No.42「復活したガジアンテプの街」

神戸を発って約24時間、2ヶ月半ぶりにトルコ・ガジアンテプに着いた。

南部最大の街であるガジアンテプは、県人口約210万人、市内中心部約85万人の大都市だ。古代ヒッタイトの時代よりシルクロードの要所として栄え、第一次世界大戦後、オスマン帝国が崩壊した後、フランス軍の進駐から勇敢に戦った事からガジ(Gazi)=戦士という称号を贈られ、現在の名前になったという。地元人たちが、アンテプ(Antep)と旧名を呼ぶのをよく耳にする。
2月の地震では、街全体が大きな被害を受けた訳ではないが、局所的な被害が多く見られ、市内至るところにテントが張られていた。また街は暗く、店もほとんど開いていなかった。

あれから4ヶ月、街は驚くほど活気に満ちていた。テントはどこにも見当たらず、第二次派遣(3/21-31)の際にも閉まっていたバザール(市場)も再開しており、名産の銅製品、革細工、香辛料、オリーブ石鹸などの店の並ぶ通りには人が行き交っていた。銅細工職人たちは小気味良い音を鳴らしながら仕事に耽り、高齢者はチャイ屋の店先で語り合い、八百屋はシーズンのさくらんぼの仕入れに大忙しと、街は完全復活をしていた。
ただ、街のシンボルであるガジアンテプ城が以前にも増して城壁が崩れている様は、余震がいかに多いかを物語っている。

今から、NGO,ACEVの建設した「母と子どものケアセンター」に見にアディヤマンに向かう。
(吉椿)

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