入れも自分からクーラーBOXを動かされていた。感謝しているが気を使い、早く接骨院を復活させたいように感じた。 (CODE学生インターン 玉地)
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1 month ago
「キューバ地震による被害情報」
以下、全て現時点での暫定値です。
発生日時:日本時間 11 月 11 日 01:50 頃,
現地時間 11 月 10 日 16:49
規模:M6.8
震源:東部グランマ州バルトロメマソから約 39 キロ南海上
深さ:13km
被害概要
・地すべり、電線に被害、停電
・グランマ州ピロンで特に大きな被害
・家と建物が揺れ、皿が落ちるなどの被害
キューバ東部の住民は今回の地震はこれまでに感じたことのないほど強烈だったと語りました。ハリケーンに相次ぎ見舞われ危機的状況にあるキューバの南部を2回の強い地震が襲いました。
首都、ハバナでは揺れはありませんでしたが、ディアスカネル大統領はXに、被災地では「地滑りが発生し、家屋や送電線に被害が出ている」と投稿しました。
キューバ東部の大部分では数時間にわたる計画停電が数カ月間にわたって常態化しており、被害の報告が遅れ、通信が困難になる要因となっています。
CODEは、引き続き現地のカウンターパートと連携して、情報収集を行っていきます。 ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センターからのニュースです🌱
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.116
やさしや足湯隊レポ―ト No.11 ♨️
やさしや足湯隊第21便(10月25日~10月28日)の活動報告です。第21便は学生4名、社会人3名、CODE事務局長の8名での活動でした🌱
10月26日の午前中は、メンバー皆と他の団体の方々と一緒に泥出しです。午後からは、物資の冬服を届けました。これから冷えてくる中で、着の身着のままで避難して来られ、集落にしばらく服を取りにいけない方々も多くいます。
10月27日の午前中には消毒作業を手伝った後、午後からは輪島中学校にて足湯ボランティア。今回は12名足湯に来られました。今回の足湯の「つぶやき」とボランティアさんの感想の抜粋です。ぜひご一読ください!
「つぶやき」
・震災で自宅全壊。金沢の2次避難所にいて、7月に輪島市の仮設住宅入居。9月の豪雨で胸までの高さの浸水。再び避難所生活に。住んでいた仮設住宅修理は年末までかかり、それまで避難所生活。(80代女性)
・1月に全壊した家屋から、家業の電気工事道具だけ出せたが、子供の表彰状など思い出の品が、倒壊危険のため取り出せず困っている。6月入居の仮設住宅が9月に床上浸水し再び避難所生活。年末まで仮設に戻れない。(70代女性)
・家は無事なんだけど、家の海側と陸側の道がどっちも切れてて家に戻られん。(70代女性)
・準半壊だからね、仮設はあたらんかったのよ。・・・あんまりどこもいかないわ。スーパーに行くには、前日の〇時から〇時までにバスを予約しないといけないんよ。〇時にお願いしますーってね。めんどくさいよ。(80代女性)
・また水害が来たら確実に浸かる場所に戻ってもまた避難所にすぐ逆戻りになるのではという不安がある。
・もう何も考えられない、歳やし自分には無理やと思ったが、ボランティアの人に来てもらってやっぱり気持ちを立て直した。
ボランティア感想
「水位の高さとかを初めて目の当たりにして、本当に怖かったやろうなと思った。」
「消毒の作業をしてる時に、お母さんが『うちもできるん?次は?』と聞いてきて、やっぱりみなさんは色々な作業を待っておられるなと感じた。必要な作業はまだまだあると感じた。」「たまたま繋がれて作業できてるが、ボランティアが来られない家の人は、Kさんのように2人とかご自分たちでしようと思っておられるのかもしれない。」
「やっぱり行政の支援だけでなく、ボランティアの支援ならではの良さがあると思った。もっとボランティアがやっぱり必要で、(若い人には負けるけど)自分たちでもできることあるから、周りの人にも声をかけていこうと思う。」
「もっと行政動かなあかん。側溝の掃除は行政の仕事。逆に家(個人財産)の泥かきは行政にはできない。本来やらんといけない作業にまで行政の手は届いていない。もっといろんなところから派遣してやらないとというニーズがたくさんある。」
いつも足湯隊の活動を応援してくださっている皆さま、ありがとうございます! 次回の活動は11月1日から11 月4日です。
(CODE学生スタッフ 島村)
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1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.115 水害編―22
本ニュースNO113、114で続けて地震と水害の二重被害に遭ったOさんのことを紹介した。水害以来、当NGOのスタッフや姉妹NGOのCODE海外災害援助市民センター、および元日の地震以来発足した「やさしや足湯隊」への参加者、9月21日以来の水害支援活動に入っている個人、団体が泥出し、清掃、自営業のカギ屋さん百数本の鍵洗いなど入れ替わり、立ち替わりボランティアに入ってきた。
もう一つ、紹介したいのは「足湯」だ。これまでの足湯活動は、地震直後の避難所、集会所、仮設住宅の談話室、そして直接の被害を受けていないガソリンスタンド、酒店などで実施してきたが、二重被害に遭った被災者宅で行うのは初めてのケースだ。しかも、浸水被害に遭ったど真ん中の被災者宅での足湯ははじめての経験である。次のようなボランティアに入ったスタッフの報告を聞くと、大変大事なことに気づく。
〇Oさんのお孫さんも足湯ボランティアに参加した。
〇Oさんのお隣のN接骨院さんのご夫婦に足湯をさせて頂いた。泥出しに入っていたボランティアが「仕事も家も大変なんだなぁ。足湯でくつろいでほしいなあ」と思っていたところだった。N接骨院も床上浸水で、営業できていない状況だが、数日前からボランティアが入り、今後大工さんの工事が終われば営業再開だ。
〇近くに住む70代の男性近くに娘さんが住んでおられるが、N接骨院の奥さんが時々その男性のところに食事を作ってあげているとのこと。こうしたことができるのも、災害でN接骨院さんの営業が十分にできないため、以来患者さんが減少しているからだ。
〇20代の男性:元日の地震時は、水も電気も来ていなかったので、昼間は自転車店で過ごし、夜は、避難場所へ泊まっていた。スノーボードで冬は白馬村でアルバイトをしているとのこと。正月にも白馬村にいた。1月3日には祖父母を心配して輪島市に帰省されていたので、Oさん宅から水をたくさん持って帰えられた。
こうして被災地のど真ん中で足湯を行うと、行政が丁寧なローラー作戦のような形で見守りをしないと、こうした現実に出合うことはない。足湯や水害支援から、こうした地域の人間関係に触れることで、最優先要配慮者のことに気づく。つまり、ともすれば社会の“すき間”にはまり、見落とされる可能性があるという深刻な災害被災者の実相だということです。足湯ボランティアという活動を通して、こうした“すき間”に気づくという体験を重ねると、平時に置いての“すき間”にも気づくというということでもある。“たかがボランティア”ともいわれるが、“されどボランティア”を体現する現場だった。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井 ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.114 水害編―21
「あと10cmあれば。。。」
9月21日に能登を襲った豪雨災害。被害の甚大だった輪島市内の被災者Oさんの語った言葉だ。
Oさんは輪島中心部で商売を営んでいたが、地震で自宅に隣接する店舗が倒壊し、道路にガレキが
はみ出している事から緊急解体された。解体された店舗と自宅の塀をブルーシートで覆っている。
そんな状況で9月に水害が起き、今度は自宅が床上浸水した。
この日、別の地域のお宅の泥だしの合間に、ボランティア3人でOさん宅に冬服を届けに行った。
Oさん宅には近所から人が集まってくるそうでOさんは少し前に体調を崩して入院していたが、退院して自宅に戻り、お孫さんがそばで寄り添っていた。
実は、Oさんの自宅は普通の家よりも床下が高く設計されている。
「昔、水害があったから立て直す時に普通の家より20㎝高くしたのよ。」と少し自慢そうに語るOさん。
しかし、この水害で床上30㎝の泥水がOさん宅を襲った。
「あと10㎝高ければ。。。」とお孫さんと二人でつぶやく。
そんなOさんは、「被災NGO恊働センターのボランティアさんたちが床下をきれいにしてくれたから。
床下が高いから作業しやすかったと思うよ。」と少し嬉しそうに話してくれた。
Oさんのようにたまたまボランティアとつながった被災者は、自宅の泥だしができたが、
未だ泥のかぶった自宅の2階で暮らしている人もいる。
石川県の試算によると、泥だしなどに約14000人のボランティアが必要で、現在のペースでは泥だし完了までに来年1月中旬までかかるという。このままでは地震から1年の2025年の正月も泥と過ごさなくてはいけない状況になる。
個人宅の泥だしや片付けはすべて善意によるボランティアがやらなくてはいけない状況に疑問を持たざるを得ない。
(CODE海外災害援助市民センター事務局長 吉椿雅道) ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.113 水害編―20
9月の記録的豪雨による二重被害となった被災者は、それぞれ必死で「心が折れそう」なのを踏ん張っています。水害後、二重被害でもう精神的にも、肉体的にもボロボロになったOさんは、結局1週間療養入院をされました。元日の震災以降偶然お出会いし、お世話になったことがきっかけで通って来ただけに、予測はしていたものの「1週間入院…」と聞いて心配していました。でも、当NGOのスタッフや当NGOに支援に来てくださっている方々、さらには後方支援で物資や食料、水などを提供して下さっている方々の細やかな、いわゆる「みそ汁の冷めない距離」を保ちながらの寄り添いで、日に日に元気になって来ています。手前味噌で恐縮ですが、ほんとうに“ボランティアの力って凄い!”と痛感しています。石川県は元日の地震後、しばらくして「ボランティアは控えて」といい、その影響が尾を引き、未だにボランティアが多いという状態にはなっていません。Oさんのように特に直接はもちろん、間接的にも9月以降の二重被害の影響を諸に受けた人は少なくありません。ボランティアがもっと、もつと被災者の傍に寄り添えれば、どれだけ被災者は元気になれるのかと考えれば、今の現状には苛立ちが募るばかりです。元日の地震後能登半島の被災地には、約100団体以上のNPO/NGO,ボランティア団体が支援活動に入っています。
しかし、何故石川県あるいは被災自治体は、この100以上の団体に丁寧にお願いして、ボランティア参加をお願いしないのでしょうか?忙しいしいし、人材不足で、いちいち100団体にお願いをしておられないという事情でしょう。でも、今、一番急がれるのは看護師や介護師など専門家も含めて、ボランタリーな活動がどれだけ求められているかということです。県は制約が多いにもかかわらず、バスを仕立てて、ボランティアを派遣するより、その約100団体以上に「一人でも多く、ボランティアを被災地に派遣してください。ついては、そのあと押し(経済的支援)は可能な限りします。」と言えば、水が流れるごとく、スムーズに被災地にはよい風が吹くことでしょう。是非、一考を提案したい。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清) ... See MoreSee Less
1 month ago
被災地NGO恊働センター
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.112
やさしや足湯隊レポ―ト No.10
やさしや足湯隊です。能登の水害の状況を受け、足湯隊もこれまで「水害ボランティア隊」として5回ボランティアを派遣してきました。今回は第4次隊の報告です🌱
第4次隊は学生、社会人のボランティア合わせて12名で活動しました。
活動1日目、2日目の午前中は被災地NGO恊働センター現地スタッフや他の団体の方々と一緒に、床のブラッシングや泥のついた写真を乾かしたり、泥をかきだしたりなどでした。活動しながら、被災された方のさまざまな不安や思いの「つぶやき」が聞こえてきます。
写真を乾かして、写真洗浄に出したいというKさん「ほんまに今頭がまわらないんよね。どうしたらいいんかわからない」
家の泥を出されているIさん「業者が足りないのも分かるけど、解体の人も、全国でもっと早く集めたら違う。福井とか金沢だけじゃなくて。全国から」
そして、2日目の午後は輪島市立中学校での足湯でした。59名が体育館に避難されており、水害後「輪島市ふれあい健康センター」に一度避難してからこちらに来られた方もいます。足湯には、10名来られました♨️👣
足湯のつぶやき
「地震が起きたときにねぇ、ギリギリ崩れなかったのがこないだの三百何十ミリの水害で全部崩れて。。泥にも色々混じってそれがふれあい広場あたりまで流れてね。大変やったよ。数十年前の輪島大水害のときでさえ200ミリぐらいやからねえ。」
「今本当に食欲がなくて、ストレスもあるだろうけど年もあるかな。一回あまりにも食べれないから入院して、よくなってきたから戻ってきたけどだめね・・・足がぽかぽかでいいね、あっさりしたね〜今日はよく眠れるわ」
「若い人は金沢に出て行くし、取り壊した後また再建する人は若くて輪島に職がある人くらいかな。公費解体のアンケートでは8割がその後再建はしないって回答していたらしいよ、一年後輪島はどんな風になっているかな、取り壊しで更地になっているのか、、?」
「地震の時も、這いつくばって出てきてその時の怪我がこれ。水がきたときは、胸まで浸かって、裸になって背中に乗せてもらって運んでもらったんよ。8月30日にようやく家に戻れたんよ。そしたら今度は。」
ボランティアは「つぶやき」を受け止めながら、手をさすったり、話を聞いて寄り添います。参加された学生さんの一人は「足湯はリラックスできるし、被災者の方は日頃コミュニケーションとれないのかも。自分が担当した方は、ずっと話されていた。」と感想を話されていました。
緊急性の高い泥出しなどの活動と、被災された方の心に寄り添う活動がどちらも本当に今必要だと感じています。
足湯隊も、恊働センターでのボランティア活動も引き続き募集中です!
申し込みフォームは以下からです👇
足湯隊
forms.gle/Ymo7aXhVadPm3g8b6
被災地NGO恊働センター(個人用)
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScA7TQcJgahB7DvzkD_YH6srXKUG1pY6i3qGHgKq9MoIOXRPw/viewform
(CODE学生スタッフ 島村)
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「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.111水害編―19
能登半島支援 緊急支援のお願い!!
9月21日の記録的豪雨により浸水した被災者宅の泥だしや家具などの運び出し、そして清掃などの活動のため「やさしや足湯隊 第21便」のスタッフが25日から被災地に入っている。そして2019年、2021年と連続して水害に遭った佐賀県武雄市などで活動している一般社団「おもやい」のスタッフも水害支援活動に入っている。両団体のスタッフが翌26日、輪島市内のOさん宅)と輪島市稲屋仮設団地に、コープこうべさんにお願いして集めて貰った冬物衣類を届けた。水害による土砂災害や流木の道路が寸断され、元日の地震以来2度目、あるいは3度目の通行止めとなった被災地の集落には、残念ながら当分帰れそうにない。冬物衣類などは集落の各家庭に置いたままなので、古着であってもこの衣類配布は想像以上に喜ばれている。また、輪島市内で地震の被害で大規模半壊だったOさん宅は、今回の水害で床上浸水という二重被害になった。Oさんは、地震後やっとこれからは前を向いて行こう!と一歩を踏み出したところに、この9月の水害で床上浸水となった、Oさんは、「もう心が折れた!」と塞ぎ込み、一時は体調不良で入院もした。Oさんはもともと自営業を営んでいたこともあって、Oさん宅には被災者同士がよく集まっている。古着と言っても新古品というか、新品に近いダウンジャケットなどもあり、Oさん宅でも大変喜ばれた。
Oさんから、「ありがとうございました 皆さんに助けてもらつて 幸せものです ありがたいことです。元気出さないとね…」という嬉しい返事が届いた。
以前にも書きましたが、ボランティアが寄り添う形は多彩だが、こうして“黙って被災者の傍に寄り添う”ことがボランティアの第一歩なんだと、29年前の阪神・淡路大震災の時に、当時神戸大学医学部精神科教授の中井久夫さんが言われた名言だった。
Oさんのこのお礼の言葉を聞いて、29年目にしてやっと中井久夫先生のこの言葉が身に染みて理解できた気がする。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清) ... See MoreSee Less
1 month ago
「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.110 水害編―18
能登半島支援 緊急支援のお願い!!
本レポートNO107で少し触れたが、9月21日に発生した記録的豪雨による土砂災害の現実を目の当たりにしたときに、これまで見てきた水害による災害現場で、とにかくこれほどの流木が地域に流れ込んだという事態は、見たことがない。
今朝の毎日新聞の記事では、「国土交通省によると、石川県では10日時点で116件の土砂災害が確認された。内訳は土石流57件、崖崩れ45件、地滑り14件。・・・・豪雨とは別に、元日の地震では、石川県内で424件の土砂災害が発生した。豪雨との累計は540件。過去約40年の全国での土砂災害は年間平均約1100件で、今年は半数近くが能登半島地震で起きた計算となる。」と報じられていた。
また、今年3月に防災科学研究所の酒井直樹さん(水・土砂防災研究部門副部門長)が発表された「2024年能登半島地震による土砂災害の特徴」では、・強い揺れと地質構造の影響を受け、2000箇所以上発生。・今後の復興に対して余震や雨期の土砂災害発生が懸念と注意喚起がされていた。先の新聞報道の数字と、この酒井直樹さんが懸念された数字とを見ると、今回の水害が、起こるべくして起きた言っても過言ではない。
「金沢大学の青木賢人准教授(自然地理学)は、「地震対応に追われている自治体が別の災害リスクを周知する対応の難しさが露呈した」と指摘(神戸新聞 2024・10・21)
災害大国日本に住む以上、覚悟しなければならないのかも知れないが、私たち一般市民の取り組みだけでは限界だ。普段からの山の手入れや災害発生時の避難対応などは、ある程度可能だと思うが、同時に自治体による事前防災としての「ハザードマップ」作成が急務だ。同マップをもとに、地域総がかりで事前防災に取り組む必要がある。しかし「石川県能登半島の28河川の流域で、浸水範囲や避難場所などを示した洪水ハザードマップが作成されていないことがわかった。」と報道された(神戸新聞同日)あらためて、事前防災の強化が必要だという教訓となったのでは・・・・・。
(被災地NGO恊働センター顧問:村井雅清) ... See MoreSee Less