No.43「若者が見た被災地14」

アディヤマンの仮設住宅を視察しました。感じたことは三つです。

一つ目は、子ども達の活気です。私が日本人と言うだけで、ずっとちょっかいをかけてきたり、話しかけてくれたり、写真を撮ろうとしたり、最後にはサインを求めてくれたりしました。逆のパターンを考えると、日本の仮設住宅にトルコ人が来たら、日本の子ども達は、こんなにも話しかけてくれるのだろうかと疑問に感じました。私としては、とても歓迎してもらってるようで嬉しく思ったと同時に、今後また学生がトルコに行く際に、日本人であることを活かして何か子ども達にできないかと思いました。そして、なぜ日本の子ども達とトルコの子ども達には、このような違いが生まれるのか、民族の違いだけで終わらせず、自分で考えたいと思います。

二つ目は、トルコ人のコミュニティ形成の力に魅力を感じました。これも日本と比較しての話ですが、日本だと仮設住宅や復興住宅に入るとバラバラの場所から来た人同士が関係を築いていくのに時間がかかります。そのため、孤独死の問題もありました。しかし、アディヤマンの仮設では、そのようなことはクルド人、シリア人、トルコ人と関係なく同じメソポタミアの文化にあると『母と子どものケアセンター』のBさんはおっしゃっていました。宗教とかではなく、人としてどうあるべきなのか私は問われてるような気がしました。トルコと日本、国も宗教と文化も違うが、やはり同じ人であり、大切にしなければならない共通意識は同じであると感じました。トルコに来る前に、私はどこか外国人というレッテルを貼っていたのだと思います。そのレッテル、悪い偏見を、トルコと子ども達、『母と子どものケアセンター』Bさん、通訳のAさん、などと出会い身近な存在であることを認識できたと思っています。

三つ目に感じたことは、知らなさ過ぎることです。トルコのことは、もちろん知らないことばかりですが、トルコを見ていると、では日本はどうなのかと比較をし考えます。しかし、その時に日本のことも何も知らないと思い知らされます。日本に帰った際には、トルコのことももちろんそうですが、また一度日本について学び直しが必要だと感じました。
(山村)

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