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13 hours ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 17」
前回のレポートで、健気な13歳の中学生の言葉を紹介した。24日で露軍がウクライナに侵攻してから3カ月になる。今朝、マスコミ各紙をめくると、ウクライナのゼレンスキー大統領が21日にテレビのインタビューで「2月24日の侵攻以前の領土を取り戻すことができれば、ウクライナにとっての勝利と見なす」と発言したと紹介されていた。その言葉に歩調を合わすように、ウクライナ最高会議は「ロシアの侵攻に伴う戒厳令と総動員令を90日間延長すると承認した。」そして、23日アメリカのオースティン国防長官は、「ウクライナに対し、約20カ国が弾薬や戦車など新たな軍事支援を表明したことを発表した。
加えて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、「(ウクライナ)からの男性の出国を認めることを求める請願書について、反対する姿勢を示した」と(朝日新聞 夕刊022・5・23)。なお、この請願書には2万5千人の署名が集まっていたとのこと。
「停戦」どころか、やはりウクライナは徹底して戦うという決意のようだ。「あ~・・・・・」ため息しか出ない。
5月10日付け毎日新聞に「100年後『野ばら』のリアル」という見出しで、日本のアンデルセン」と呼ばれた児童文学作家、小川未明(1882~1961年)による「野ばら」のことが紹介されていた。小見出しには「童話まるで露とウクライナ」と書かれていた。合わせて同記事には、「第一次大戦や太平洋戦争のさなかを生きた未明は、小説のほか約1200編の童話を残した。昭和初期には、雑誌「婦人之友」に「男の子を見るたびに『戦争』について考えます」という文章を寄せた。世の親が健やかに育てようと心を砕いてきた子供たちが、戦争によって「互に、罪もなく、怨みもなく、しかも殺し合って死ななければならぬ」「戦うことに於て、いかなる正義が得られ、いかなる真理の裁断が下され得るか」と、強く反戦を訴えた。未明は2人の子を病気で失った経験もあった」と紹介されていた。「婦人之友」に掲載された「男の子を見るたびに『戦争』について考えます」小川未明を婦人之友の会員である知人にお願いして、その文章全文を探して貰い、宝物のように手元に持っている。その寄稿した文章の一部は、先に同紙を通して一部紹介したが、「私は、戦争ということが、頭に浮び、心が暗くなるのをお覚えます。戦争!それは、決して空想ではない。しかも、いまの少年達にとっては、これを空想として考えることができない程、現実の問題として、真剣に迫りつつあることです。」という下りもある。これは、昭和初期の文章です。今のウクライナとロシア軍の戦争のことではない。この「婦人之友」の文章を探してくれた知人も、この文章を読んで、「"男の子を見るたびに戦争のことを考えます'を読むと、私も長男がおり、また4人の孫たちは皆揃って男の子なので、本当に愛情をかけて育てられているあの子たちが戦場に駆り出されると想像するといたたまれませんね!そして、今現実にそのことが起こっていて、罪のない子どもたちを含め犠牲になっている、これを読むと遠い世界で起こっているというのではなく、我がことに引き寄せて、考えることができたように思います。」と、感想を寄せて下さった。
とにかく一日も早く、停戦合意が成立することを祈るしかできない。
(CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
PS:CODEが、ウクライナおよびロシアから神戸に避難している方々に、「MOTTAINAIやさい便」を届けています。
☆救援募金にご協力下さい
郵便振替:00930-0-330579
加入者名:CODE
*通信欄に支援先を明記してください。
(例:「MOTTAINAIやさい便」)
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
*クレジットカードをご利用の方は下記ページからご寄付いただけます。
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14 hours ago
MOTTAINAIやさい便が、神戸新聞の記事になりました!ご協力お願いいたします! ... See MoreSee Less
1 day ago
<アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—44>
2020年にノーベル平和賞を受賞したWFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、昨年8月15日に暫定政権を樹立した「イスラム主義組織タリバン」が統治するアフガニスタンでは、「(2022年の)6月から11月にかけ、人口の45%に当たる1890万人が深刻な食糧危機に陥るとの予測を発表した。」(神戸新聞 2022・5・17)さらに、「降水量が少ないこと、ロシアによるウクライナ侵攻で国際的な食料や燃料価格も高騰のため状況改善の妨げとなった」と。(同紙)
また国連WFPは「技術訓練や気候適応プロジェクトを通じて、家族が自分たちの土地を耕し食料を育てられるよう、人びとの生活に投資し続けていきます。」とも述べている。
以前、本レポートで同暫定政権が「ケシ栽培の禁止」を発表したことを伝えまた。“ウクライナ戦争”の影響で、アフリカなどでは「パンが食べられず、しかも一日一食で、キャッサバを食べている」との報道もあった。また、ケニアは長期的かつ記録的な干ばつで、家畜の多くが死に絶え、飲料水は塩水を飲まざるを得ない状況で健康被害が広がっている。こうした食糧危機は、アフガニスタンに留まらず、これまでに例を見ない深刻な事態だ。
ならば一つの対策として、国連の関係機関(WFP)や国連食糧農業機関(FAO)など)は全力をあげて、アフガニスタンのケシの耕作地の全てで小麦や大豆、ぶどうを育て、そこからの全収穫量を農家から買い取り、飢餓対策の食糧支援に回すとともに、アフリカなどで食糧危機になっている国々にも供給するということを提案したい。これには日本のNGOはじめ各国のNGOも賛同するだろう。当然国連は、タリバン暫定政権に人道的援助に携わっているすべての援助者の安全の保障を約束させるべきことは言うまでもない。
おそらくこんな知恵は、すでに実施していますとたしなめれるかも知れないが、アフガニスタンにおいては、昨年の危機状態から10カ月が過ぎようとしているのに、状況は改善されるばかりか、ますます悪くなっている現状に愕然とせざるを得ないからだ。
「FAOは、生計支援を継続し、アフガニスタンの7割の人口を占める農家と家畜業を営む家庭には、生産性を保てるように、命を救う支援と現金支給を行っている」「高品質で現地で手に入れた種、肥料と訓練を含む小麦の耕作パッケージを提供している」という国連レポートもあるので、いわゆる総合的なプログラムで考え、実施していると思われるが、人道的支援として叡智を絞って実施すことを願う。
こうした惨状を見ると、むしろタリバン暫定政権を国際的にも承認することを積極的に考え、同暫定政権自らが自国の為に活躍できるようなプログラムを提案することも一考に値するのではないか・・・・・?「制裁」を課するだけでは何も解決しないばかりか、さらに被害を被るのは一般の市民であることを忘れてはならない。(CODE事務局:アフガニスタン 担当 村井雅清)
●昨年の8月15日以来、CODEが支援してきたぶどうの生産地などの状況が全く伝わらないので、これまでご案内していた「ぶどう畑の様子はこちらから」とそのURLは省略します。
現地からの情報が入り次第、都度ご報告しますのでご容赦下さい。
CODE海外災害援助市民センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通 2-1-10
tel +81(0)78-578-7744 fax +81(0)78-574-0702
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2 days ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 16」
5月20日、ロシア国防省は、ウクライナ南東部マリウポリを完全に制圧したと発表した。「マリウポリでは、約3カ月にわたる攻撃で民間人の死者は約2万人に上ると推定されており、街は廃墟となった」(神戸新聞 022・5・22)と。アゾフスターリ製鉄所からは、これまでに2439名が投降したとのこと。ただ、この数字は正確ではないという指摘もある。
さて、ウクライナ兵士の妻は映像で夫の姿を見て、「生きていて、本当に安心した。捕虜交換が一日でも早く実現することを願っている」(朝日新聞 2022・5・22)と語った。しかし、一方では昨日のテレビのニュースで、「地獄から別の地獄へ行くだけだ」と苦しい胸の内を語っていた妻もいる。この言葉は衝撃的でした。ロシア政権内では、ウクライナのアゾフ連隊の幹部は死刑もありうるという声が出ているという報道もあり、先のウクライナの兵士の妻が言った言葉が頭にこびりつく。
ロシア側は「解放」と表現するが、投降した兵士と民間人が移送される先は、親ロシア派が支配する地域の旧刑務所という報道もある。「地獄」でないことを祈るしかない。
他方、この製鉄所の地下には避難していた子どもがいて、最後の攻防でケガをした子どももいたようだ。加えてウクライナ各地では子どもの犠牲も相次いでいることも報じられている。子どもにまで被害が及ぼすのは痛ましい!
5月28日付け神戸新聞で、「戦争はしないで」という見出しで13歳の中学生の投稿が紹介されていた。少し長いが以下に紹介したい。
—みなさんは今、ロシアとウクライナとの間に戦争がおきていることをしっていますか?今ロシアがウクライナへ砲撃し、ミサイルを撃って攻撃しています。みなさんは、昔の第2次世界大戦の時の戦争をしっていますか?あの時、見なれない姿に世界は変わってしまい、大ぜいの人や幼い子どもがなくなりました。それから戦争はやめようといっていたけれど、ロシアとウクライナの間で、戦争が始まってしまいました。それに被害を受けているウクライナは「停戦して」とねがってもロシアは聞いてくれませんでした。でも、ある日、ロシアのテレビ放送局で、アナウンサーが話していると、ロシア側の一人の人が画面にでてきました。「ロシアはだまされている」「停戦して」とカードを示していました。ロシアの中にもこんな人がいるっていいと思いました。なので、みなさんは絶対に戦争はしないでください。―
というものだ。私たちは、こうした子どもの切ない思いに、きちんと向き合わなければならないとあらためて気づかされた。
(CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
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2 days ago
MOTTAINAIやさい便のチラシができました!
ご協力お願いいたします。
皆さんの想いを新鮮な野菜にして、ウクライナ・ロシアやアフガニスタン、ベトナムの方々に届けます! ... See MoreSee Less
3 days ago
MOTTAINAIやさい便ニュースNo.3 アフガニスタン編①
「アフガニスタンとウクライナ」
昨年8月のアフガニスタンでのタリバンによる全土制圧によって、国外に退避した人、退避することさえできない人もいます。CODEのカウンターパートの家族も退避することができずに今もアフガニスタンで身を潜めるように暮らしています。
昨年、神戸市内に避難してきたSさんにもこの「MOTTAINAIやさい便」を届けています。
昨日、Sさんからのお招きいただき、アフガニスタン料理をふるまっていただきました。
美味しい料理をいただきながら、アフガニスタンの文化や暮らしなどを聞いたり、楽しい時間を過ごすことができました。
でも、アフガニスタンに残してきた妻や4歳の子どもの話になると表情が曇ります。
当初は日本に呼び寄せるはずでしたが、最近は、「難しいですね。日本に来ても言葉もわからないし、日本に馴染みもないし・・・」と語ります。英語が堪能で日本に関心の高い彼は、驚くほどのスピードで日本語が上達していますが、家族は同様にはいきません。
話がウクライナの話題になると、英語も日本語もできないウクライナの避難者の方と自分の家族の姿を重ね合わせたのか、頭を抱えるように「難しいね~」とつぶやいていました。
そして「家族に会えなくて寂しいけど、アフガニスタンには帰りたくない」とも言っていました。
アフガニスタンから日本に来て「安全」な暮らしを得られるのかもしれませんが、決して「安心」な暮らしが保証されている訳ではありません。
日本政府は、ウクライナからの避難民に対しては、いち早く受け入れを表明し、在留許可や就労、生活補助金など手厚い特例措置を行い、民間企業なども住居や生活用品の提供など様々な支援を実施しています。
他方、アフガニスタンからの退避者にはそのような支援はほとんどありません。ウクライナへの特例措置が、アフガニスタンで今も苦しむ人たちへも適用されることを願ってやみません。
ウクライナだけでなく、アフガニスタンも忘れないでください。(吉椿)
*ご寄付のお願い
「MOTTAIAIやさい便」では、ウクライナからの避難者の方、アフガニスタンからの退避者の方々、在日ベトナム人留学生や技能実習生などに新鮮で美味しい野菜を提供しています。ウクライナの避難者を受け入れた在日ウクライナ人の中には、公的支援をほとんど受け取れず、困窮する方も出てきています。ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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加入者名:CODE
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(例:「ウクライナ・ロシア、アフガニスタン」)
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5 days ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 15」
5月17日ウクライナのマリウポリ・アゾフスターリ製鉄所から、ウクライナの「アゾフ連隊」の兵士が694名退避したことが報じられたが、まだ2,000人以上が残っていたとロシア国防省は指摘し、19日に計1730人が投降したとに発表した。
ウクライナ側は、ウクライナが拘束している露軍兵士との捕虜交換を求めていたが、ロシア側は「犯罪者は裁判を受けなければならない」と、引き渡しに難色を示しているそうだ。ロシア側は「国際的な基準に従って対処することを保証する」と言っているものの、アゾフスターリ製鉄所から“降伏”した民間人を含む約2,000人の中で、民間人に対してネオナチ派のアゾフ連隊であるかどうかの尋問がされている。「ロシア紙『モスコフスキー・コムソモーレツ』はウクライナ兵の処遇については、ロシアの法律家の論評を掲載。マリウポリがあるドネツク州の親ロシア派支配地域「ドネツク人民共和国」の「法律」が適用されるとし、死刑の適用もありうるとした。」(朝日新聞 2022/5/19)との報道も。ジュネーブ条約に則れば、とんでもないロシア側の暴挙以外なにものでもない。
ところで、先般ロシア政府が出したロシアへの「入国禁止リスト」に名前のあがった岡部芳彦教授(神戸学院大学)の講義を拝聴した時に、同教授が「ドネツク州を“ロシア化”されることが、ウクライナの人たちにとっては屈辱的なこと。例えば、ある日からテレビの放送は、ロシアで流れている内容に変わり、使用言語もロシア語に統一されるというように暮らしが一変するということを想像できますか?」と聴視者に問われた。
また、同教授は5月17日の朝日新聞夕刊の取材で「太平洋戦争で惨禍を招いた原因の一つには、英語を禁止したことにあるのでは、と。あの頃、日本は英語を「敵性語」と位置づけ、野球のストライクは「よし」、「ボール」は「だめ」と呼んだ。」と具体的な事例を語っておられた。さらに同教授は、先の戦勝記念日にプーチン大統領が演説の中でウクライナという言葉を一度も使わなかったことにも言及し、2022年5月20日付け神戸新聞では、「国名を呼ばない姿勢からは、ウクライナという国が存在しないという意識と民族性の否定を感じました。今回の侵攻を通じ、基本的人権の尊重や平和主義といった、私たちが当たり前だと感じている価値観が共有されていない国があることを意識しておく必要があると感じます。」とも。これまで日露が友好的な外交関係ができることを願い尽力されてこられた岡部教授にとっては、残念な事態になろうとしているが、「対話の道を探り続けることで、戦争を終わらせると信じたい」と結んでおられた。 (CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
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6 days ago
MOTTAINAIやさい便ニュースNo.2 ウクライナ編②
「野菜の力」
Vさん(25歳)、Sさん(23歳)の夫妻は、4月11日にウクライナ・リビウから姉のMさん(27歳)の住む神戸に避難してきました。
Mさんは、僕らの持ってきた丹波の新鮮な野菜を見た瞬間、「神戸には農村のようなところがなく、牛がいない。私も農村のようなところに行きたい!」と言いました。
聞くと、Mさんのおじさん(2019年に他界)は農家で野菜を育て、牛を飼い、チーズを作っていたそうで、そのお手伝いをしていたことを懐かしそうに語ってくれました。
国土の7割が農地であるウクライナは、「ヨーロッパの穀倉」、「欧州のパンかご」と呼ばれています。Mさんは野菜を見て、そんなウクライナ田園風景を思い出したのでしょう。
今回のMOTTAINAIやさい便の中にはフェンネル(和名:ウイキョウ)という野菜がありました。日本ではあまり馴染みがないので、食べ方を説明しようとしたら、Mさんは「私たちの国でもよく食べます!」と嬉しそうに言いました。
野菜には食物繊維やビタミンなどの栄養があるのはもちろんですが、このように野菜には、
故郷の風景を思い出させる力がある事を実感しました。「今度、一緒に丹波に行こうね!」と
言って別れました。
一日も早くウクライナの豊かな田園風景がよみがえる事を願います。(吉椿)
*急募!
・通訳ボランティア
ウクライナ語または、ロシア語の通訳ボランティアさんを探しています!
対面または、オンラインでの言語のサポートや日本語の学習指導、話し相手などが考えられます。
・自転車
ウクライナから避難されてきた方、ベトナム人の生活困窮者に提供します!
自転車は登録証付きのものでお願いします。神戸市内または近郊であればこちらから取りに行きます。遠方からのものはこちらから取りに行けませんのでご容赦ください。
*寄付のお願い
ウクライナ・ロシアからの避難民に新鮮な野菜を届けています。野菜は丹波や丹波篠山、たつの、神戸市内などの農家から買い取っています。ご支援、ご協力お願いいたします。
郵便振替:00930-0-330579
加入者名:CODE
*通信欄に支援先を明記してください。
(例:「ウクライナ・ロシア」)
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
*クレジットカードをご利用の方は下記ページからご寄付いただけます。
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7 days ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 14」
とうとう、ウクライナ南東部のマリウポリがロシア軍による、2月末から約80日間の容赦ない攻撃が終わった。アゾフスターリ製鉄所には、一時ウクライナの兵士が1,000人以上もいて、負傷兵が約500人が取り残されているという報道もあった。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、「戦闘任務は完了した。」「ウクライナの英雄たちは生きて帰ってこなければ。これが私たちの原則だ。」と声明を出した。ロシア側は「ウクライナ軍が降伏した。」と発表。手放しでは喜べないが、この地域においてはとりあえず戦闘状態が終わったということには、「ホッ!」と一息つける。
それにしても「包囲戦80日市街9割破壊」「無差別攻撃、2万人超犠牲」「マリウポリ陥落」「製鉄所部隊投稿」「激戦地露「戦果」宣伝」・・・・などなど、第二次世界大戦時の日本のニュースも、こんな報道が日々されていたのだろうか?遠く戦地と離れていても、どうも落ち着かない!
もちろん、日本に避難して来られたウクライナの人たちは、もっと落ち着かないだろう。ウクライナに夫を残し、単身で身内を頼って日本に来られた若いパートナーもいる。とにかく、ロシア・プーチン大統領は全面的に「無条件即時休戦宣言」をするべきだ。プーチン大統領が侵攻さえしなければ、誰一人こんなつらい思いをすることはなかったはずだ。憤りが込み上げてくる。
日本に避難された方のほとんどは、言葉が全く通じない。もちろん仕事はできないし、自由に移動もできない。小さなことかも知れないが、行政から住まいを提供されても、風呂にはシャワーがない。これまで暮らしてきた日々の暮らしが当たり前のようにない!ということが不安とストレスを増大させる。
CODEは、27年前の阪神・淡路大震災でボランティアの第1歩は「黙って(被災者の)傍にいること。」と教えられた。日本に避難して来られているウクライナの人たち、そして今回のことで息を潜めながら、肩身の狭い思いをしているロシアの人たちに、大した支援はできないが、この「黙って傍にいる」ということだけは忘れていない。
先日も、ロシアの方でウクライナ支援を呼びかけている家族に出会った。「感動しました!」と声をかけた。複雑な表情だったが、訪ねていったことには喜んで下さった。
少しでも何かお手伝いができないかとCODEの関係者は東奔西走するが、27年前に「ボランティア元年」と言わしめたあの“空気”を思い出す。 (CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
PS:ウクライナおよびロシアからの避難民に対しての具体的な支援活動(MOTTAINAIやさい便など)はCODEのHP・FBを見てください。
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1 week ago
「MOTTAINAIやさい便ニュースNo.1 ウクライナ編①」
CODEは、昨年6月より「MOTTAINAIやさい便」と称して、形が悪いなどの規格外の野菜をコロナ禍で困窮している神戸市内の子ども食堂やベトナム人留学生や技能実習生の集まる寺院、留学生の暮らすシェアハウス、アフガニスタンから退避された方などへ約50回提供してきました。丹波、丹波篠山、たつのなどの農家さんに、商品にならなけど新鮮でおいしい野菜を安価で提供していただき、CODEの賛助会員のYさんが運び、CODE未来基金の学生さんたちと届けてきました。
今般のウクライナ侵攻で日本に避難してきた方にも「MOTTAINAIやさい」を届けました。
2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻によって、戦火を逃れてきた19世帯33名(5/9時点)が神戸市内で暮らしています。
先日、「MOTTAINAIやさい」をお届けしたMさん(27歳)は、ウクライナのリビウ出身で3年に来日し、神戸市内で働いています。ウクライナ侵攻後、4月11日弟夫妻(25歳、23歳)は姉のMさんを頼って来日し、神戸市内で暮らしています。
母と弟さんの妻は、隣国ポーランドに避難し、侵攻前にポーランドに出て働いていた弟さんは徴兵を免れ、日本に来ることができました。でも、弟さんは戦うためにウクライナに戻ろうとしたそうですが、Mさんの必死の説得で思いとどまり、日本に来たそうです。
弟さんに神戸での暮らしで困っていることを聴くと、「言葉だ!」と即答します。日本語はもちろん、英語もほとんどできない弟さん夫妻は、「スーパーでシャンプーを買うことさえできない」と言います。これから少しずつ日本語を勉強するそうですが、時間もかかります。
また、弟さん夫妻の暮らすアパートからMさんに住む家まで徒歩40分かかかるそうで、自転車があると行動範囲が広がります。
そこで以下を急募します!!!ご協力、ご支援のほどよろしくお願いいたします。(吉椿)
*急募!!!
・通訳ボランティア
ウクライナ語または、ロシア語の通訳ボランティアさんを探しています!
対面または、オンラインでの言語のサポートや日本語の学習指導、話し相手などが考えられます。
・自転車
ウクライナから避難されてきた方、ベトナム人の生活困窮者に提供します!
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2 weeks ago
神戸新聞の長沼さんから取材受けました。
昨年廃案になった入管法改正案の補完的保護対象者では、ほとんどの難民申請者は対象外になると言われています。準難民が補完的保護対象者の代替案なら意味がない。 ... See MoreSee Less
2 weeks ago
「丹波農業フィールドワーク第4回:参加者の感想④」
CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学んでいます。
第4回フィールドワークが2022年3月28日~29日に行われ、ジャガイモ植えや黒豆の味噌作りを体験させていただきました。
また夜の懇談会では、学生さんからのリクエストで「農業と国際協力」をテーマにフリートークを行いました。
参加した若者たちの感想を順次、紹介していきます。
四人目は、大阪大学で国際協力を学んだ後、豊岡で奮闘している森本莉永さん(豊岡市地域おこし協力隊)です。森本さんは、コロナ禍でJICAの青年海外協力隊の派遣が延期になった事で、昨年から地域おこし協力隊として、農業や国際協力、地域づくりなどをつなげる活動をしています。
*****************************************
3月28日と29日、 ムラとマチ奥丹波で実施された CODE海外災害援助市民センターの「第4回農業フィールドワーク」にご一緒させて頂きました。今回は3回目の参加ということで、今までと同様たくさんの学びや気づきを得ることができた2日間でした。
2日間を通して、複数の品種の芋定植、里山保全に関わる薪割り・薪積み作業、黒豆味噌作り、色んな野菜の種蒔きなど、色んな農作業に携わらせて頂きました。作業をしながら、ムラマチの皆さんと様々な情報交換が出来たり、丹波の農業やムラマチさんの自然を守る取り組みについてお伺いする事が出来ました。また、CODEの吉椿さんとも、農業に限らず国際協力の話やCODEさんの活動などたくさんのお話を伺う事が出来、大変有り難く思いました。
2日間のフィールドワークのなかで特に印象に残ったのは1日目の夜にあった “農業×国際協力” というトピックでの話し合いでした。ムラマチやCODEの皆さん、今回の農業フィールドワークの参加者の方々、奥丹波の地域の方々、若手新規就農者の方など…。本当に様々なバックグラウンドを持つ人たちが一同に会して行われたこともあってか、議論された内容全てが私にとってとても興味深いものでしたし、書き切れないほど多くの学びがありました。
「生産性重視の農業?楽しさある農は?」という議題、6次産業化のこと、日本の構造的な課題、ひとりひとりの努力の尊さ、そして「教える・学ばされる」ではなく「学び合う」ことこそが大事だということ、などなど…。
とりわけ、”住民参加” の地域活性化というトピックは、大学院での研究内容だったということもあり、本当に興味深く議論させて頂きました。
“住民を巻き込んで地域活性化” の難しさは、発展途上国だけではなく、日本の地方・日本の農業においても言えるのではとしみじみ思います。
国際協力の分野で必ずと言っていい程触れられる老子の言葉があります。
「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」
授人以魚 不如授人以漁
欲しがるモノを与えるだけの一時的な開発援助は現地の人の為にならない、欲しいモノを自分で得られる方法や技術を教えることでその人の自助的な成長を促そう、といった意図でこの言葉が謳われているかと思います。
でも、私はこの言葉を聞いた当時から「本当にそうかな」といつも疑問に思ってました。「現地の人は魚が本当に欲しいのだろうか」「方法や技術を教えることが果たして現地の人の自主性や主体性を引き出すのだろうか」と常々悶々としながら国際協力の関係者のお話を聞いていたりもしました。
つまり本当の意味で住民の主体性を引き出すためには、当事者の住民自身が自ら問題を発見して或いは気づきがあって、「こりゃなんとかしないと!」って課題解決に向けた行動に移してもらう、その仕掛けやきっかけこそが最も大切なんじゃないかと個人的に思います。それは私たち第三者が現地の人から教えてもらう過程でふとした瞬間に住民が発見するのかもしれないし、人とコミュニケーションを取ったり交流したりするなかで偶発的に起こるかもしれない。
この事は国際協力に限らず、日本の地方創生や農業に関わる課題でも同じ事が言える、と今回のフィールドワークでの夜の話し合いを終えて改めて感じました。
こういった “農×国際協力” ひいては “日本の農業×国際協力” の内容で議論出来た事で、私にとって議論したかったこと誰かに伝えたかったことをアウトプットする貴重な経験になりましたし、様々な分野で活躍される方々の話をたくさん聞いて、多岐に渡って意見交換して、お互いに学び合うことのできた本当に素敵な時間でした。
丹波で行われているこの農業フィールドワークの取り組みを豊岡の農業でも応用していきたいなと思っております。そして、豊岡だけでなく但馬地域、兵庫の農業がもっと活気づいていくような活動が出来るようこれからも頑張らないとな、と強く自分に言い聞かせることの出来た2日間でした。
次は皆さんと是非お会いしましょう!
フィールドワークで関わって頂いた皆様、本当にありがとうございました。(森本莉永) ... See MoreSee Less
2 weeks ago
<アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—43>
アフガニスタンの記事が、極端に少なくなってきた。ここ数日前からのマスコミの記事を見ると、北部マザリシャリフや首都カブールでの自爆などの爆破事件が相次いでいる。特に、モスクに一般の人たちが集まっているときの行為は、決して許されるものではない。昨年の8月15日以来、一応暫定政権を維持しているタリバーンは、イスラム教のシャーリア法に則って政治を司っている。その象徴であるモスクが攻撃のターゲットになっているということは、大変気がかりだ。
さて、そのシャーリア法に基づく政策の一つで、「勧善懲悪省」を設置したことから、就労や教育に対する制約が厳しくなっていることは周知の事実だ。その制約の一つに、女性の服装のことがある。暫定政権は、つい先日5月7日に「女性が外出する際に全身を覆うことを義務づける」と発表した。そもそもアフガニスタンでは、タリバーンだからということではなく、また政権による義務付けでもなく、女性の外出時の服装に制限があった。2001年にタリバーンが陥落した後、2002年からアフガニスタンに出入りしていたときにも、私は何度も女性の服装には目が奪われた。
先述した「全身を覆う」というのは、アフガニスタンでの女性用の伝統衣装「ブルカ」の着用のことだと言える。しかし、国際社会からは「人権侵害だ」との批判の声が上がっている。
シャーリア法にはどのように表現されているのか正確には知らないが、巷で言われてるのは「既婚の男性の前では、むやみに肌を露出してはいけない」ということらしい。私がアフガニスタンの家庭を訪問した時に、やはり女性はブルカを被っていた。こんなこともあった。ある真夏の暑い日に、デコボコの悪路のため、ゆっくりと車で路地を走っているときに、かなり前方遠くに一人の女性が歩いていた。「あれ、あの人ブルカを被っていない?」とちょっとびっくりさせられた。でも、その女性はブルカを着用していたのだが、あまりにも暑いからなのか全身を覆うようにスッポリとは被っていなかったのだ。ところが、車がゆっくりとその女性との距離を縮めて行くと、その女性は私たちと目があったのか、慌てるようにブルカで覆うように頭から被ったのだ。「えっ、こんな状態でも・・・・?」と私は苦笑いを抑えることができなかった。
その後、アフガニスタンの北部で地震があったときに、路上に並んで女性が主食である「ナン」を支援団体から配って貰っていたときには、みんながブルカを被って並んでいたのも印象的だった。
CODEは、支援のモットーとしている一つに「被災国の宗教や生活習慣を尊重する」と掲げているので、あくまでもこのような習慣もすべてを否定しない。ただ、難しい選択だが、宗教上の文化が違っていても、「人権の尊重」という視点から考えると、必ずしも「べき論」で理解すべきではないだろう。尊重するものの、「どんな服を着るのかは、あくまでも着る人の意志を尊重するのが「人権の尊重」ではないだろうか?
(CODE事務局:アフガニスタン 担当 村井雅清)
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1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに「困ったときはお互いさま」の心で海外の被災地支援を行っています。 災害時の支えあい・学びあいを通して地球の市民どうしのつながりを築いています。2 weeks ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 13」
本日9日は、ロシアにとっては「対ドイツ戦勝記念日」だ。このナチスドイツとソ連(当時)が闘った戦争で、双方に3,000万人以上の死者が出たという凄まじい戦争だった。
何故、ロシア・プーチン政権は、いまこの状況のなかで行われなければならないのか?『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)の著者大木毅さんによると、「独ソ戦では、ウクライナの独立勢力が一時的にナチス。ドイツと手を結び、ソ連に抵抗したことがある」と。2月24日のプーチン大統領率いる露軍がウクライナに進攻したのも、プーチン大統領が、その正当性を主張する根拠に「ナチスからウクライナで苦しんでいるロシア住民を解放するため」を繰り返し公言している。つまり、プーチン大統領は、「ナチスを徹底して滅ぼす」ということを大義名分にしているからだ。
さて、このような情勢の中で、ロシアから出国している人が約388万人に上るという現実に目を向けなければならない。他方、ウクライナから国外退避をした人は、500万人~700万人と言われている。しかし、いまは国外退避する人より、ウクライナに戻って来る人が多いという報道もある。ロシアから国外に退避する人たちの声は報道によると、「プーチン政権に賛同できない」「制裁で国外とのビジネスができない」「生活が苦しくなる」(朝日新聞 022・5・8)という。中でも、「民主主義がなくなるこの国では希望が持てない。」という若者の声が多い。
ウクライナに戻る人たちの中には、いのちがけで民主主義を守るという人たちも少なくないだろう。プーチン大統領が、ウクライナへの攻撃を止めないのは、「民主主義の台頭が怖いからだ。」と言った専門家もいた。
このことを、この日本の地で暮らす私たちは、どのように受け止めればいいのだろうか?このように言うと、多くの人は、「この日本で何の不自由があるのか?」と訝る人たちが少なくないだろう。
果たして、この国は自由なのか?私は、あらためて、しっかり考えて見たい。 (CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
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3 weeks ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 12」
OCHA(国連人道問題調整事務所)によると、29日から退避作業が始まったウクライナ・マリウポリのアゾフスターリ製鉄所からの避難が100人を超えたようだ。しかし、残念ながら露軍は早くも攻撃を再開した。
さて前号でも触れたが、日本では昨日が憲法記念日だった。おそらく多くの人が、ロシア・ウクライナの情勢を踏まえて、憲法について考えさせられた一日だったのでは・・・・・と思う。
昨日の朝日新聞天声人語に敗戦の翌々年に配られた冊子『あたらしい憲法のはなし』にまつわることが紹介されていた。同冊子は「浅井清その他の人々の尽力でできた」とのこと。そして「憲法学者高見勝利さん(77)によれば、浅井清は慶応大で教えた根っからのリベラリストだった」と。ただ、「国は手のひらを返し、浅井に新憲法の解説役を任せる。〈嬉々として学校へ通う子ども達の姿を見るにつけ(略)憲法の知識を持たせる唯一の機会が、著者に与えられたことに感激を覚えた〉。と自著に記した一文は、彼の高揚感を伝える」と解説。その浅井は「〈くうしゅうでやけたところへいってごらんなさい。やけただれた土から、もう草が青々とはえています〉。と基本的人権を子どもに説くために草や木の生命力から説き起こした。」と紹介している。(2022・5・3朝日新聞天声人語より引用)
これを読んで、私は27年前の阪神・淡路大震災後、天川佳実さんという方が「がれきに花を」という運動に携わっていたことを思いだした。きっと想像を絶する大地震だったが、なんと瓦礫の間から愛らしい花が咲いているのを見て、天川さんは勇気を貰ったと言っていた。なお、この運動は同時に「がれきに花をさかせよう!」と学校などでも広がった。
紛争下でも、自然災害下でも、大地の隙間からこうして花が咲く。それは、小さな“いのち”が自然の中で生かされているということを体感することでもあった。先述した浅井清は、そのことを子どもたちに伝えかったのかも知れない。
前号で伝えた「神戸市外国語大学の山本昭宏准教授のいう『国家や専門家が語る安全保障の言葉でなく、一人一人が自分の生活の中にある感覚で平和や憲法を語ることが大切だ』」というメッセージも同じ地下茎にある。
今、ウクライナ民話の『てぶくろ』という降りしきる雪のなか、片方だけの手袋に動物たちが暖をとろうと次々に入ってくる物語の絵本が超人気だそうな。是非読んで見ないといけないな・・・・!
ロシア・ウクライナの緊迫した情勢が続く中で、子どもをかかえる大人は、結構悩んでいるという話をよく聞く。バーチャルの戦争ゲームなどで育った子どもたちは、簡単に「死ね!」「殺せ!」という言葉を口にする。そのたびに、傍にいる大人は「ドキッ!」とし、戸惑っているようだ。私の知人のお父さんが、そうした子どもの言葉に、「どんな人であっても、人間である以上、“死ね!”と言ってはいけないよ!」と言ったそうだ。
ロシア・ウクライナ情勢を踏まえて、実にいろいろなことを考えさせられる。でも、自然の中での、小さな“いのち”、可憐な“いのち”に出会い、いのちは大切にしよう!!ということだけは、忘れてはならないということを肝に銘じたい。 (CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
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3 weeks ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 11」
国連グテレス事務総長とプーチン大統領が合意した国連と赤十字国際委員会の関与による人道回廊による避難が始まり、2ヶ月による地下での避難生活から解放されたウクライナの人びとがいる。第一陣は希望した中南部のザポーリジャに到着したという報もあった。ウクライナのゼレンスキー大統領は、「初めて人道回廊が機能した」と評価した。私は、前回の本レポートで、「プーチンがこの合意を守るとは思わない」と否定的なコメントを書いたことをお詫びしなければならない。
テレビでは、乳児を含む子ども、高齢者、女性の避難の模様が映し出された。約100人が解放されたと。全部でこの地下には1000人近く居るだろうと言われていたので、まだわずかにしかすぎないが、とりあえずは「ホッ!」とするニュースだろう。
しかし、一方で「プーチン大統領が『対独戦勝記念日』の5月9日に、これまでの『特別軍事作戦』から、『戦争宣言』を発表するのでは」という報道も出されている。ロシアのラブロフ外相は「われわれの軍はその行動を特定の日に合わせることはしない」と述べているが、特別軍事作戦から戦争宣言にという変更は、一体何を意味するのだろうか?これまで何度も「核使用」をちらつかせているので、大変恐怖を感じる。
さて、日本は今日、75回目の憲法記念日だ。日本国憲法は、前文で「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。」と掲げられている。
さらに憲法9条1項では「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」としている。
プーチン率いる露軍に対して、即時停戦を説得できるのは、日本の役割であることは明白である。2月24日、プーチン大統領のウクライナに対する一方的な侵攻から2ケ月以上の凄惨な現実を前にして、日本の選択肢はこれ以外にはないだろう。
そして私たち一人ひとりに問われているのは、神戸市外国語大学の山本昭宏准教授のいう「国家や専門家が語る安全保障の言葉でなく、一人一人が自分の生活の中にある感覚で平和や憲法を語ることが大切だ」(2022年5月3日神戸新聞社説より引用)という言葉を深く噛みしめることではないか。
(CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
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3 weeks ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 10」
プーチン率いるロシア軍は、ウクライナのマリウポリに続いて、ドンパス地方の制圧に向けて攻撃を続けている。さらに南部の港湾都市オデッサをも攻撃し、黒海沿岸の統合支配を目論んでいるのか。ウクライナにとってこのオデッサが破壊されると、海路が絶たれることになる。
先日4月24日は、ロシア・ウクライナ両国に信者の多い、東方正教会のイースター(復活祭)だった。「第一次大戦中、ロシア軍兵士の求めで戦場での復活祭停戦が実現したという」(2022・4・21毎日新聞)歴史もあったようだが、復活祭停戦は叶わなかった。この日、プーチン大統領はロシア正教会に行き、平和を誓った。でも、同時にウクライナに攻撃を仕掛けている。「平和の祈り」って何なのだ?と世界中の人は失望しただろう。
他方、同じ日に米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官はウクライナの首都キーウを訪問し、912億円分の軍事支援をゼレンスキーウクライナ大統領に表明し、同国防長官は「ウクライナの侵攻のようなことができない程度に、ロシアが弱体化することを望む」と米国の目標を語った。また29日にはポーランドが戦者200両以上をウクライナに供与したと。本気で停戦する気があるのか!と怒りがこみあげてくる。
そして、国連グテレス事務総長とのプーチン大統領およびゼレンスキー大統領との会談が行われた。4月27日付け朝日新聞によると、同事務総長は「効果的な対話や即時停戦、平和的解決のための条件を見つけたい」と会談に臨んだが、この願いが叶わなかった。辛うじて①人道支援として、ウクライナ国内で行った約340万人の支援を870万人に増やす。②プーチン大統領は、マリウポリの製鉄所にとどまる民間人の退避のため、国連と赤十字国際委員会が関与することを「原則合意」することを約束させた。が、水を差すようだがプーチンがこの合意を守るとは思えない。
一方で日本は、この機に乗じて、専守防衛原則に反し、軍事偏重路線に突き進もうとしている。私たちは決してこのことを看過できないことを指摘したい。
今、日本政府の自民党はこの情勢に乗じて「国家安全保障戦略」という、戦争への危険を高める軍拡政策の提言をまとめたと発表した。内容は①敵基地攻撃能力の保有。②防衛費を「対GDP比2パーセント以上」という目標を念頭に5年以内に拡大。③防衛装備移転三原則を見直し、侵略を受けている国に対しては「幅広い分野の装備の移転を可能とする」との言い方で、殺傷能力を持つ兵器の提供も検討するよう求めているという内容だ。この自民党の提案に対して平和構想研究会は21日、50人以上の呼びかけ人と600人を超える賛同者のもと、「平和憲法に基づく外交・安全保障の基本に立ち返って、与野党による幅広い視点から冷静な議論を求める緊急声明を発表した。(声明の詳細はこちら→https://www.facebook.com/heiwakosoken/posts/5758592777489926)
同声明は、ウクライナにおける戦争の長期化は、さらなる社会的・経済的悪影響をもたらしかねない。今、お金は武器にではなく、人々にこそ回さなければならないはずだと訴えている。
(CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
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1 month ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO9」
プーチン率いるロシア軍がウクライナに進攻して2か月が過ぎた。ウクライナの人たちにとっては、想像に絶する2ヶ月だったと思われる。これでとりあえず停戦にでもなるなら、「ホッ!」とできる一刻(ひととき)が訪れたかも・・。
しかしプーチン大統領は、「マリウポリの製鉄所を解放した」と数日前に発表した。解放したというのは、プーチン大統領側の解釈で、ウクライナのゼレンスキー大統領は認めていない。ただ、制圧したならば、もうそれ以上攻撃をする必要があるのだろうか?その後もマスコミによる記事は、「製鉄所攻撃を継続」「(東方正教会の)イースターの後にもかかわらず攻撃がやまない」「製鉄所には重傷を負った兵士が500人いる」「(子どもたちは)2か月も地下の避難所にいて、太陽を見たい!」などとあるように、それでも攻撃を続けるのは、プーチン大統領は「ウクライナを根絶やし!」にするつもりなのか・・・・?
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、「欲しいのは武器」と言っている(朝日新聞、2022・4・25)私は、その現場にいないけれども、「戦況」「制圧」「要塞」「武器が欲しい」などという言葉さえも聞きたくないし、その文字も見たくもない。どうしたらこの戦争が終わるのかという記事が何故少ないのだろうか?
さて、国連のグテレス事務総長が明日26日に、プーチン大統領と会う(28日にゼレンスキー大統領に会う予定)。遅きに失することのないことを祈りたい。ギリギリのところで佳い結果がでることを期待したい。
ロシアでは、果敢にも女性による反戦デモが行われている。神戸新聞4月25日付け記事によると、「ロシア軍が攻撃を開始した翌日の2月25日には、フェミニスト反戦レジスタンス(FAR)が結成された」とも。今のロシア・プーチン政権下の政治体制では、命懸けの反戦行動だ。こうした女性による行動は、「モスクワ在住のフェミニスト詩人ダリア・セレンコが提唱してきた「静かなピケ」という方法だ。これは、大がかりなデモではなく、各人が都合のよい時間と場所で日常的に可能なことを行う活動」(同紙)ということだと知った。
日本政府は辱めもなく、「ドローン」をウクライナに送る予定だが、反戦に世界中で連帯する私たち一人ひとりは、武器ではなく、「静かなピケ」に倣って、「武器を捨てる」という覚悟を備えなければならないだろうと思う。以前、このレポートでもお伝えしたように、15,000年前にモンゴルから歩いてベーリング海峡を渡り、カナダとアメリカの国境に辿り着き、未だにその子孫たちは「イロコイ連邦」を維持している。この人たちは、15,000年前の旅路では、「武器を置いて、戦う意志はない!」という行動で、不戦を貫いてきたので、未だに遺っているのだろう。
今こそ、イロコイ連邦のさまざまな歴史に学びたい。
(CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
*CODEは、ウクライナ及びロシアから避難してきた方々に食糧支援を行います。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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1 month ago
CODE未来基金ニュースNo.86
「丹波農業フィールドワーク第4回:参加者の感想③」
CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学んでいます。
第4回フィールドワークが2022年3月28日~29日に行われ、ジャガイモ植えや黒豆の味噌作りを体験させていただきました。
また夜の懇談会では、学生さんからのリクエストで「農業と国際協力」をテーマにフリートークを行いました。参加した若者たちの感想を順次、紹介していきます。
三人目は、初参加の中田樹さん(豊岡市地域おこし協力隊)です。中田さんはフランスの大学院で経済行動学を学び、現在、豊岡市で持続可能な地域づくりで奮闘しています。
******************************************
今回同じ豊岡市で地域おこし協力隊として活動されている森本さんに声をかけていただいてCODE未来基金 農業フィールドワークに参加させていただきました。
ここまでの大自然に囲まれて日本の里山、農業、そして国際支援について考えて議論をしたことがなかったのでこの2日間はあっという間に過ぎました。
現在僕は豊岡市の起業型地域おこし協力隊として昨年の9月より活動をしております。内容は『持続可能なコミュニティとまちづくり』をテーマに脱プラや食品ロスを無くすための取り組み、また循環型社会、経済づくりのHUbづくり(量り売りの店舗の開店、Zero wasteに向けたラボの設立と運営など)に取り組んでおります。
消費者意識を向上させることや循環型経済の基盤をつくる循環型社会をつくるという点に関しまして今回のワークショップを通して大変勉強になることが多かったです。1日目、2日目通してただ体験として農作業をするのではなく農業について百姓について本質的なことをひとつひとつの作業から考え、話し、教えていただくことで農について様々な角度でまた自分ごととして考えることができました。
また1日目の夜での議論の場でも『農×国際支援』という観点から様々な意見が飛び交い頭でも心でも考える機会が多かったです。特に印象に残ったお話しは「その土地や風土文化にあった作物や育て方、また支援の仕方やひととの接し方が違う」です。今の資本主義主体の世の中で中央集権的なトップダウンが1番生産的で効率が良い方法として開発や支援に応用されていますが、実際にその生産性こそが先進国が生んだエゴであり自分たちのやり方を途上国やローカル地方へただただ押し付けているのではないかとすごく考えさせられました。先進国、後進国というのもなにをもってそう言うかは角度やジャンルによって異なりますし今一度自分自身に立ち返って考えないといけない問題だなと改めて感じました。
今回の合宿でお会いしたみなさんがとても情熱と野望を持たれており、分野は様々ですがこれが本当の意味での多様性なのだと思いました。
起きている問題は現場にあり、今回のように実際に足を運んで五感で学ぶことができるワークショップは実りのある会になりました。ここで学んだこと見たもの感じたことなどを今後の活動にぜひ活かしていきたいです。(中田樹)
*コロナ禍でもCODE未来基金の若者たちは、農業を学び、困窮しているベトナム人技能実習生やアフガニスタンからの退避者に有機野菜を届けています。現場で奮闘している若者たちを支えてください。よろしくお願いいたします。(吉椿)
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1 month ago
CODE未来基金ニュースNo.85
「丹波農業フィールドワーク第4回:参加者の感想②」
CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学ぶ事を実践しています。第4回フィールドワークが2022年3月28日~29日に行われ、農業を体験させていただきました。
また夜の懇談会では、学生さんからのリクエストで「農業と国際協力」をテーマにフリートークを行いました。
参加した若者たちの感想を順次、紹介していきます。
二人目は、高校生の時からCODEに関わってくれている杉田かなえさんです。杉田さんは、舞子高校環境防災科を卒業し、マラウイの青年海外協力隊、農業高校の教員をへて、現在、丹波篠山市地域おこし協力隊で頑張っています。マラウイでは98%の人が食を作る農業に関わっているそうです!
******************************************
今回初めて丹波農業フィールドワークに参加しましたが、交流する中で、自分の過去を振り返り、現在の業について考え、未来について語ることができた2日間となりました。
私は現在、丹波篠山で農業をしていますが、10年前に青年海外協力隊でアフリカのマラウイへ野菜栽培隊員として派遣されていました。フィールドワークの交流会のテーマは「国際協力と農業」ということで、少し自分の体験をお話する機会をいただきました。 一方的な支援ではなく、現地の人がやろうとすることをサポートせよ。と色々な人から言われたし、本でも読みました。2年間活動をして、現地の人がやろうとすることを捉えるのは、その風土に染まり、同じ感覚にならないとできない。と私は悟りましたが、一方でよそ者の力があることも感じていました。 よそ者だからこそ、違う視点を持って気づくことがある。 よそ者だからこそ、頼られることがある。 そのよそ者の力を吉椿さんが解説してくれました。 当たり前なことを「すごいことだよ」と指摘してあげるのは、よそ者だからできること。 その当たり前がすごいことだって気づかせてあげることが大切です。 物や技術ではなく、気づきと自信を与えることも国際協力のひとつだと学ばせてもらいました。 また、これは都会と農村にも言えることだと感じました。お互いに気づいていない当たり前を交流を通して発見する。これは、丹波農業フィールドワークの裏テーマかもしれないと気づき少し嬉しくなりました。
もう一つ交流会の中で、現在の私に刺さった言葉がありました。 「水と土と空気は人間が作ったものじゃないことを忘れてはいけない。」 私はあくまで自然の力を借りて、野菜を育てさせてもらっているのだ。とハッとさせられました。お金儲け優先になると、人間中心の行動や考えになってしまいます。 だから、私には生業に近い農家よりも百姓の呼び名のほうがしっくりくると感じています。 農産物生産だけでなく、100のことができる百姓になることは、未来の自分の目標です。 フィールドワークを通して、十人十色の哲学に触れられたことは、とても大きな学びでした。 このゆるやかな繋がりをこれからも大切にしていきたいです。(杉田かなえ)
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『1月17日の新聞には、震災の記事がトップに掲載されるものだと思っていましたが、被災地から遠い地域では、トップ記事ではないところもあったと聞きました。5年たつと、昔の話になるのかなと思いました』(阪神大震災から5年/神戸市/60代男性)
丹波いちじまふぁーむの田植え後の除草も2回目を終わりました
チェーンを取り付けて、稲が植わっているところも除草できるのがこれまでと違う改良点です
あと1ヶ月後の成果がたのしみです
CODE yothのやなちゃんが、
地域おこし協力隊として仙台に移住しました!!! http://sanrikushimpo.co.jp/2022/05/05/7162/
第2回レポート「どういう態度で、現場に立つのか?」|ディスカッション「災間の社会を生きる術(すべ/アート)を探る」
国内外の被災地支援を行っているCODE海外災害援助市民センター事務局長の吉椿雅道さんに、支援者の現場での態度や活動のあり方について伺いました。
https://tarl.jp/school/2021/saikan02/
難しい質問ですね。どういう人がプロフェッショナルなんですかね。妥協せずに悩みながら、真摯にね、人に向き合ったり、人と関わるってことがね、プロフェッショナルなのかなと思いますけど。 - 吉椿雅道 (国際災害ボランティア)
【「最後の一人まで」】
〈明日を選ぶ〉CODE海外災害援助市民センター事務局長・吉椿雅道さん(53)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014788544.shtml
昨日、お茶を飲んだら茶柱が!「何かいいことあるかなぁ♪」と思っていたら、朝からまけないぞうの注文を頂きました。いつもお世話になっているmakenaizoneのメンバーの版画家の岩崎さんから、その主催の青木先生のクリニックに置いてくれています。いつもありがとうございます。#まけないぞう
3【中国河南省洪水情報②】
中国河南省で17日から降り続いた豪雨による被害が拡大しています。現地では、3日間で1年分の雨が降ったといわれ、河南省で死者56名、被災者は300万人を超えています。河南省では、現在も雨が降っている地域もあり警戒を呼び掛けています。
【中国河南省洪水情報】
中国河南省で17日より連続的に降り続いた豪雨によって洪水が発生しています。省都である鄭州市では、地下鉄も浸水し、逃げ遅れた人、土砂災害などで16名が犠牲になり、20万人は避難しています。
【イベントのご案内📢】
震災26年企画「すべての人に宿るボランティアの心根~阪神・淡路大震災の原点に立ち戻る~」
◎2021年7月24日 13:30~15:30
◎オンライン(Zoom)
◎参加費 1000円
基調講演:芹田健太郎(CODE前代表理事、神戸大学名誉教授)
https://forms.gle/dMHGrSkBVtm4Lgi87
まけないぞうの作り手さんのつぶやき(NO6)
毎日、材料が届くのを楽しみにしています。3週間も間があくとどうしたのかなと思ってしまいます。作る事が楽しいのです。この可愛らしいぞうさんが誰の手に届くのかなと思いながら作っています。
#まけないぞう(宮城県石巻市2011年12月10日)
【イベントのご案内📢】
震災26年企画「すべての人に宿るボランティアの心根~阪神・淡路大震災の原点に立ち戻る~」
◎2021年7月24日 13:30~15:30
◎オンライン(Zoom)
◎参加費 1000円
基調講演:芹田健太郎(CODE前代表理事、神戸大学名誉教授)
https://forms.gle/dMHGrSkBVtm4Lgi87
4日は神戸から海外災害援助市民センターの支援者もきてくれて、ジャガイモの収穫とサツマイモの草取り作業でした
みんなの話し合いは、農産物を通じて都市とのつながりを図ることで、ボックス野菜に仕立ててお届け予定です
希望される方は、どうぞ!
お米も除草作業を終え大きく逞しく育っています
知りたいのは👀?
おはようございます🌦
農業フィールドワークに参加した学生の感想文をシェアしました〜!!! https://www.instagram.com/p/CQnwuTHlbnN/?utm_medium=share_sheet
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13 hours ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 17」
前回のレポートで、健気な13歳の中学生の言葉を紹介した。24日で露軍がウクライナに侵攻してから3カ月になる。今朝、マスコミ各紙をめくると、ウクライナのゼレンスキー大統領が21日にテレビのインタビューで「2月24日の侵攻以前の領土を取り戻すことができれば、ウクライナにとっての勝利と見なす」と発言したと紹介されていた。その言葉に歩調を合わすように、ウクライナ最高会議は「ロシアの侵攻に伴う戒厳令と総動員令を90日間延長すると承認した。」そして、23日アメリカのオースティン国防長官は、「ウクライナに対し、約20カ国が弾薬や戦車など新たな軍事支援を表明したことを発表した。
加えて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、「(ウクライナ)からの男性の出国を認めることを求める請願書について、反対する姿勢を示した」と(朝日新聞 夕刊022・5・23)。なお、この請願書には2万5千人の署名が集まっていたとのこと。
「停戦」どころか、やはりウクライナは徹底して戦うという決意のようだ。「あ~・・・・・」ため息しか出ない。
5月10日付け毎日新聞に「100年後『野ばら』のリアル」という見出しで、日本のアンデルセン」と呼ばれた児童文学作家、小川未明(1882~1961年)による「野ばら」のことが紹介されていた。小見出しには「童話まるで露とウクライナ」と書かれていた。合わせて同記事には、「第一次大戦や太平洋戦争のさなかを生きた未明は、小説のほか約1200編の童話を残した。昭和初期には、雑誌「婦人之友」に「男の子を見るたびに『戦争』について考えます」という文章を寄せた。世の親が健やかに育てようと心を砕いてきた子供たちが、戦争によって「互に、罪もなく、怨みもなく、しかも殺し合って死ななければならぬ」「戦うことに於て、いかなる正義が得られ、いかなる真理の裁断が下され得るか」と、強く反戦を訴えた。未明は2人の子を病気で失った経験もあった」と紹介されていた。「婦人之友」に掲載された「男の子を見るたびに『戦争』について考えます」小川未明を婦人之友の会員である知人にお願いして、その文章全文を探して貰い、宝物のように手元に持っている。その寄稿した文章の一部は、先に同紙を通して一部紹介したが、「私は、戦争ということが、頭に浮び、心が暗くなるのをお覚えます。戦争!それは、決して空想ではない。しかも、いまの少年達にとっては、これを空想として考えることができない程、現実の問題として、真剣に迫りつつあることです。」という下りもある。これは、昭和初期の文章です。今のウクライナとロシア軍の戦争のことではない。この「婦人之友」の文章を探してくれた知人も、この文章を読んで、「"男の子を見るたびに戦争のことを考えます'を読むと、私も長男がおり、また4人の孫たちは皆揃って男の子なので、本当に愛情をかけて育てられているあの子たちが戦場に駆り出されると想像するといたたまれませんね!そして、今現実にそのことが起こっていて、罪のない子どもたちを含め犠牲になっている、これを読むと遠い世界で起こっているというのではなく、我がことに引き寄せて、考えることができたように思います。」と、感想を寄せて下さった。
とにかく一日も早く、停戦合意が成立することを祈るしかできない。
(CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
PS:CODEが、ウクライナおよびロシアから神戸に避難している方々に、「MOTTAINAIやさい便」を届けています。
☆救援募金にご協力下さい
郵便振替:00930-0-330579
加入者名:CODE
*通信欄に支援先を明記してください。
(例:「MOTTAINAIやさい便」)
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
*クレジットカードをご利用の方は下記ページからご寄付いただけます。
code-jp.org/donation/ ... See MoreSee Less
14 hours ago
MOTTAINAIやさい便が、神戸新聞の記事になりました!ご協力お願いいたします! ... See MoreSee Less
1 day ago
<アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—44>
2020年にノーベル平和賞を受賞したWFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、昨年8月15日に暫定政権を樹立した「イスラム主義組織タリバン」が統治するアフガニスタンでは、「(2022年の)6月から11月にかけ、人口の45%に当たる1890万人が深刻な食糧危機に陥るとの予測を発表した。」(神戸新聞 2022・5・17)さらに、「降水量が少ないこと、ロシアによるウクライナ侵攻で国際的な食料や燃料価格も高騰のため状況改善の妨げとなった」と。(同紙)
また国連WFPは「技術訓練や気候適応プロジェクトを通じて、家族が自分たちの土地を耕し食料を育てられるよう、人びとの生活に投資し続けていきます。」とも述べている。
以前、本レポートで同暫定政権が「ケシ栽培の禁止」を発表したことを伝えまた。“ウクライナ戦争”の影響で、アフリカなどでは「パンが食べられず、しかも一日一食で、キャッサバを食べている」との報道もあった。また、ケニアは長期的かつ記録的な干ばつで、家畜の多くが死に絶え、飲料水は塩水を飲まざるを得ない状況で健康被害が広がっている。こうした食糧危機は、アフガニスタンに留まらず、これまでに例を見ない深刻な事態だ。
ならば一つの対策として、国連の関係機関(WFP)や国連食糧農業機関(FAO)など)は全力をあげて、アフガニスタンのケシの耕作地の全てで小麦や大豆、ぶどうを育て、そこからの全収穫量を農家から買い取り、飢餓対策の食糧支援に回すとともに、アフリカなどで食糧危機になっている国々にも供給するということを提案したい。これには日本のNGOはじめ各国のNGOも賛同するだろう。当然国連は、タリバン暫定政権に人道的援助に携わっているすべての援助者の安全の保障を約束させるべきことは言うまでもない。
おそらくこんな知恵は、すでに実施していますとたしなめれるかも知れないが、アフガニスタンにおいては、昨年の危機状態から10カ月が過ぎようとしているのに、状況は改善されるばかりか、ますます悪くなっている現状に愕然とせざるを得ないからだ。
「FAOは、生計支援を継続し、アフガニスタンの7割の人口を占める農家と家畜業を営む家庭には、生産性を保てるように、命を救う支援と現金支給を行っている」「高品質で現地で手に入れた種、肥料と訓練を含む小麦の耕作パッケージを提供している」という国連レポートもあるので、いわゆる総合的なプログラムで考え、実施していると思われるが、人道的支援として叡智を絞って実施すことを願う。
こうした惨状を見ると、むしろタリバン暫定政権を国際的にも承認することを積極的に考え、同暫定政権自らが自国の為に活躍できるようなプログラムを提案することも一考に値するのではないか・・・・・?「制裁」を課するだけでは何も解決しないばかりか、さらに被害を被るのは一般の市民であることを忘れてはならない。(CODE事務局:アフガニスタン 担当 村井雅清)
●昨年の8月15日以来、CODEが支援してきたぶどうの生産地などの状況が全く伝わらないので、これまでご案内していた「ぶどう畑の様子はこちらから」とそのURLは省略します。
現地からの情報が入り次第、都度ご報告しますのでご容赦下さい。
CODE海外災害援助市民センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通 2-1-10
tel +81(0)78-578-7744 fax +81(0)78-574-0702
e-mail:info@code-jp.org
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(例:「アフガニスタン」)
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*クレジットカードをご利用の方は下記ページからご寄付いただけます。
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2 days ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 16」
5月20日、ロシア国防省は、ウクライナ南東部マリウポリを完全に制圧したと発表した。「マリウポリでは、約3カ月にわたる攻撃で民間人の死者は約2万人に上ると推定されており、街は廃墟となった」(神戸新聞 022・5・22)と。アゾフスターリ製鉄所からは、これまでに2439名が投降したとのこと。ただ、この数字は正確ではないという指摘もある。
さて、ウクライナ兵士の妻は映像で夫の姿を見て、「生きていて、本当に安心した。捕虜交換が一日でも早く実現することを願っている」(朝日新聞 2022・5・22)と語った。しかし、一方では昨日のテレビのニュースで、「地獄から別の地獄へ行くだけだ」と苦しい胸の内を語っていた妻もいる。この言葉は衝撃的でした。ロシア政権内では、ウクライナのアゾフ連隊の幹部は死刑もありうるという声が出ているという報道もあり、先のウクライナの兵士の妻が言った言葉が頭にこびりつく。
ロシア側は「解放」と表現するが、投降した兵士と民間人が移送される先は、親ロシア派が支配する地域の旧刑務所という報道もある。「地獄」でないことを祈るしかない。
他方、この製鉄所の地下には避難していた子どもがいて、最後の攻防でケガをした子どももいたようだ。加えてウクライナ各地では子どもの犠牲も相次いでいることも報じられている。子どもにまで被害が及ぼすのは痛ましい!
5月28日付け神戸新聞で、「戦争はしないで」という見出しで13歳の中学生の投稿が紹介されていた。少し長いが以下に紹介したい。
—みなさんは今、ロシアとウクライナとの間に戦争がおきていることをしっていますか?今ロシアがウクライナへ砲撃し、ミサイルを撃って攻撃しています。みなさんは、昔の第2次世界大戦の時の戦争をしっていますか?あの時、見なれない姿に世界は変わってしまい、大ぜいの人や幼い子どもがなくなりました。それから戦争はやめようといっていたけれど、ロシアとウクライナの間で、戦争が始まってしまいました。それに被害を受けているウクライナは「停戦して」とねがってもロシアは聞いてくれませんでした。でも、ある日、ロシアのテレビ放送局で、アナウンサーが話していると、ロシア側の一人の人が画面にでてきました。「ロシアはだまされている」「停戦して」とカードを示していました。ロシアの中にもこんな人がいるっていいと思いました。なので、みなさんは絶対に戦争はしないでください。―
というものだ。私たちは、こうした子どもの切ない思いに、きちんと向き合わなければならないとあらためて気づかされた。
(CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
CODE海外災害援助市民センター
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(例:「ウクライナ・ロシア」)
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2 days ago
MOTTAINAIやさい便のチラシができました!
ご協力お願いいたします。
皆さんの想いを新鮮な野菜にして、ウクライナ・ロシアやアフガニスタン、ベトナムの方々に届けます! ... See MoreSee Less
3 days ago
MOTTAINAIやさい便ニュースNo.3 アフガニスタン編①
「アフガニスタンとウクライナ」
昨年8月のアフガニスタンでのタリバンによる全土制圧によって、国外に退避した人、退避することさえできない人もいます。CODEのカウンターパートの家族も退避することができずに今もアフガニスタンで身を潜めるように暮らしています。
昨年、神戸市内に避難してきたSさんにもこの「MOTTAINAIやさい便」を届けています。
昨日、Sさんからのお招きいただき、アフガニスタン料理をふるまっていただきました。
美味しい料理をいただきながら、アフガニスタンの文化や暮らしなどを聞いたり、楽しい時間を過ごすことができました。
でも、アフガニスタンに残してきた妻や4歳の子どもの話になると表情が曇ります。
当初は日本に呼び寄せるはずでしたが、最近は、「難しいですね。日本に来ても言葉もわからないし、日本に馴染みもないし・・・」と語ります。英語が堪能で日本に関心の高い彼は、驚くほどのスピードで日本語が上達していますが、家族は同様にはいきません。
話がウクライナの話題になると、英語も日本語もできないウクライナの避難者の方と自分の家族の姿を重ね合わせたのか、頭を抱えるように「難しいね~」とつぶやいていました。
そして「家族に会えなくて寂しいけど、アフガニスタンには帰りたくない」とも言っていました。
アフガニスタンから日本に来て「安全」な暮らしを得られるのかもしれませんが、決して「安心」な暮らしが保証されている訳ではありません。
日本政府は、ウクライナからの避難民に対しては、いち早く受け入れを表明し、在留許可や就労、生活補助金など手厚い特例措置を行い、民間企業なども住居や生活用品の提供など様々な支援を実施しています。
他方、アフガニスタンからの退避者にはそのような支援はほとんどありません。ウクライナへの特例措置が、アフガニスタンで今も苦しむ人たちへも適用されることを願ってやみません。
ウクライナだけでなく、アフガニスタンも忘れないでください。(吉椿)
*ご寄付のお願い
「MOTTAIAIやさい便」では、ウクライナからの避難者の方、アフガニスタンからの退避者の方々、在日ベトナム人留学生や技能実習生などに新鮮で美味しい野菜を提供しています。ウクライナの避難者を受け入れた在日ウクライナ人の中には、公的支援をほとんど受け取れず、困窮する方も出てきています。ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
☆救援募金にご協力下さい
郵便振替:00930-0-330579
加入者名:CODE
*通信欄に支援先を明記してください。
(例:「ウクライナ・ロシア、アフガニスタン」)
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
*クレジットカードをご利用の方は下記ページからご寄付いただけます。
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5 days ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 15」
5月17日ウクライナのマリウポリ・アゾフスターリ製鉄所から、ウクライナの「アゾフ連隊」の兵士が694名退避したことが報じられたが、まだ2,000人以上が残っていたとロシア国防省は指摘し、19日に計1730人が投降したとに発表した。
ウクライナ側は、ウクライナが拘束している露軍兵士との捕虜交換を求めていたが、ロシア側は「犯罪者は裁判を受けなければならない」と、引き渡しに難色を示しているそうだ。ロシア側は「国際的な基準に従って対処することを保証する」と言っているものの、アゾフスターリ製鉄所から“降伏”した民間人を含む約2,000人の中で、民間人に対してネオナチ派のアゾフ連隊であるかどうかの尋問がされている。「ロシア紙『モスコフスキー・コムソモーレツ』はウクライナ兵の処遇については、ロシアの法律家の論評を掲載。マリウポリがあるドネツク州の親ロシア派支配地域「ドネツク人民共和国」の「法律」が適用されるとし、死刑の適用もありうるとした。」(朝日新聞 2022/5/19)との報道も。ジュネーブ条約に則れば、とんでもないロシア側の暴挙以外なにものでもない。
ところで、先般ロシア政府が出したロシアへの「入国禁止リスト」に名前のあがった岡部芳彦教授(神戸学院大学)の講義を拝聴した時に、同教授が「ドネツク州を“ロシア化”されることが、ウクライナの人たちにとっては屈辱的なこと。例えば、ある日からテレビの放送は、ロシアで流れている内容に変わり、使用言語もロシア語に統一されるというように暮らしが一変するということを想像できますか?」と聴視者に問われた。
また、同教授は5月17日の朝日新聞夕刊の取材で「太平洋戦争で惨禍を招いた原因の一つには、英語を禁止したことにあるのでは、と。あの頃、日本は英語を「敵性語」と位置づけ、野球のストライクは「よし」、「ボール」は「だめ」と呼んだ。」と具体的な事例を語っておられた。さらに同教授は、先の戦勝記念日にプーチン大統領が演説の中でウクライナという言葉を一度も使わなかったことにも言及し、2022年5月20日付け神戸新聞では、「国名を呼ばない姿勢からは、ウクライナという国が存在しないという意識と民族性の否定を感じました。今回の侵攻を通じ、基本的人権の尊重や平和主義といった、私たちが当たり前だと感じている価値観が共有されていない国があることを意識しておく必要があると感じます。」とも。これまで日露が友好的な外交関係ができることを願い尽力されてこられた岡部教授にとっては、残念な事態になろうとしているが、「対話の道を探り続けることで、戦争を終わらせると信じたい」と結んでおられた。 (CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
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6 days ago
MOTTAINAIやさい便ニュースNo.2 ウクライナ編②
「野菜の力」
Vさん(25歳)、Sさん(23歳)の夫妻は、4月11日にウクライナ・リビウから姉のMさん(27歳)の住む神戸に避難してきました。
Mさんは、僕らの持ってきた丹波の新鮮な野菜を見た瞬間、「神戸には農村のようなところがなく、牛がいない。私も農村のようなところに行きたい!」と言いました。
聞くと、Mさんのおじさん(2019年に他界)は農家で野菜を育て、牛を飼い、チーズを作っていたそうで、そのお手伝いをしていたことを懐かしそうに語ってくれました。
国土の7割が農地であるウクライナは、「ヨーロッパの穀倉」、「欧州のパンかご」と呼ばれています。Mさんは野菜を見て、そんなウクライナ田園風景を思い出したのでしょう。
今回のMOTTAINAIやさい便の中にはフェンネル(和名:ウイキョウ)という野菜がありました。日本ではあまり馴染みがないので、食べ方を説明しようとしたら、Mさんは「私たちの国でもよく食べます!」と嬉しそうに言いました。
野菜には食物繊維やビタミンなどの栄養があるのはもちろんですが、このように野菜には、
故郷の風景を思い出させる力がある事を実感しました。「今度、一緒に丹波に行こうね!」と
言って別れました。
一日も早くウクライナの豊かな田園風景がよみがえる事を願います。(吉椿)
*急募!
・通訳ボランティア
ウクライナ語または、ロシア語の通訳ボランティアさんを探しています!
対面または、オンラインでの言語のサポートや日本語の学習指導、話し相手などが考えられます。
・自転車
ウクライナから避難されてきた方、ベトナム人の生活困窮者に提供します!
自転車は登録証付きのものでお願いします。神戸市内または近郊であればこちらから取りに行きます。遠方からのものはこちらから取りに行けませんのでご容赦ください。
*寄付のお願い
ウクライナ・ロシアからの避難民に新鮮な野菜を届けています。野菜は丹波や丹波篠山、たつの、神戸市内などの農家から買い取っています。ご支援、ご協力お願いいたします。
郵便振替:00930-0-330579
加入者名:CODE
*通信欄に支援先を明記してください。
(例:「ウクライナ・ロシア」)
*募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
*クレジットカードをご利用の方は下記ページからご寄付いただけます。
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7 days ago
「憎しみの連鎖ではなく、支え合いの連鎖を!!-NO 14」
とうとう、ウクライナ南東部のマリウポリがロシア軍による、2月末から約80日間の容赦ない攻撃が終わった。アゾフスターリ製鉄所には、一時ウクライナの兵士が1,000人以上もいて、負傷兵が約500人が取り残されているという報道もあった。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、「戦闘任務は完了した。」「ウクライナの英雄たちは生きて帰ってこなければ。これが私たちの原則だ。」と声明を出した。ロシア側は「ウクライナ軍が降伏した。」と発表。手放しでは喜べないが、この地域においてはとりあえず戦闘状態が終わったということには、「ホッ!」と一息つける。
それにしても「包囲戦80日市街9割破壊」「無差別攻撃、2万人超犠牲」「マリウポリ陥落」「製鉄所部隊投稿」「激戦地露「戦果」宣伝」・・・・などなど、第二次世界大戦時の日本のニュースも、こんな報道が日々されていたのだろうか?遠く戦地と離れていても、どうも落ち着かない!
もちろん、日本に避難して来られたウクライナの人たちは、もっと落ち着かないだろう。ウクライナに夫を残し、単身で身内を頼って日本に来られた若いパートナーもいる。とにかく、ロシア・プーチン大統領は全面的に「無条件即時休戦宣言」をするべきだ。プーチン大統領が侵攻さえしなければ、誰一人こんなつらい思いをすることはなかったはずだ。憤りが込み上げてくる。
日本に避難された方のほとんどは、言葉が全く通じない。もちろん仕事はできないし、自由に移動もできない。小さなことかも知れないが、行政から住まいを提供されても、風呂にはシャワーがない。これまで暮らしてきた日々の暮らしが当たり前のようにない!ということが不安とストレスを増大させる。
CODEは、27年前の阪神・淡路大震災でボランティアの第1歩は「黙って(被災者の)傍にいること。」と教えられた。日本に避難して来られているウクライナの人たち、そして今回のことで息を潜めながら、肩身の狭い思いをしているロシアの人たちに、大した支援はできないが、この「黙って傍にいる」ということだけは忘れていない。
先日も、ロシアの方でウクライナ支援を呼びかけている家族に出会った。「感動しました!」と声をかけた。複雑な表情だったが、訪ねていったことには喜んで下さった。
少しでも何かお手伝いができないかとCODEの関係者は東奔西走するが、27年前に「ボランティア元年」と言わしめたあの“空気”を思い出す。 (CODE海外災害援助市民センター事務局 村井雅清)
PS:ウクライナおよびロシアからの避難民に対しての具体的な支援活動(MOTTAINAIやさい便など)はCODEのHP・FBを見てください。
CODE海外災害援助市民センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通 2-1-10
tel +81(0)78-578-7744
fax +81(0)78-574-0702
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1 week ago
「MOTTAINAIやさい便ニュースNo.1 ウクライナ編①」
CODEは、昨年6月より「MOTTAINAIやさい便」と称して、形が悪いなどの規格外の野菜をコロナ禍で困窮している神戸市内の子ども食堂やベトナム人留学生や技能実習生の集まる寺院、留学生の暮らすシェアハウス、アフガニスタンから退避された方などへ約50回提供してきました。丹波、丹波篠山、たつのなどの農家さんに、商品にならなけど新鮮でおいしい野菜を安価で提供していただき、CODEの賛助会員のYさんが運び、CODE未来基金の学生さんたちと届けてきました。
今般のウクライナ侵攻で日本に避難してきた方にも「MOTTAINAIやさい」を届けました。
2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻によって、戦火を逃れてきた19世帯33名(5/9時点)が神戸市内で暮らしています。
先日、「MOTTAINAIやさい」をお届けしたMさん(27歳)は、ウクライナのリビウ出身で3年に来日し、神戸市内で働いています。ウクライナ侵攻後、4月11日弟夫妻(25歳、23歳)は姉のMさんを頼って来日し、神戸市内で暮らしています。
母と弟さんの妻は、隣国ポーランドに避難し、侵攻前にポーランドに出て働いていた弟さんは徴兵を免れ、日本に来ることができました。でも、弟さんは戦うためにウクライナに戻ろうとしたそうですが、Mさんの必死の説得で思いとどまり、日本に来たそうです。
弟さんに神戸での暮らしで困っていることを聴くと、「言葉だ!」と即答します。日本語はもちろん、英語もほとんどできない弟さん夫妻は、「スーパーでシャンプーを買うことさえできない」と言います。これから少しずつ日本語を勉強するそうですが、時間もかかります。
また、弟さん夫妻の暮らすアパートからMさんに住む家まで徒歩40分かかかるそうで、自転車があると行動範囲が広がります。
そこで以下を急募します!!!ご協力、ご支援のほどよろしくお願いいたします。(吉椿)
*急募!!!
・通訳ボランティア
ウクライナ語または、ロシア語の通訳ボランティアさんを探しています!
対面または、オンラインでの言語のサポートや日本語の学習指導、話し相手などが考えられます。
・自転車
ウクライナから避難されてきた方、ベトナム人の生活困窮者に提供します!
自転車は登録証付きのものでお願いします。神戸市内または近郊であればこちらから取りに行きます。遠方からのものはこちらから取りに行けませんのでご容赦ください。
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2 weeks ago
神戸新聞の長沼さんから取材受けました。
昨年廃案になった入管法改正案の補完的保護対象者では、ほとんどの難民申請者は対象外になると言われています。準難民が補完的保護対象者の代替案なら意味がない。 ... See MoreSee Less
2 weeks ago
「丹波農業フィールドワーク第4回:参加者の感想④」
CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学んでいます。
第4回フィールドワークが2022年3月28日~29日に行われ、ジャガイモ植えや黒豆の味噌作りを体験させていただきました。
また夜の懇談会では、学生さんからのリクエストで「農業と国際協力」をテーマにフリートークを行いました。
参加した若者たちの感想を順次、紹介していきます。
四人目は、大阪大学で国際協力を学んだ後、豊岡で奮闘している森本莉永さん(豊岡市地域おこし協力隊)です。森本さんは、コロナ禍でJICAの青年海外協力隊の派遣が延期になった事で、昨年から地域おこし協力隊として、農業や国際協力、地域づくりなどをつなげる活動をしています。
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3月28日と29日、 ムラとマチ奥丹波で実施された CODE海外災害援助市民センターの「第4回農業フィールドワーク」にご一緒させて頂きました。今回は3回目の参加ということで、今までと同様たくさんの学びや気づきを得ることができた2日間でした。
2日間を通して、複数の品種の芋定植、里山保全に関わる薪割り・薪積み作業、黒豆味噌作り、色んな野菜の種蒔きなど、色んな農作業に携わらせて頂きました。作業をしながら、ムラマチの皆さんと様々な情報交換が出来たり、丹波の農業やムラマチさんの自然を守る取り組みについてお伺いする事が出来ました。また、CODEの吉椿さんとも、農業に限らず国際協力の話やCODEさんの活動などたくさんのお話を伺う事が出来、大変有り難く思いました。
2日間のフィールドワークのなかで特に印象に残ったのは1日目の夜にあった “農業×国際協力” というトピックでの話し合いでした。ムラマチやCODEの皆さん、今回の農業フィールドワークの参加者の方々、奥丹波の地域の方々、若手新規就農者の方など…。本当に様々なバックグラウンドを持つ人たちが一同に会して行われたこともあってか、議論された内容全てが私にとってとても興味深いものでしたし、書き切れないほど多くの学びがありました。
「生産性重視の農業?楽しさある農は?」という議題、6次産業化のこと、日本の構造的な課題、ひとりひとりの努力の尊さ、そして「教える・学ばされる」ではなく「学び合う」ことこそが大事だということ、などなど…。
とりわけ、”住民参加” の地域活性化というトピックは、大学院での研究内容だったということもあり、本当に興味深く議論させて頂きました。
“住民を巻き込んで地域活性化” の難しさは、発展途上国だけではなく、日本の地方・日本の農業においても言えるのではとしみじみ思います。
国際協力の分野で必ずと言っていい程触れられる老子の言葉があります。
「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」
授人以魚 不如授人以漁
欲しがるモノを与えるだけの一時的な開発援助は現地の人の為にならない、欲しいモノを自分で得られる方法や技術を教えることでその人の自助的な成長を促そう、といった意図でこの言葉が謳われているかと思います。
でも、私はこの言葉を聞いた当時から「本当にそうかな」といつも疑問に思ってました。「現地の人は魚が本当に欲しいのだろうか」「方法や技術を教えることが果たして現地の人の自主性や主体性を引き出すのだろうか」と常々悶々としながら国際協力の関係者のお話を聞いていたりもしました。
つまり本当の意味で住民の主体性を引き出すためには、当事者の住民自身が自ら問題を発見して或いは気づきがあって、「こりゃなんとかしないと!」って課題解決に向けた行動に移してもらう、その仕掛けやきっかけこそが最も大切なんじゃないかと個人的に思います。それは私たち第三者が現地の人から教えてもらう過程でふとした瞬間に住民が発見するのかもしれないし、人とコミュニケーションを取ったり交流したりするなかで偶発的に起こるかもしれない。
この事は国際協力に限らず、日本の地方創生や農業に関わる課題でも同じ事が言える、と今回のフィールドワークでの夜の話し合いを終えて改めて感じました。
こういった “農×国際協力” ひいては “日本の農業×国際協力” の内容で議論出来た事で、私にとって議論したかったこと誰かに伝えたかったことをアウトプットする貴重な経験になりましたし、様々な分野で活躍される方々の話をたくさん聞いて、多岐に渡って意見交換して、お互いに学び合うことのできた本当に素敵な時間でした。
丹波で行われているこの農業フィールドワークの取り組みを豊岡の農業でも応用していきたいなと思っております。そして、豊岡だけでなく但馬地域、兵庫の農業がもっと活気づいていくような活動が出来るようこれからも頑張らないとな、と強く自分に言い聞かせることの出来た2日間でした。
次は皆さんと是非お会いしましょう!
フィールドワークで関わって頂いた皆様、本当にありがとうございました。(森本莉永) ... See MoreSee Less
2 weeks ago
<アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—43>
アフガニスタンの記事が、極端に少なくなってきた。ここ数日前からのマスコミの記事を見ると、北部マザリシャリフや首都カブールでの自爆などの爆破事件が相次いでいる。特に、モスクに一般の人たちが集まっているときの行為は、決して許されるものではない。昨年の8月15日以来、一応暫定政権を維持しているタリバーンは、イスラム教のシャーリア法に則って政治を司っている。その象徴であるモスクが攻撃のターゲットになっているということは、大変気がかりだ。
さて、そのシャーリア法に基づく政策の一つで、「勧善懲悪省」を設置したことから、就労や教育に対する制約が厳しくなっていることは周知の事実だ。その制約の一つに、女性の服装のことがある。暫定政権は、つい先日5月7日に「女性が外出する際に全身を覆うことを義務づける」と発表した。そもそもアフガニスタンでは、タリバーンだからということではなく、また政権による義務付けでもなく、女性の外出時の服装に制限があった。2001年にタリバーンが陥落した後、2002年からアフガニスタンに出入りしていたときにも、私は何度も女性の服装には目が奪われた。
先述した「全身を覆う」というのは、アフガニスタンでの女性用の伝統衣装「ブルカ」の着用のことだと言える。しかし、国際社会からは「人権侵害だ」との批判の声が上がっている。
シャーリア法にはどのように表現されているのか正確には知らないが、巷で言われてるのは「既婚の男性の前では、むやみに肌を露出してはいけない」ということらしい。私がアフガニスタンの家庭を訪問した時に、やはり女性はブルカを被っていた。こんなこともあった。ある真夏の暑い日に、デコボコの悪路のため、ゆっくりと車で路地を走っているときに、かなり前方遠くに一人の女性が歩いていた。「あれ、あの人ブルカを被っていない?」とちょっとびっくりさせられた。でも、その女性はブルカを着用していたのだが、あまりにも暑いからなのか全身を覆うようにスッポリとは被っていなかったのだ。ところが、車がゆっくりとその女性との距離を縮めて行くと、その女性は私たちと目があったのか、慌てるようにブルカで覆うように頭から被ったのだ。「えっ、こんな状態でも・・・・?」と私は苦笑いを抑えることができなかった。
その後、アフガニスタンの北部で地震があったときに、路上に並んで女性が主食である「ナン」を支援団体から配って貰っていたときには、みんながブルカを被って並んでいたのも印象的だった。
CODEは、支援のモットーとしている一つに「被災国の宗教や生活習慣を尊重する」と掲げているので、あくまでもこのような習慣もすべてを否定しない。ただ、難しい選択だが、宗教上の文化が違っていても、「人権の尊重」という視点から考えると、必ずしも「べき論」で理解すべきではないだろう。尊重するものの、「どんな服を着るのかは、あくまでも着る人の意志を尊重するのが「人権の尊重」ではないだろうか?
(CODE事務局:アフガニスタン 担当 村井雅清)
*CODEは、アフガニスタンからの退避者に野菜を提供しています。ご支援、ご協力お願いいたします。
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1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに「困ったときはお互いさま」の心で海外の被災地支援を行っています。 災害時の支えあい・学びあいを通して地球の市民どうしのつながりを築いています。