CODE未来基金の若者たちがトルコ・シリア地震の被災地でボランティアを行い、ボランティアについてトルコの被災者、ボランティア、NGOたちと共に考えました。参加した若者たちの感想をお届けします。
(吉椿)
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今回の企画を実施するにあたって、「コープこうべハート基金」から学生4名に、スタッフ2名に「兵庫県のふるさとひょうご寄付金」から多額のご支援をいただきました。この企画に、ご理解いただきご協力いただいたご厚意にCODEスタッフ、学生ボランティア一同、共に深く感謝しております。誠にありがとうございました。
では、果たしてこの学生企画に頂いた額の価値以上があったのかと聞かれると私は、正直疑問が残ります。もちろん、一人一人が様々な経験を通して、学び成長が多い貴重な時間となりました。しかし、行く前にも述べたように「ただ学びになりました」「成長できました」だけに、このたくさんの方々から頂いた寄付の想いを終わらせてしまっては、あまりにも勿体ない気がします。ただ、私たちはまだ他者に還元できるほど力があるわけでもありません。ならば、どうしたらいいのか。それは、今回のテーマでもあった「つながり」が私の一つの答えです。このプロジェクトでは、その「つながり」を感じる場面がたくさんありました。例えば、仮設の中にある青少年トレーニングセンターで、防災ワークショップを実施したときです。
前に立って、授業をするからこそ見えて来るものがたくさんありました。CODEの第二次派遣で出会った人が青少年トレーニングセンターを仕切っていたり、その青少年トレーニングセンターにつないでくれたNGOのメハメッドさん、コープこうべとのつながりの藤本さん、第三次派遣の通訳アジャルの後輩であるメルトさんなど、お金では買えない人々のつながりが折り重なってできる授業なのだと感じました。また、ボアジチ大学との交流会でも、たくさんの学生が様々な想い様々なつながりを経て参加してくれました。私たちの知らないところで、私たちのことを支えてくれているつながりがたくさんあることを知りました。
その他には、CODEが活動してきたからこそできた「つながり」コープこうべとCODEのつながり、兵庫県とCODE、寄付者とCODE。これらは、これまでのCODEの活動が評価されてきたからこそだと思います。そして、発災直後に行ったからこそできた現地NGO・大学とのつながり、通訳とのつながり。また、「うちわプロジェクト」を実施した際につながった団体や書いてくださった方々とのつながり。さらに過去を振り返れば、トルコが親日である一つの理由としてのエルトゥールル号からのトルコと日本とのつながり。決して、一人ではできない。これまで様々な人が築き上げた「つながり」の上に私たちは立たせてもらっていることを活動していく上で、ひしひしと感じました。
そして若者だからこそ、さらにその下の世代につなげるための未来の「つながり」、この「つながり」を意識して活動に励み、つながり続けることがプロジェクトの価値と意義になるのだと思います。今後もトルコと日本、物理的な距離は遠いがお互いが助け合える、CODEの理念でもある「困った時はお互い様」の精神が続けられるように励みたいです。なによりも「つながり」を続けるために、このプロジェクトは、これで終わりではなく、帰ってきた私たちの今後の行動によって、本当に行って意義のあるものになったのかが問われているのだと考えます。
また第四次派遣でトルコに行きます。今回行くのは、最も支援が取り残されるハタイ県です。私が、初めてトルコに訪れた際に、最も「無力感」を感じた場所です。行って何ができるのか。何か目に見えるような役に立たないかもしれません。しかし、絶対に現地の人々とつながり、今後のまた行うかもしれないプロジェクトへとつなげていきたいと思います。
(山村太一)
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