ネパール地震救援ニュース No.51

「ネパールの若き大工が本日、来日します !!!」

 CODEの支援している東ネパールのグデル村で一人の若き大工ニマ・シェルパさん(25歳)が、地震、そしてCODEの耐震住宅再建プロジェクトを通じて村に残る事を決意しました。グデル村で生まれ育ったニマさんは、田舎が嫌になって19歳で村を出ました。村出身者をたよってカトマンズに出ましたが、思うように仕事は見つからず転々としていたそうです。その後ヨーロッパのNGOの支援で職業訓練学校で家具作りを学び、家具職人として働いていたところ、地震が自分の故郷を襲いました。CODEのカウンターパートであるラクパ・シェルパさんの勧めで耐震住宅再建プロジェクトに参加しました。「故郷のために何か役に立ちたかった。」と語り、村に戻ることを決断しました。CODEのプロジェクトでは、ニマさんは、耐震補強に使う木材バンドの加工を担当し、彼なしでは木材加工が進まないというように、17名の大工・石工の中でも中心的な人物となりました。

 そのニマさんが本日(10/4)、日本に到着します。日本では、神戸を中心に伝統建築を学び、学んだ事をネパールに持ち帰ってもらいます。また、ニマさんにはネパール地震や耐震住宅建設プロジェクトについても語ってもらう場を設ける予定です。詳細は、後日連絡いたします。ニマさんやネパール被災者を支援する寄付・カンパ等も受け付けております。ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。(吉椿雅道)

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ニマさんの作業のようす                                 ニマさん(右端)とグデル村の若者たち

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