No.5「若者が見た被災地①」

昨日ガジアンテップに到着し、避難所になっている公園でヒアリングを行いました。
公園では、炊き出しが行われており、その周りには居住用のテントが張られていました。避難者の食料と服はボランティアから支給されているようです。私たちが見たのは炊き出しだけでしたが、服も時々支給されています。

避難者の方にボランティアは足りているか聞くと、「都市部にはボランティアが多いが、地方になると少なくなる。ここも足りているとは言えない」と言っていました。ここでは外国から来ているボランティアは少なく、主に地元の人たちがボランティアをしているそうです。
私たちが出会ったのはシリア人とクルド人でした。地震で家が崩壊したというより、ひび割れがはいっていて危険な状態のため、公園のテントに避難されているそうです。ただそのテントも一つにつき20人くらいが寝泊まりしている状態でかなり狭いです。クルド人の方々は1つのテントに16人、シリア人の方々は3つのテントに60人で寝泊まりしているとおっしゃっていました。
1番の課題は医療面だという人もいて、薬と医者が足りていないと言っていました。昼と夜の寒暖差がかなり大きく、その寒さで風邪をひいている方も多いようです。
避難している方々の世代は10代、20代の若者が多いように感じられました。
日本語で話しかけてくる、写真撮影を求めてくるなど、私の想像とは裏腹に笑顔も多くみられたのが印象的でした。

はじめに街を見た限りでは、あまり被害が大きい印象を持ちませんでした。しかしながら、避難者の方々と話したことで、倒れてはいないものの、ヒビが入るなどして住める状態ではなくなった家が多くあることがわかりました。見かけだけ、自分の感じたことだけで判断せず、人と直接話すことが大切だということを実感した瞬間でした。
(植田)

動画はこちらから

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No.4「焚火を囲む人たち」

2/11午後、被災地ガジアンテプに入った。ガジアンテプは人口200万人以上の南部最大の都市。
震源からも近いこの街は幸いライフラインも無事で、一見倒壊した家屋はほとんどないように見えた。
だが、この街のシンボルで約2000年前に建造されたガジアンテプ城は崩壊していように、局所的な被害が多数出ている。
空港から市内で向かう中でタクシーの運転手に話を聴くと「カフラマンマラシュ(マラシュ)やアドゥヤマンが被害はひどいが、ここはそれほど被害はなかった。でも、これ見てみろ」と一瞬で崩落するガジアンテプ市内のビルの動画を見せてくれた。
なぜ他の地域に比べ被害が少ないのか尋ねると、「ここは硬い岩盤の上に街があるからだ。マラシュやアドゥヤマンは軟弱地盤なんだ」と教えてくれた。

街の中心にテントが張られている公園に行ってみた。ボランティアたちが、豆カレーとご飯の炊き出しをやっていた。
炊き出しをもらいに来る人や「自宅が地震で亀裂が入っていて怖いからここで家族で寝ているの」という家族もいる。
「君たちも食べろ」「日本人大好き」「写真一緒に取って!」という親日トルコを感じながらをお話を聴いた。

近隣から炊き出しをもらいに来ていた家族はフレンドリーに片言の日本語で話しかけてくる。
「私たちはわらびに住んでいたの。日本大好き!」とここがクルド人が多い地域である事を実感させられた。
埼玉県蕨市などには、沢山のクルド人が住んでいてワラビスタンと呼ばれるコミュニティを形成している。
「トルコなんか要らない。日本がいい!」という言葉に何故?と返すと、「ここは仕事もない。生きて行けない」「この子は靴もなくて寒い」とクルド人の置かれている状況が見え隠れする。

日がかげると一気に寒さが増してくる。テントで十数人で寝泊まりしているクルド人家族、地震前にトルコに仕事を求めてきたシリア人たち。寒空の中、みんな焚火を囲んで肩を寄せ合うように暮らしている。
(吉椿)

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現地に向けて出発

トルコ・シリア地震の被災地支援に向けて、本日事務局長の吉椿雅道と学生インターンの植田隆誠のスタッフ2名が出発しました。
明日以降、現地の状況を発信していきます。

出発の様子が本日
17:00~ サンテレビ キャッチプラス
17:40~ 関テレ 報道ランナー
で放送されます。

引き続きみなさまの温かいご支援お待ちしております。

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No.3「明日、トルコに向けて出発します!」

明日、事務局長の吉椿雅道と学生スタッフの植田隆盛(関西学院大学3年生)の2名をトルコの被災地へ派遣します。
この第1次派遣は、中長期的な復興支援のための初動調査になります。現地のFさんこと、藤本憲司さんと合流し、現地での学生ボランティアの動きや支援から取り残されている地域での調査、耐震普及プロジェクトの可能性などを追及したいと思います。

今回、アウトドアブランド「モンベル」さんからダウンジャケット、レインウエア、テント、寝袋などの救援物資をご提供いただきましたので明日、現地に運搬します。2015年のネパール地震の際にもモンベルさんからテントなどをご提供いただき、今回も現地の氷点下の寒さや雨の状況から防寒具や雨具などを迅速に準備していただきました。
モンベルさん、ありがとうございます‼

今回、昨年からCODEでインターンをしている学生の植田くんも現地で一緒に活動します。初めて被災地に向かう植田くんの抱負をご紹介します。(吉椿)

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自分にとって被災直後の場所に行くことは今回が初めてです。正直、不安と緊張がかなりあります。自分にできることはほとんどないかもしれません。しかし、こんな自分でもできることは何か必死に探していきたいと思っています。
また、現地へ行くにあたり皆さん含め、自分は本当に多くの人から支えられて生きているのだなということを改めて実感しています。その方々に対しても感謝を忘れず、精一杯活動していきたいです。
(植田隆盛)

CODEは、2015年にCODE未来基金を設立し、次世代のNGOを担う若者たちを応援しています。
植田くんの現地での活動を温かく見守ってください。よろしくお願いいたします。

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写真:トルコ・ハタイ県(藤本さん提供)

No.2「スタッフ2名をトルコ南東部の被災地へ派遣します!」

CODEは、2月10日(金)、スタッフ2名をトルコ南東部の被災地へ派遣します!
羽田からトルコのイスタンブール経由してネブシェヒルに向かいます。そこから陸路で被災地まで4~5時間の道のりです。
被災地への道が救援車両で渋滞しているとの情報もあります。

現地の大学で日本語を教えているFさんは、「教え子たちがボランティアで被災地に行っています。とにかく現地に行って
ガレキの下にいる人を一人でも助けたい言っています。」と教えてくれました。しかし、一方で夜も寝れない学生もいるそうで、
焦っている学生たちを落ち着かせるように「最初の72時間は救助隊に任せて、自分たちの現地での食料や水、トイレを確保する
ことやデマに惑わされすに正確な情報を把握すること、後方支援の大切さ」など、自らの阪神・淡路大震災の時の経験を学生たち
に語ったそうです。こちらからも「早急な人命救助はもちろん大切ですが、これから長い復興の道のりが始まります。その時にも
学生さんの力が必ず必要になりますよ」と学生さんにお伝えしていただけるように言いました。

現時点で、トルコ南東部、シリア北部の被災地では、8300人以上の方が犠牲になり、3万4000人以上の方が負傷しています。
発災から72時間を目前に今もなおガレキの中から必死の人命救助が行われています。
「最後の一人まで」助かることを切に願っています。
(吉椿)

神戸新聞の記事はこちから:
https://www.facebook.com/NGO.CODE/posts/pfbid02JuuM68MgoyCqEn1Q1pqyUkGPTbYhTj2myGC4MyFLj5ESzpAgwqth6oosDy9arUeLl

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トルコ南東部地震の寄付金のお願い

トルコ・シリア地震の緊急支援のための寄付金のご協力、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
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チラシは下記リンクのFacebookよりご確認いただけますので、ご確認お願いします。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0rcTQe2abW74KLn8YMdkTscH18L9Rbshsc46i5w3mACDEXX5dGbZv9XLa48hwua92l&id=328257977286826

また、本日CODEの支援についてNHKのほっと18:00~関西 、18:30~Live Loveひょうごで放送されますので、ご視聴ください。

トルコ南東部・シリア北部地震について

下記リンクの神戸新聞の記事に、兵庫県のトルコ南東部地震・シリア北部地震の支援について掲載してあります。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202302/0016031279.shtml

ご確認お願い致します。

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トルコ南東部・シリア北部地震への支援を開始します。

「トルコ南東部・シリア北部地震への支援を開始します。ご支援よろしくお願いいたします!!!」
CODEは、昨日、2月6日にトルコ南東部、シリア北部で発生した地震に対しての支援を開始いたします。

トルコ・シリア両国の現時点での被害は、死者4890名、負傷者24000人以上、倒壊家屋1万棟以上の被害が報告されています。

CODEは、これまでのネットワークを通じてトルコの被災地近郊の町に住む日本人男性Fさんとつながりました。Fさんは、1995年に神戸で阪神・淡路大震災を経験しており、今回のトルコでの地震で耐震などの問題を憂いています。昨日、Fさんの教え子のトルコ人の学生さんが「トルコは1999年のイズミット地震から何も学んでいない」と語っていたそうです。

CODEは、これまでインド、イラン、中国、ネパールなどで耐震住宅を現地住民の方々と再建してきました。今回のトルコでも現地の人たちの主体的な動きをサポートするような活動を展開していきたいと思います。
トルコは、阪神・淡路大震災、東日本大震災でも日本に支援をしてくれました。CODEは、「困った時はお互いさま」という被災地KOBEの精神でトルコ・シリアへ支援を開始いたします。近日、スタッフをトルコに派遣し、Fさんを通じて被災地を調査し、具体的な支援を検討していきます。
ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(CODE事務局長 吉椿雅道)

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トルコ南東部地震情報No.2

先ほど日本時間19半頃(トルコ時間13時半頃)にトルコ南東部で再びM7.6の地震が発生しました。
震源は、今朝カフラマンマラッシュ県で発生したM7.8の地震の近くのようです。

先ほどの地震の被害は未明ですが、これまでにトルコ国内ではシャンルウルファ県、オスマニエ県、マラティヤ県などで死者912名、負傷者5383名、倒壊家屋2818棟の被害が発表されています。
また、シリアでも北部のアレッポ県やラタキア県などで、死者371名、負傷者1089名以上と報道されていますが、反体制派の地域でも200名以上の死者が出ているとの情報もあり、両国で死者1500名に上る大災害となっています。19:30頃に再び発生した地震で今後も被害が拡大する恐れがあります。
(吉椿)

トルコ南東部地震情報

CODEです。
本日、2月6日4:17(日本時間10:17)にトルコ南東部カフラマンマラシュ付近を震源とした、M7.9、深さ17.9kmの地震が発生しました。
震源近くのオスマニエ県シャンルウルファ県などで複数の建物が倒壊し、死者も出ています。
また、隣国のシリアのアレッポ県でも建物の倒壊などの被害が出ているようです。CODEは引き続き情報収集をしていきます。
(吉椿)