No.71「若者が見た被災地35」

NGO「YARDIM KONVOYU」が支援しているテント村を訪れました。そこでは、地震から9ヶ月経った今も30~40個くらいのテントで120人くらいが暮らしていました。

テントで今も暮らしている理由を聞くと「AFADが仕切るコンテナハウスは自然がない」「みんながバラバラになってしまう」「人を人にするための、傷を癒す場所でない」「人が集まる場所がない」と答えてくれました。この言葉に込められた想いと背景。復旧・復興において、ただ場所が整っただけでは、人々の傷は癒えず、トップダウンで進めていくことの問題点を改めて感じました。

そして、たまたま私たちはこのテント村を訪れましたが、似たような状況化にある人達はもっとたくさんいることの被害の大きさと、まだまだ支援が必要なのに日本でもトルコでも忘れられようとしていることに恐怖心を抱きました。口では、「関心を持ち続けることが大切」と言いますが、果たして自分自身も本当に今回のテント村に住んでいる人々がまだたくさんいることに対して向き合えているのか。この日は最終日で、日本に帰る日でした。日本に帰ると、私にも普通の日常があります。その日常の中で、どう忘れずに関心を持ち発信していくのか。正直、有り難いことですが報告会に参加してくださる方も、いつものメンバーです。では、どうしたら違う人に響かせられるのか。様々な被災地の課題が自分自身が今度どうしていくのか問われているのだと感じました。
(山村太一)

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