発生直後には、インドのジャンム・カシミール地方で活動したインドのNGO「SEEDS」、パキスタンのバラコットで活動した日本のNGO「日本国際ボランティアセンター」を通じて緊急支援を行いました。
その後はスタッフが現地入りして震源地付近のムザファラバード、マンセラ、バラコット、バタグラム、バーグなどを中心に調査を重ねました。山あいの被災地ムザファラバードで出会った女性たちの中に、働き手である夫や息子を亡くし、得意の手芸によって暮らしを営もうとしている人たちがいました。刺繍や編み物など、とても細やかで美しい手仕事で、周囲の女性たちから「私もやりたい」との声が上がったことから、これを職業として生計を向上できるようにサポートする職業訓練センターの建設が決まりました。完成後は、手芸の上手な方が先生として地域の方に教えています。