1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに「困ったときはお互いさま」の心で海外の被災地支援を行っています。
災害時の支えあい・学びあいを通して地球の市民どうしのつながりを築いています。
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ハイチ地震 救援プロジェクト(継続)

災害概要&地図


◆災害の概要
・日時:2010年1月12日午後4時53分
   (現地時間)
・震源: ハイチ共和国
    首都ポルトーフランス 南西約17km
・地震の規模: マグニチュード7.0
・被災者: 約350万人
・死者: 約22万2570人
・負傷者: 約30万572人
・避難者: 約230万人(最大時)
・損壊家屋: 18万8383戸
      (うち全壊:10万5000戸)
※ハイチ政府・UNOCHA発表 

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プロジェクト内容

(1)初動支援:メキシコのパートナー・クワゥテモックさんの派遣

CODEは地震直後からメキシコ人研究員のクワゥテモックさんを現地に派遣し、約9割の建物が倒壊した最大の被災地レオガンを中心に支援活動を行いました。
haiti1 クワゥテモックさんと子どもたち

(2)女性向けマイクロファイナンス

現地NGO「ACSIS」が行うマイクロファイナンスプログラムを支援しました。女性の事業者が商売を再開するための資金を融資し、暮らしの再建に役立てていただきました。
ハイチの女性1 

(3)コミュニティセンター支援

首都ポルトープランスで、住民が集まりつながりを築く場としてコミュニティセンターの賃料を支援しています。「日本ハイチ協会(CUSOPHAj)」の拠点として使われ、日本文化教室なども行われています。ハイチを支援するNGOが情報共有するスペースとしても使われています。

(4)農業技術学校(ETAL)建設

現地NGO「GEDDH」が、計画していた農業技術学校(ETAL=ECOLE TECH AGRICULTURE DE LEOGANE)の建設をシスター須藤昭子(クリストロア宣教修道女会、ハイチに37年滞在し、結核治療を行っている医師)と共に実施することになりました。ハイチでは、国土の森林被覆率がわずか1.25%しかありません。山に森林がないことで雨が降ると山の土砂がそのまま川に流れ、氾濫して周辺の農地を奪っていきます。シスター須藤たちGEDDHは、この地震前から植林と農業指導を行っていました。シスターはこんな言葉を残しています。「貧しい人は満足に食べられないからすぐに病気にかかる。運よく治療を受けられても回復力がない。」と。食を司る農業の重要性を知ったシスターたちは、その農業の普及だけでなく、水で農業とつながる山の植林を始めました。地方の町や村で農業で生活できるようになれば、首都の人口流入によるスラム化や不安定な治安を改善できるのではと考えました。

       ハイチの山             ハイチの水害

2013年5月に現地の司教やNGO、シスター、カナダの農業技術者、CODEからなる顧問会を設立し、農業技術学校の建設や運営を見守る形をとりました。学校の建設地は、GEDDHやシスター須藤が農業大臣から提供されていた土地で、GEDDHの事務所のある場所です。2013年12月に着工が始まりましたが、途中、土地の所有権の問題なども発生し、一時中断しましたが、2016年に無事学校が完成し、関係者が集い落成式を行いました。初年度は17名の学生が入学し、農業を学んでいます。

       ETALの校舎               ETAL落成式

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