No.72「若者が見た被災地36」

CODEの第四次派遣では、大阪大学四年生の島村優希さんが日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)のサポートで、同行しました。
学生の視点から、被災地を訪れた感想です。(吉椿)

——————————————————————————
TさんのNGOはサマンダーにて、女性の居場所としてのコンテナを提供されています。被災後に夫を亡くした女性が別の家庭に避難する中で、身体・言葉の暴力を受けているため、この活動が始まりました。お話を聞いている中、彼女は何度も「安全な家がほしい」と言い、「心理学的なサポートはいらない」と、経済的な支援や家を必要としていることを切実に話されていました。

また、最終日に訪れた非公式(政府からの援助を受けていない)テントに滞在する女性達にお話を聞くと、「狭くて大変。お風呂もトイレも綺麗じゃない」という不満が溢れ、一人の女性は「家族に今亀裂が入っている」と。その背景には、旦那さんが被災後仕事を無くした経済的理由もあると話していました。

今回お話を聞いた女性達は、トルコ人男性と結婚し、トルコへと移住したモロッコの女性達でした(ハタイにはアラブ語話者が多くいており、アルジェリアやモロッコの女性達と結婚する男性も多いそうです)。中にはトルコ語はあまり話せないから、とGoogle 翻訳を通じてアラビア語で会話をしようとしてくださる方もいました。
お話を受け、東日本大震災にて結婚のため海外から移住した女性の孤立の話を思い出しました。また、そのような女性たちにとってまず、何よりも必要なのは安心・安全できる居場所を確保することであると感じました。
(島村優希)

CODEは、災害支援、国際協力、NGOを志す若者たちを応援しています。ご協力お願いいたします!
※通信欄に支援先をご記入ください(例:未来基金)。

★クレジットカード
こちらのページからご寄付いただけます。
https://code-jp.org/donation/

★郵便振替
郵便振替:00930-0-330579
口座名義:CODE

★ゆうちょ銀行
支店番号:〇九九店
店番:099
口座番号:0330579(当座)
口座名義:CODE(コード)
※口座名義をカタカナで指定されている場合は名義人に「コード」とご記入ください。

★近畿労働金庫
支店名:神戸支店
支店番号:642
口座番号:8881040(普通)
口座名義:CODE海外災害援助市民センター

※募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)