1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに「困ったときはお互いさま」の心で海外の被災地支援を行っています。
災害時の支えあい・学びあいを通して地球の市民どうしのつながりを築いています。
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CODE未来基金

2017年度後期CODE未来基金プログラム 四川フィールドワーク

プログラムの概要

2017年度後期募集プログラムで採択された、西本 楓さんの「食×村おこし」を実施しました。西本さんを含む学生3名とCODEが10年前から支援している光明村を訪れました。

日 時:2018年3月22日~3月30日(8泊9日)
訪問先:2008年四川大地震被災地
内 容:CODEが10年前から支援している光明村はどんどん復興に向けて走り出しています。
田舎らしい風景が残っている光明村では都会の人をおもてなしできるよう観光復興を進める動きがあり、
和食×中華料理を作り村の人々を盛り上げたいという気持ちで訪れました。

フィールドワークのようす

~学びの3日間~

1日目は、北川震災遺構を訪れた。(四川には、地震でひどい被害を受けたまちをそのまま残し、その近くに震災博物館を設け、震災を後世に伝えようという場所がある。)日本には震災遺構としてまちをそのまま残すことはないため、壊れた建物や崩れた山を見てとても衝撃を受けた。遺構の維持は大変で、遺族の気持ちに寄り添うのも難しいことだが、教訓を残すという意味では効果的な遺跡だと感じた。
 
 
2日目には、被災地の様々な場所の観光復興を見てまわった。うまくいっている村や、ほとんど人が来ない村があった。
何が違うのか?政府主導で観光復興の政策取っているが、その政策に長期的な視点がなことや主体的になっていない人々がいるなど様々な問題を感じた。

 
3日目は、チャン族の村で食文化について学んだ1日だった。チャン族の土地ならではの食材や村とお母さんの愛情がいっぱいつまったお料理は、本当に美味しかった。また、食材の体への効用を当たり前のように料理に活かしていて、「地産地消」「医食同源」がこんなにも生活の中に浸透していることに感動した。チャン族の村では宿泊もした。建築物はすべて石積みでできており1200年もの歴史を感じた。
チャン族伝統の木を組み合わせた面白い仕組みでできた鍵や、窓の形が中が小さく外が大きくなっていたり7つのこの構造にした理由があるなど昔の人の知恵に驚いた。
 

~光明村での活動~
①老年活動センター
CODEが建てた老年活動センターは、村の幹部の交替や村の半分の人が出稼ぎに行っているなどもあり、思っていたより活気がなかった。
②メタンガスで発電
家畜の糞や食べ残しなどを家の下の大きな穴に入れ、そこで発生するメタンガスでエコ発電をしていた。日本も見習いたいところである。
③地産地消                                            光明村の美味しい料理は、その時期にその場所で取れた食材ばかりで一緒に山菜採りに参加した。最終日には、日本から持ってきた醤油や味噌を使い、たくさんの日本料理を作り盛り上げた。

最後に

     
       
  私たちは、この四川でのフィールドワークで、うまくいかないことや悩むことも多かったです。小さなことから進めていくことの大切さに気づきました。そして、その積み重ねがCODEと光明村との絆を作っているのだということを知ることができました。
今回の経験を経験で終わらせず、メンバー1人1人これからの活動につなげていきます。CODEの方々、サポーター方々、このような貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
 

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