No.63「若者が見た被災地30」

CODE未来基金の若者たちがトルコ・シリア地震の被災地でボランティアを行い、ボランティアについてトルコの被災者、ボランティア、NGOたちと共に考えました。参加した若者たちの感想をお届けします。
(吉椿)

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今回の被災地でのボランティアとトルコの若者との交流を通して、感じたことを主に三点取り上げて書こうと思います。

第一に、感情が揺れ動くことを恐れすぎず、行動し続けようと決めました。私は、被災地に行くこと自体が初めてだったので、正直行く前は、’’自分が被災地で何を感じるのか’’’’その後の自分の行動にどのように影響を与えうるのか’’が分からず、少し怖がっている自分がいました。もし、これまでの人生で感じたことのないようなネガティブな気持ちになったらどうしようなど、不安な思いでいっぱいでした。しかし、今回の被災地でのボランティアで、どうなるかわからなくても、恐れすぎず、まずは、行ってみる、挑戦してみることが大事だと気付かされました。

第二に、縦のつながりではなく横のつながりが大事であると感じました。私は、大学ではハンガリー語を学んでおり、マイノリティ問題をめぐる政治レベルでの二国間の関係について研究しています。一見ボランティアとは全く関係がないように思える専門分野ですが、普段のボランティア活動や今回の被災地でのボランティアで培っている、問い続け、時には反省し、実践に移していく力は普段の学習や研究にも通じるものがあります。つまり、普段取り組んでいることとボランティアがリンクしているように感じました。

第三に、現地では、非常用持ち出し袋やクロスロードの活動を通して、正解がない問題に取り組む機会が多かったのですが、私自身日本で生活しながら、常に正解か不正解かで物事を考えさせられている/考えている傾向にあったのではないか?と、はっとさせられました。トルコの子供たちが、素直に、自由に、自分たちなりに考えたことを、みんなの前で堂々と発表する姿にとても感銘を受けたと同時に、子供たちの柔軟な発想や考え方を私を含めた大人が無意識のうちに潰してしまうことのないようにしていきたいと思いました。
最後に、このような機会を頂き感謝しています。
(大阪大学 那須公香)

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