No.15「若者が見た被災地⑤」

避難キャンプで生活している人々は、決して裕福には見えない。私はてっきり全て地震のせいで生活が苦しくなったのだと思い込んでいたが、実はそうではないらしい。もともと貧しい人はたくさんいたのが本当で、地震後も住む場所以外は何も変わっていないと聞いた。お金を持っている人は親戚や知り合いを頼ってイスタンブール等の他地域に既に避難しているが、貧しい人々はそこにとどまるしかない。災害によって平時からそこにある問題が浮き彫りになっていた。
今は多くのボランティアによってカバーされている部分も時間が経てば元どおりになってしまうのではないか。これをきっかけにそれぞれの被災地への関わり方を変えていくべきなのでないかと思った。

その日は夜遅くにホテルへ戻った。被災地の夜が寒いことは数字では知ってはいたものの、実際に体感してみると想像以上だった。とてもじゃないが外で寝ることなど考えられなかった。その時、本当に自分は被災者に対して向き合えていたのだろうかと思った。
(植田)

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