月別アーカイブ: 2023年2月

No.12「若者が見た被災地➂」

カフラマンマラシュを訪れた。
「1年間で被災地全部立て直す」「あと20日で7000戸コンテナ仮設」といった方針をトルコ政府は掲げているそうだ。このスピード感にはもちろん驚きだが、それと同時に政府の方針を支持している人が半数いるということにも驚きだった。
出会った1人の男性は「100%政府を信じる」と言った。トルコでは、「運命」を大切な概念にしているそうだ。「政府は100%努力して復興に取り組んでいるのだから、もし何かあってもそれは運命だったので仕方ない」という考え方らしい。
普通に考えて1年で全部終わらせるとなれば、また同じような違法の建物が建っていくことは想像できるし、今回の地震も人災と言える面もあるのかもしれない。しかし、このような「運命」のような考え方が人々の気持ちを救っているのも事実だと思う。
この現地独特の価値観はどこに行ってもあると思うし、そのバランスはとても難しいものだと思った。私たちのような外の人間が、それを変えてしまうのではなく、気づけるきっかけをつくることが大事なのだろうと感じた。
(植田)

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No.11「灯りを求めて」

甚大な被害を受けたカフラマンマラシュでは、徐々にライフラインが回復しつつある。3日前に訪れた時は街は真っ暗でがれきのゴーストタウンのようだったが、今日は街に灯りが少しだけ戻っていた。

街の北西に位置するSehit akif 高校には、地震後、約800人が避難していたが、マンションの危険度判定が少しずつ進み自宅に戻る人も出始め、今、寝泊まりしている人は約700人、食事を提供している人を含むと1500人ほどになるという。現在、4階建ての校舎に約150人の高齢者、約100人の子どもたち、赤ちゃん20人、妊婦2人、寝たきりの高齢者も17人もここで暮らしている。
この学校の女性校長は、地震後、飛び起きて、すぐにご主人と二人で学校に行き、自主的な避難所を開設した。その後、周辺から沢山の住民が避難してきたそうだ。
校長は「灯りをつけたら皆が集まって来ると思って…」と振り返る。
避難所の課題について聴くと、「被災現場から来た人も多いので校内での感染症が心配だわ」「子どもたちのトラウマもね」と。避難所の子どもたちは一見元気そうだが、「親のそばから離れない子や地震はもうない?と何度も聞く子もいるわ」と教えてくれた。

この学校は、3年前にEUが世界銀行の資金を使って建設したという。災害に備えて耐震や自家発電機やソーラーシステムを準備していたことが功を奏した。ここにいる被災者は、暖房の効く部屋で、シャワーを浴びる事もできる。医師もボランティアとして来ている。今は、避難所として政府やボランティア、学校の資金を使って運営している。トルコ各地の教育関係者がボランティアが応援に来ていて、非常に機能的に運営されている。
ただ、このような恵まれた避難所ばかりではない。零下の寒空の中、薄いテントで寝ている人たちも少なくない。
(吉椿)

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No.10「若者が見た被災地③」

ガジアンテップ城近くの避難場所を訪れた。
人々はヒアリングをしている私たちを見ると、近づいて話しかけてきた。
テントから人がどんどん出てきて、こんなにもテントの中に人が住んでいたのかと驚かされた。中にはテント一つに50人のものもあると聞いた。なけなしのお金で自ら買ったブルーシートと家にあった材料でテントを手作りをしている人も多かった。それもできない人は外で寝泊まりしているそうだ。
「ヘルプはいつ来るんだ」「寒さで風邪をひいてしまった、薬と防寒具が欲しい」。何度も私に訴えてきたが、「日本にいる人達にこの状況を伝えます」としか言うことができなかった。今の状況をほとんど変えることができずもどかしさを感じていたが、人々は私たちを笑顔で見送ってくれた。

夜、ホテルで揺れを感じた。余震はまだ続いている。跡形もなくなった街を見ていただけに、少しの揺れでも自分の中で恐怖感を覚えた。1週間前の地震を経験した人たちはどれほど怖い思いをしているのだろう。
今、揺れに怯えながらテント生活をしている人々が安心して寝られる家とは一体どんなものなのだろうかと思った。
(植田)

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手作りのテント 缶とパイプでストーブが作られている


4本の木を柱にしている

No.9「とりこぼされる人たち」

ガジアンテプのシンボル、ガジアンテプ城はこの地震で北東から南東にかけて城壁が崩落した。城の南側の公園など市内各所の広場や公園に近隣住民が避難している。多くは自宅の壁に亀裂が入っている事が心配で公園などの避難キャンプで暮らしているが、中には自宅が倒壊して行き場を失った人もいる。
城から15分ほど歩いた公園では、トルコ人だけでなくクルド人やシリア人がブルーシートを張っただけの粗末な掘っ立て小屋で暮らしている。

クルド人の家族に話を聴いた。
地震が起きてから1週間、家族親戚20人で一つの小屋で暮らしているという。「最初は炊き出しのボランティアが来てくれてたけど、今はなにもないよ」という。狭いので子どもを優先的に小屋の中で寝かせて、大人は外のベンチで焚き火をして寝ているそうだ。それでも地べたに絨毯を敷いただけなので子どもたちが風邪を引いたりしているという。
公的な支援はないのかと尋ねると「政府は金持ちには色々するが、俺たちには何もしてくれない」と不満をこぼす。また、「泥棒が来るかもしれないから弟がヒビの入った家で寝ている」という家族もいた。
ある男性が近寄って来て僕たちにビニール袋を見せてくれた。中には玉ねぎなどの野菜が入っていた。「政府がくれたんだけど、調理道具がないんだ」と苦笑い。

この公園には高齢者や妊婦、そして数年前に戦争から逃れてきたシリア人も住んでいる。このように公助から取りこぼされている人たちを忘れてはいけない。
(吉椿)

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No.8「下が寒い」

カフラマンマラシュ(マラシュ)は、人口約116万人の都市。標高3000m級のタウラス山脈の麓、500~600mの斜面に町が広がる。雪に覆われたタウラス山脈から非常に冷たい風が吹き下ろす。
六甲山脈の麓に広がる神戸の街を想起させる。

この日、滞在しているガジアンテプの街から約1時間、激甚のマラシュを訪ねた。
マラシュの高層マンション群は、人の気配さえ感じられないくらいゴーストタウンと化していた。
今も余震が続くこともあり、建物の中には入らないよう規制があり、営業している店はどこにもない。

中腹に位置するSUHA ERLER高校を訪ねた。約500人の人が近隣から避難していて、庭に張られた17のテントや校舎の教室で寝泊まりしているそうだ。
学校に入るとすぐにボランティアたちが麦ごはんとスープの炊き出しをしていた。昼食をとるところもなく歩き疲れた僕たちに「あなたたちも食べて!」と優しく声をかけてくれる。申し訳なさを感じながらも優しい味が疲れを癒してくれる。
校舎の教室ではイスを並べてベッドにして寝ている人たち。水のないトイレは悪臭が漂う。

庭のテントで暮らしている人に話を聴いた。3家族13人で一つのテントで寝ているという。
周辺の建物や自宅について聴くと「1年前に建設された建物も倒壊している」「資材がよくない」「1階の店舗の柱を抜いたからだ!」と声が上がる。
この家族の寝ているテントの中を見せていただくと、自宅から持ってきた絨毯1枚が敷かれているだけで「下からの冷えが寒い。子供の服もないし、電気もないし・・・」という。
マラシュは、日中晴れれば多少は暖かいが、日が陰った途端に寒さが襲う。夜は零下5℃まで下がる。
モンベルから提供していただいたジャケット、そしてKOBE発の「まけないぞう」(東日本大震災の被災者の手づくりタオル)を手渡し、日本からのメッセージをお伝えした。
このような避難所が市内に一体何か所あるのだろう。誰も把握していないのではないだろうか。
(吉椿)

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No.7「若者が見た被災地②」

Nurdagヌルダ、kahramanmarashカハラマンマラシュを訪れた。
ガジアンテップとは街の様子が全く異なっていた。
元々そこに何があったのかも分からないほどの瓦礫の山をいくつも見た。倒壊を免れた建物にも人は住んでいないため、街はゴーストタウンのようだった。
子供の笑い声が聞こえたと思えば、家族を亡くし泣く声も聞こえてくる。頑丈な建物で電気も使える避難所もあれば、テントもなく屋外で寝泊まりしている人々もいる。ただ、それが比べられるべきものではないこともわかる。状況は違うとも一人一人、全員が互いに支え合い、必死に生きようとする姿は同じだった。人々は国だけに頼らず、学校関係者や他地域からのボランティア等、国全体が一つとなり、支え合っていた。

正直、自分の中でまだ整理がほとんどできていない状態だ。自分が知らないこと、経験したことのない事が多すぎて、また一つ一つの状況が違いすぎて、自分の中に色々な感情が混ざり合っている。被災者の方々とどう関われば良いのかも分からなくなってきた。
しかしそこで止めるのではなく、自分なりに何を思いどう発言すればいいのか、どんな行動ができるのかを考え向き合い続けたい。
(植田)

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No.6「悲しみを分かち合う」

トルコ南部ガジアンテプは、震源が近いにも関わらず被害がそれほど多くなく、ライフラインも機能している事から支援者やメディアの拠点になっている。
この町で暮らすMさんは(60代男性)は、公共教育の仕事をしながら被災者支援に奔走している。

12日、Mさんの車で被害の甚大なフラマンマラシュ(マラシュ)に入った。Mさんに案内されたのは、マラシュ北部の高層マンションが立ち並ぶ新興住宅地のような地域。そこでは完全に崩壊したマンション3棟のガレキの中からAFAD(国家防災管理庁)の捜索活動が夜を徹して行われている。
その捜索現場の前には、Mさんの家族が待っていた。Mさんの顔を見るや否やMさんの妻の妹は抱き合って互いに涙を流した。このマンションの1階でMさんの妻の妹の娘が亡くなったが、未だ亡骸が発見されていない。周りには同じように他の遺族たちが捜索活動を見守ってる。

限りなくつらい状況にも関わらず、「チャイ(紅茶)を飲め!」「パンを食べろ!」とあちこちで声をかけてくれる。お言葉に甘え、座ってチャイを飲みながら焚火を囲む。時に片言の英語で会話し、時に互いに焚火の炎を無言で見つめる。
ここに集う人たちは皆、遺族。

焚火の輪の中に入って、「ああ、皆、こうやって火を囲んで悲しみを分かち合っているんだ」という事がしみじみと伝わってきた。そして28年前の避難所を思い出した。
Mさんたち家族は今も焚火を囲んで家族の帰りを待っている。
(吉椿)

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No.5「若者が見た被災地①」

昨日ガジアンテップに到着し、避難所になっている公園でヒアリングを行いました。
公園では、炊き出しが行われており、その周りには居住用のテントが張られていました。避難者の食料と服はボランティアから支給されているようです。私たちが見たのは炊き出しだけでしたが、服も時々支給されています。

避難者の方にボランティアは足りているか聞くと、「都市部にはボランティアが多いが、地方になると少なくなる。ここも足りているとは言えない」と言っていました。ここでは外国から来ているボランティアは少なく、主に地元の人たちがボランティアをしているそうです。
私たちが出会ったのはシリア人とクルド人でした。地震で家が崩壊したというより、ひび割れがはいっていて危険な状態のため、公園のテントに避難されているそうです。ただそのテントも一つにつき20人くらいが寝泊まりしている状態でかなり狭いです。クルド人の方々は1つのテントに16人、シリア人の方々は3つのテントに60人で寝泊まりしているとおっしゃっていました。
1番の課題は医療面だという人もいて、薬と医者が足りていないと言っていました。昼と夜の寒暖差がかなり大きく、その寒さで風邪をひいている方も多いようです。
避難している方々の世代は10代、20代の若者が多いように感じられました。
日本語で話しかけてくる、写真撮影を求めてくるなど、私の想像とは裏腹に笑顔も多くみられたのが印象的でした。

はじめに街を見た限りでは、あまり被害が大きい印象を持ちませんでした。しかしながら、避難者の方々と話したことで、倒れてはいないものの、ヒビが入るなどして住める状態ではなくなった家が多くあることがわかりました。見かけだけ、自分の感じたことだけで判断せず、人と直接話すことが大切だということを実感した瞬間でした。
(植田)

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No.4「焚火を囲む人たち」

2/11午後、被災地ガジアンテプに入った。ガジアンテプは人口200万人以上の南部最大の都市。
震源からも近いこの街は幸いライフラインも無事で、一見倒壊した家屋はほとんどないように見えた。
だが、この街のシンボルで約2000年前に建造されたガジアンテプ城は崩壊していように、局所的な被害が多数出ている。
空港から市内で向かう中でタクシーの運転手に話を聴くと「カフラマンマラシュ(マラシュ)やアドゥヤマンが被害はひどいが、ここはそれほど被害はなかった。でも、これ見てみろ」と一瞬で崩落するガジアンテプ市内のビルの動画を見せてくれた。
なぜ他の地域に比べ被害が少ないのか尋ねると、「ここは硬い岩盤の上に街があるからだ。マラシュやアドゥヤマンは軟弱地盤なんだ」と教えてくれた。

街の中心にテントが張られている公園に行ってみた。ボランティアたちが、豆カレーとご飯の炊き出しをやっていた。
炊き出しをもらいに来る人や「自宅が地震で亀裂が入っていて怖いからここで家族で寝ているの」という家族もいる。
「君たちも食べろ」「日本人大好き」「写真一緒に取って!」という親日トルコを感じながらをお話を聴いた。

近隣から炊き出しをもらいに来ていた家族はフレンドリーに片言の日本語で話しかけてくる。
「私たちはわらびに住んでいたの。日本大好き!」とここがクルド人が多い地域である事を実感させられた。
埼玉県蕨市などには、沢山のクルド人が住んでいてワラビスタンと呼ばれるコミュニティを形成している。
「トルコなんか要らない。日本がいい!」という言葉に何故?と返すと、「ここは仕事もない。生きて行けない」「この子は靴もなくて寒い」とクルド人の置かれている状況が見え隠れする。

日がかげると一気に寒さが増してくる。テントで十数人で寝泊まりしているクルド人家族、地震前にトルコに仕事を求めてきたシリア人たち。寒空の中、みんな焚火を囲んで肩を寄せ合うように暮らしている。
(吉椿)

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現地に向けて出発

トルコ・シリア地震の被災地支援に向けて、本日事務局長の吉椿雅道と学生インターンの植田隆誠のスタッフ2名が出発しました。
明日以降、現地の状況を発信していきます。

出発の様子が本日
17:00~ サンテレビ キャッチプラス
17:40~ 関テレ 報道ランナー
で放送されます。

引き続きみなさまの温かいご支援お待ちしております。

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