今回の地震で、「おから工事」と言われる手抜き工事で大きな問題となってい
ますが、重慶では耐震審査を義務づけたようです。建築基準法のようなものは
あると聞いたのですが、「えっ、義務づけてなかったんだ?」ということになりま
す。これでは、かけがえのない人を亡くされた遺族にとってはあきらめ切れない
ことになるでしょう。
以下はCODE翻訳ボランティアによるものです。
≪重慶;今後、高層建築の耐震審査を義務化≫
6月1日、重慶市は高層建築に対する耐震審査を実施し、第一次(初歩)設計
で審査を通らなかった建物の建築を禁止するとした。即日実施を開始。同時に
重慶市では設計関係の耐震に関する知識研修を実施し、設計会社、施工会社
とも新政策にわからないところがあれば、重慶市建設委員会設計処に聞くこと
ができる。ここでいう「高層」とは一般に10階と10階以上の建物、あるいは28
メートル以上ある建物。重慶市中心部で建てられる新しい建築の9割が「高層」
だ。「超高層」とは一般に100メートルを超える建築物をさす。世貿ビル、市科技
館、市大劇院がこれにあたり、耐震審査はさらに厳格なものとする。
重慶市建設委員会の関係者によると、第一次の設計案が完成した段階で
「高層」以上にあたる建物は、市建設委員会に審査を申し込まなければならな
い。専門家チームによる審査に通らなかった場合、設計を改善できなかった場
合施工を禁止する。施工行程では監督、質量検査を確実なものとし、検査建築
の耐震性を確保する。 (6月3日 重慶晨報)
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