月別アーカイブ: 2023年4月

No.38「トルコ×日本学生交流会の感想①」

先日、トルコのアディヤマンで出会った若者ボランティアたちとのオンライン交流会が行われました!
日本側は日本の災害について、トルコ側からはトルコの災害の歴史や今回の地震や活動内容について紹介をした後、お互いにNGOやボランティアについて意見を交換しました。
トルコのHさんは実際に子どもの衣服やおもちゃを提供するボランティアの様子を紹介されたり、Tさんは自身がこれから所属する大学の学生への働きかけを行うことを教えてくれたりなど、被災地で今なお活発に活動されていることがよく分かりました。ディスカッションではボランティアが被災地に行くことの意義や、中長期的な支援をこれからどのように展開するかなど、他にも様々な意見が飛び交いました。
以下、参加された学生の感想を数回に分けてご紹介します。(島村優希)

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参加学生①
メディアでの報道が地震後からあっという間に減ってしまい、現地の人々がどんな風に過ごしているのかを知る良い機会だった。自分がトルコへ行って何が出来るわけでもないが、まずはこういった若者が現地で必死に支援をしていることを少しでも多くの知人に認識しもらえるよう、情報の共有に努めたいと思った。

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救援募金にご協力下さい。ご寄付はこちらからお願いいたします。
※通信欄に支援先をご記入ください(例:トルコ・シリア)。

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こちらのページからご寄付いただけます。
https://code-jp.org/donation/

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郵便振替:00930-0-330579
口座名義:CODE

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支店番号:〇九九店
店番:099
口座番号:0330579(当座)
口座名義:CODE(コード)
※口座名義をカタカナで指定されている場合は名義人に「コード」とご記入ください。

★近畿労働金庫
支店名:神戸支店
支店番号:642
口座番号:8881040(普通)
口座名義:CODE海外災害援助市民センター

※募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。

No.37「若者が見た被災地13」

アディヤマンで活動をする若者たちに出会った。彼らは大学にオンラインで参加しながら被災地に通ったり、現職をやめて被災地に長期間滞在したりなど自分自身に出来得る最大限の活動を行なっていた。

1人の同年代の女の子になぜ、今ここでボランティア活動をしているのかと聞いたら、「責任を感じたから」と言った。彼女はアディヤマンには地震の後初めて来て、仕事をやめてボランティア活動を行っている。災害が起きて、訪れたことの無い被災地に対して責任感を感じること、その責任感を実際に行動に移していることを知り、私はこれまで何に悩んでいたんだろう、と思った。今日まで数多くの被災地を巡る中、生活感の残ったままの状態で倒壊している家を見たり、未だ生活が整わない中で過ごす人々と話し、出会う子どもたちに「また絶対来てね」と言われ、この短い滞在期間において今は話を聞くことしか出来ない自分自身に対して無力感を覚えていた。彼女たちボランティアが他の学生や団体が去っても現地で活動を続ける様子を受け、この被災地に、私自身が出会った一人一人の被災者に向き合い続けるには何ができるのだろう、と自身に再度問い直した。だが、くよくよと考えているだけでは全く意味が無い。今日出会った大学生ボランティアたちの「責任感」とその行動力に、「とりあえず動け!」と背中を押された気がする。
(島村優希)

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No.36「NGOたちとの学び合い」

ガジアンテプのNGOのキーパーソンMさんから今回の地震で活動しているガジアンテプのNGOやボランティアに日本の経験を語ってほしいと言われ、交流会を持つこととなった。NGO、建築、経済や企業、大学、自治体など多様な分野から約30人が集まった。参加者一人ひとりが今回の災害支援で感じた事、抱えている課題について話していった。

「コーディネーションに問題があった。物資を送ったが、ボランティアがいなくて運べなかった」「ボランティアをしようとAFADに電話したら、経験がないから必要ないと断られた」「信用問題があった。AFADや政府は信用できない、今回の事でNGOをより信用するようになった」「被害家屋の調査が適当で、どの建物が安全なのか心配」「道が悪くてたどり着けなかった村もある」「難しい専門用語ではなく、国民に分かりやすい言葉(文章)で話してほしい」「寒さと餓えで死にそうになった人を見た」「水不足が深刻だ」「アディヤマンやハタイの状況が深刻だ」「今回初めて支援活動に参加した。今後に備えて学びたい」「倒壊した建物のまわりを立ち入り禁止してないから危ない」「解体の仕方が悪いから埃がすごい」「被災地に手伝いに来たのではなく、写真撮ったりして遊び半分の人もいる」「ある被災者は自宅が倒壊して家族を亡くしているのに仮設住宅に入れない」「これだけの人が亡くなったのは、皆のせいでもある。皆が反省しないといけない」「建築認可を政府が許した」「政府とNGOが連携できていたらもっと良かったのに」「マルマラ(1999年)、エラーズ(2011年)など地震が起きているのに、過去から学ぶ習慣がない。もっと学校で教えるべきだ」「信頼できる担当者がいなかった」「モスクに行って祈れば神さまに連絡できるのに、AFADには誰もいなくて連絡できなかった」「AFADもグズライ(赤新月社)も信用できない」など、非常にリアリティのある深刻な生の声を聴く事ができた。

後半、ラマザン(断食月)の関係であまり時間がなく、十分に日本の話しはできなかったが、「日本の災害復興もそれほどいい状況でない。何度も反省と失敗を繰り返しながら少しずつ前に進んでいる」とお伝えした。そして「政府の支援は完璧ではない、必ず取りこぼされる人がでる。だからNGOの存在が必要なんだ」と言ったら、参加者のほとんどが大きく頷いていた。

この場に参加させていただいて、ガジアンテプの市民社会の熱気と気概を感じた。ここからトルコと日本の学び合いが始まる。
(吉椿)

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