No.44「子どもと家族のケアセンターがスタート」

CODEと連携しているNGO.ACEVが被災地Adiyamanの仮設住宅内に「子どもと家族のケアセンター」が建設された。6/14には盛大なオープンセレモニーも開かれ、無事に開所した。

この仮設住宅(コンテナハウス)村には、1500戸に約6000人の被災者が暮らしている。Adiyamanにはこのような仮設住宅村が15ヵ所あるそうだが、ここが最大規模だという。
このセンターには、現在、約150人の被災した未就学児(3才から6才まで)が通っており、11人の先生や心理の専門家がケアにあたっている。年齢毎に3クラスに分け、遊びやアートを使ったケアをしているそうだ。その他、図書館や心理相談室、職員の宿泊部屋や遊具、台所、会議室なども併設されている。

子どもたちのトラウマの状況を聞くと、「子どもたちの中には、おねしょや赤ちゃん返り、親から離れない子や風で揺れただけでも怖がる子もいるわ」センター長のBさんは語る。
トルコでは、小学校就学前の基礎教育を行う保育園や幼稚園のような施設が少ないそうで、Adiyaman出身のBさんは、ポーランドで幼児教育を学び、帰国後間もなくして、故郷で大地震に見舞われた。自宅は倒壊し、家族は郊外の農村に避難しているそうだ。Bさん自身は、地震後、ACEVのスタッフとしてこのセンター内のコンテナハウスに寝泊まりしながら、子どもたちのケアに奔走している。

センターや仮設住宅村の状況を明確に話してくれたBさんだが、自分の故郷Adiyamanが被災した話しになると、「家族・親戚やたくさんの友人が被災したり、亡くなったから・・・」と言葉をつまらせていた。他の先生たちも大半が地元の人たちだそうだ。被災者が被災者を支えている。
(吉椿)

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