No.32「若者が見た被災地⑪」

ガジアンテップ市のシリア難民テントを再度訪れた。テントの前を通りかかると、1人の女性がテントの中に招待してくれた。

チャイを頂きながら、避難生活でトイレがなくて困っていることや二つの小さなテントに20人で住んでいることなどを伺う。後に来た1人の女性の旦那さんは「シリアで昔観光ガイドをしていたんだ」とらくだや昔訪れた観光客の写真を見せてくれた。その写真を見て、私はシリア内戦前のそこでの人々の生活についてちゃんと目を向けたことがなかった、とはっとさせられた。今までシリア内戦が始まってからの写真や映像ばかり見ていて、それが当たり前になっていたから、戦争前の人々の生活について想像したことがなかった。紛争や戦争も災害と同様に、元々そこでは自分と同じような普通の人々の暮らしがあって、それが破壊されているのだと、戦争以前の暮らしを知ることの大事さを痛感した。彼は「シリアは豊かな国だったんだ」と呟いた。

去る前に、彼から「で、あなたは私たちに何をしてくれるの」「何をするの」と聞かれた。今は彼らの話を聞くことしかできない自分は、返す言葉を思いつかなかった。
(島村優希)

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