中国四川省大地震救援ニュース 34

いま、四川大地震の関連で被災地ではボランティア熱が高まっているようです
が、現地に詳しい人たちの話では、「でも熱しやすく、冷めやすい!」ともいい
ます。偶然2006年11月15日の朝日新聞「世界発2006」という記事を見つけま
した。「学生ボランティア熱 やりがい求め地方へ」という見出しで、「農業を助
け、教育を助け、新しい農村をつくろう」という国あげての農業政策に協力する
学生ボランティアのことのようです。「あなたの選択は一本の正しい道だ」と温
家宝首相が答えています。
Yさんの現地レポートをお届けします。
地震から1週間後に清平という山間部に向かった。やはり川沿いの道は、土砂
崩れのため寸断されていた。その手前の集落でお話を聞いた。この数日、上
流の土砂ダムが決壊するかもしれないとの報道があり、下流の集落は移転を
余儀なくされている。
 李万興さん(62歳 男性)も家屋が一瞬にしてガレキの山になった。現在は
ガレキのすみに止めてあるトラックの荷台に88歳の父親と奥さんと3人で暮ら
している。「これから来る雨季に備えてテントが一番必要だ。でも上流のダム
が決壊するかも知れないからここにはいられない。妹夫婦のところにでも行く
かなあ。」と語る。 「災民証(被災者証明)は受け取った?」と聞くと、「その話
は聞いたことはあるけど、義捐金の1日10元なんかもらってないよ。隣村はも
らったらしいけどね。。」また、「一日10元で一体何が買えるって言うんだ
い!?」と不安を隠しきれない。しかもこの義損金は3か月のみの支給であ
る。あとは自救(自助努力)するしかない。
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