No.12「地震から1週間 未だ被災地は混迷」

3月28日にミャンマー中部で発生したM7.7の地震から1週間が経ちました。犠牲者の数は増え続けており、4日時点で、死者3,145名、負傷者4,589名、行方不明者221名とミャンマー国軍が発表しています。

被災地では依然救援が追いついておらず、多くの被災者には救援物資が行き渡っておらず、未だ多くの人が路上で寝ている状況で、現地の関係者は「組織的な救援が全く行われていない」と嘆いています。
震源に近いサガイン州の市街地では9割近くの家屋が被害を受けていますが、外部からの救援が未だほとんど入っていないようです。
昨日、ミャンマー国軍も停戦を発表しましたが、未だ戦闘が行われている地域もある、被害の甚大なサガイン州に入る救援物資を妨害しているという情報もあります。
1週間経っても未だ被災地は混迷を極めています。

CODEは9日にスタッフをミャンマーの被災地に派遣して、現地NGOと共に救援物資の提供や中長期的な復興支援に向けた調査を行います。
引き続きご支援、ご協力お願いいたします!
(吉椿)

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No.11「ミャンマー現地にスタッフを派遣します」

ミャンマーの被災地にスタッフを派遣します!!

No.10のニュースでお伝えしたようにミャンマー軍事政権も停戦に合意しました。
また、現地のNGOからも被災地までの安全を保証するとの連絡も来ました。
よって、来週初め頃にCODEのスタッフ2名をミャンマーの被災地に派遣いたします。現地のNGOを通じて緊急救援物資の提供とその後の中長期的な復興支援の調査を行う予定です。

ご支援、ご協力よろしくお願いいたします。

CODE海外災害援助市民センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通 2-1-10
tel +81(0)78-578-7744
fax +81(0)78-574-0702

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No.10「軍事政権が停戦を発表」

 ミャンマー中部で発生した大地震から1週間、被害の全容は未だ分かっていません。2日、ミャンマー軍事政権の発表によると、死者3003名、負傷者4639名、行方不明351名になっています。
 また、軍事政権は、救援活動を優先するために22日までの3週間、停戦をすると発表しました。
軍事政権と対立する国民統一政府(NUG)は、すでに2週間の停戦を発表し、少数民族勢力のアラカン軍(AA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)、「タアン民族解放軍」も停戦を発表しています。
当初、軍事政権は反政府勢力からの停戦を拒否し、震災後も空爆や被災市民への弾圧を続けていましたが、国際社会からの批判やミャンマー市民からの不満噴出の恐れからか昨日、停戦に合意しました。
ただ、現実的にどこまで戦闘停止が実現するかは不透明ですが、国内外の支援機関と共に被災者支援に全力を注ぐ事を期待します。(吉椿)

No.9「救援に困難を極めています」

3月28日の地震から5日が過ぎ、犠牲者の数は増え続けています。4月2日現在では、死者2,719名、負傷者4,521名、行方不明者441名とミャンマー国軍が発表しています。また、マンダレーでは少なくとも3,560棟以上の家屋が被害を受け、28の病院に被害が出ています。

ミャンマーの被災地では依然として厳しい状況が続いています。現地からの情報では、外部からの支援もまだ届いていない場所も多く、水、食料、マスク、医薬品などが圧倒的に不足しています。
住民は政府の支援が十分でないため、住民自身が自費で重機を雇って救助活動を行ったり、被災者への物資提供を行っています。圧倒的な公助の不足により、住民同士の共助のみというのが現状かもしれません。
交通に関しては、被害の甚大なサガイン州へは道路の被害で大型車両は通行できず、小型車とバイクのみが通行可能との事です。サガイン州とマンダレーを結ぶ2つの橋も被害を受けています。
インターネットの通信が不安定な状態で情報が十分に入って来ない状況が今も続いている事から救援に困難を極めています。
(吉椿)

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No.8「ヤンゴン近郊の住民の声」

3月28日に発表した地震から3日以上が過ぎ、犠牲になった方は2056名、負傷者3900名以上という被害になってしまいました。未だ行方不明者が270名以上はいると言われています。

ミャンマーのヤンゴン近郊に住むTさんからの情報によると、「重機が全く足りておらず、救出されていない人がまだ沢山いる」と言っているように今後も犠牲者の数は増えていくものと思われます。
また、「きれいだった水が濁ってしまい、飲料水がない」「多くの市場や店が倒壊してしまったので、食糧や水がない。お金より物資が必要だ」「建物が怖いので、多くの人は外で寝ているため、マットレスや虫よけが必要だ」と切実な状況を教えてくれました。

タイ・バンコクの倒壊したビルでも捜索活動が続けられていますが、13名(バンコク全体では19名)が犠牲になり、未だ74名の安否が確認されていません。

中国やロシアなどの外国の救援隊はいち早く現地に入り、捜索活動を行っていますが、台湾の救援隊はミャンマー当局から許可が降りずに待機中のようです。民間でも、地元のNGOや海外のNGOは被災地の現場に入る事さえも難しい状況が続いています。
(吉椿)

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写真:ヤンゴンのTさんより

No.7「ミャンマー内戦の影響(2)」

ミャンマー中部を震源とした地震から、まもなく72時間が経過しようとしています。
ミャンマー現地からの情報によると、軍事政権と国民統一政府(NUG)、少数民族勢力との内戦状態が、この震災の救援を遅らせている事を訴えています。
また、ミャンマーのNGO関係者からの情報によると、「この震災によって少なくとも68の郡区が深刻な被害を受けており、その多くがNUGなど軍事政権と対立している勢力の地域なので、支援は期待できないだろう。」と教えてくれました。
また、「4年前のクーデター以降、インターネットの規制や公共サービスやインフラが損なわれているので、緊急救助がすでに失敗に終わっている」と語っています。
(吉椿)

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写真:The Irrawaddy

No.6「ミャンマー内戦の影響(1)」

ミャンマーは、2021年の国軍によるクーデター後に、国軍に対抗するために民主派の市民たちが、国民統一政府(NUG)を樹立し、自分たちが合法な政府であるとして、国軍の暫定政権と対立し、内戦が起きています。
しかし、この大災害を受けてNUGは、以下のように3月30日から2週間の攻撃停止を呼びかけています。
「我々は2週間攻撃を停止します。その場所は、現在地震の被害を受けている地域です。我々の主な目標は、地域、地区、そして主に地震の被害を受けた人々への救援活動を効果的に行うことです。しかし、一方で、テロリストグループは地震の最中でも飛行機や空挺部隊による爆撃を続けており、再び攻撃を仕掛けてくる可能性があります。したがって、彼らがこのようなことをすれば、我々は自衛しなければなりません。」
また、NUGは、被災者の救援と治療のために100万ドルを割り当てると発表しています。
この国難のような大災害時は、国軍(軍事政権)もNUGの呼びかけに応え、被災者支援に向けて共に手を携えてほしいものです。
(吉椿)

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No.5「ミャンマー・タイで発生した地震の救援を開始します」

CODEは、ミャンマー・タイで発生した地震の救援を開始します!
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ミャンマー中部マンダレーを震源としたM7.7の地震発生から40時間以上が経過し、被害が状況が少しずつ明らかになってきています。
昨日29日夜の時点で、死者1644名、負傷者3408名、行方不明139名とミャンマー当局が発表しています。
タイでは、死者10名、負傷者42名、行方不明78名とバンコク市当局が発表しています。(29日夜時点)

ミャンマーでは、2021年2月の国軍によるクーデター以降、インターネットなどの通信に規制がかかっている状況に加え、この地震で停電やインフラへの被害も出ており、情報を得るにも非常に厳しい状況が続いています。
ミャンマーでは、重機などが不十分のため救助が難航しているようで、一刻も早い救助が求められます。

CODEは、この震災に対して救援活動を開始します。ご支援、ご協力よろしくお願いいたします!
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No.4「ミャンマー、中国、タイの状況」

ミャンマーの被害が拡大しています。政府の発表によると、ミャンマー全体で1002名が犠牲になったと伝えています。被害の甚大な中、救援が追いついていない状況が伺え、今後も犠牲者が増える事が予想されます。
中国のNGOからの情報によるとミャンマーと国境を接する雲南省の瑞麗市では458棟の家屋が被害を受け、1705名に影響が出ているとの事です。
タイのバンコクでは、5つの国立公園を活用した避難所と6つの仮設の避難所をが開設され、警察や市当局によってマネジメントされています。
(吉椿 北タイのカレン族の村より)

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No.3「被害が拡大しています」

昨日、28日にミャンマー中部マンダレーを震源とするM7.7の地震の被害が拡大しています。ミャンマーだけではなく、タイや中国雲南省でも被害が出ています。

中でもミャンマーを渋滞する約1000kmのサガイン断層が動いた事で中部最大の都市、マンダレー市(人口約150万人)や首都ネピドーなどで、死者153名、負傷者732名、複数の家屋倒壊、橋の崩落などの被害が出ている模様です。今も多くの人たちが倒壊家屋の中に閉じ込められているようです。
ミャンマーでは、マンダレーやネピドーだけではなくサガイン管区、マグウェ管区など6つの地域で非常事態宣言が発令されています。
ミャンマーでは、2021年2月の国軍によるクーデター以降、市民への弾圧、情報統制などが起きており、この災害でもその影響が懸念されています。

その他、タイのバンコクでは、液状化も発生しているようです。また、建設中のビルの倒壊などにより10名が犠牲になり、22名が負傷、未だ101名の安否が不明で捜索中のようです。

現在、タイ北部に滞在中のスタッフと共にタイやミャンマー、中国雲南のNGOを通じて情報収集しています。
(吉椿)

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