投稿者「code」のアーカイブ

No.59「若者が見た被災地26」

本日23日、CODE未来基金の若者たちは、午前中はヌルダのACEVの『子どもと家族のケアセンター』にて防災ダックを実施して、午後はイスタンブールに移動し、ボアジチ大学の学生と防災クロスロードを共に行いました。
なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されています。(吉椿)

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午前中は、ヌルダにあるACEVの『子どもと家族のケアセンター』で防災ダックを行いました。これまで日本の小学生には実施したことはありますが、海外で通訳さんがついている状況で実施するのは初めての経験で貴重な時間となりました。印象に残っているのは二つです。

一つ目は、実際に子どもたちが体を動かして音楽に合わせて災害のファーストアクションをとります。この一連の流れに、音楽もアクションも言語の壁を超えて伝わるものがあり、楽しむことができると感じました。言語が分からなくても気持ちは、伝わります。裏を返せば、本当の気持ちを伝えるのは、言語だけでは不十分なのだと学ぶことができました。

二つ目は、教育の責任感です。防災ダックをする中で、一人の男の子が『火事』のカードを見た時に、「僕の家も家事になった」と言いました。僕も先生たちも、その瞬間時間が止まり、どのように返していいのか分からず、ワークショップを進行しました。頭では理解していましたが、被災地で防災授業をすることは、実際に経験した人たちに話すことです。私たちは、実際には被災したことがありません。そのような人たちが、教えてる防災ワークショップは、とても薄っぺらいものに当の本人からしたら、聞こえてしまうのではないかとも思いました。防災教育とは、命の授業です。一つ嘘を教えてしまうと、命を落としたり、傷つけてしまったりするかもしれせん。だからこそ、必要であり責任感があるのだと感じました。

午後は、イスタンブールに移動してボアジチ大学の学生と防災クロスロードを行いました。ボアジチ大学の学生さんたちは、温かく迎えてくださり、私たちの進行のサポートまでしてもらいました。改めてトルコの人たちの、コミュニケーション能力の高さと勢いに圧倒されました。

クロスロードのテーマは、『アスベストや感染者が蔓延している中で、全然人数が足りてない、現地の被災地にボランティアに行くのか?』だ。行く派と行かない派と割合は、行かない人派の人が三分の二くらいで、それぞれが意見を交わしました。行く派の意見としては、「良心には嘘をつけない」や「私よりも困っている人がいる事実は変わらないので行く」と言う興味深い意見がありました。

特に印象に残っているのは、行かない派の人たちの意見で、みんなが口々に「経験がないから」「プロフェッショナルではないから」という意見がありました。その意見に対して、私が「最初は誰しもが初心者ではないか?なぜ、経験した人は行ってはいけないのですか?」と問うと「あたなは初心者だからと厄介払いされてしまう」「家族に、初心者が行っても役に立たないと止められる」と言われると答えました。その返答に対して私は「では、仮に周りから初心者でもボランティアが行って良いと言うと来る?」と聞くと全員が満場一致「行く」と答えた。この瞬間に、私は大学生の時に、ボランティアサークルの語り部さんに言われた「君たちのような学生がトルコに行っても何の役にも立たない。迷惑をかけるだけだ。行かなくてもできる支援はある」と言われたこととリンクしました。みんな、どのような状況であれ、誰かの役に立ちたい、困っている人を助けたい。そのような気持ちは、一緒なのだ。ただ、その邪魔をしているのは、世間一般、周りの人たちなのだと実感しました。プロフェッショナルでなければできないと決めつけているのも、世間一般なのだと感じました。確かに、プロフェッショナルにしかできないこともありますが、ボランティアには様々な形があり、必ずその人にはその人にしかできないことがあるのだと私自身もこの活動を、通して身を持って経験したいと思います。
(CODEスタッフ 山村太一)

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No.58「若者が見た被災地25」

本日22日、CODE未来基金の若者たちは、午前中はここまでの活動についての議論、午後はガジアンテプから1時間の被災地カフマンマラシュ県の仮設コンテナの施設にて、防災ワークショップを子どもたちと共に行いました。
なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されています。(吉椿)

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本日の活動の中で印象に残っているのは「痛みの共有」ということです。地震後に甚大な被害を受けたハタイ県出身である通訳のBさんが、昨日の活動を思い出して、「自分も地震のことをよく考えていたから、数時間の活動ですぐNさん(被災地で活動するNGOの方)と仲良くなった。彼の地震の話を聞いて、しんどくもなった」と仰っていました。この言葉を聴いて、被災者の方々は、複雑な思いを抱えながらも、痛みの共有ということが一つのつながりをもたらしていると感じました。
また、本日の仮設コンテナの活動において日本で様々な人びとが描いたメッセージを載せたうちわを渡し、最後に日本とトルコの曲を共に歌う中で、阪神・淡路大震災をきっかけにできたCODEと、通訳者さんたちやドライバーさんを含めたトルコの様々な被災地の方々での場の一体感を感じたと共に、このようなつながりをこれから続けていくために自分ができることを改めて考えさせられました。
(大阪大学 島村優希)

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No.57「若者が見た被災地24」

本日21日、CODE未来基金の若者たちはガジアンテプから2時間半の被災地アドゥヤマンを訪れました。
現地のNGO、イズデルネイの方々の案内でのまち歩き、仮設住宅で暮らす被災者の方々へのヒアリング、被災した子供たちとのミニ観光、うちわ作りなどの交流、イズデルネイの活動などのヒアリングを行いました。
なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されています。(吉椿)

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私はそもそも被災地を訪れるということ自体が人生で初めてで、専門分野も防災に関連していないために、今日私にできたことは、被災者の方々やボランティアの方々からただ話を聞くことくらいでした。そのような中で、心に残ったことは、イズデルネイの方が、震災から約8ヶ月が経ち、他のボランティア団体が被災地に来なくなっている中で、私たちCODE が被災地のことを忘れないでいてくれてありがとうと仰ったことでした。この言葉を聞いて、「無知」であることよりも「無関心」でいることの方が怖いと思いました。被災地の状況についてまだまだ知らないことばかりですが、それでも、関心を持ち続けることだけはやめないでいようと思いました。
(大阪大学 那須公香)

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No.56「若者が見た被災地23」

CODE未来基金です。
日本の若者たち5名はトルコの被災地ガジアンテプに到着しました。
到着後すぐに第二次派遣の際にも防災の授業を行ったガジアンテプ中学校でワークショップを行い、その後、炊き出し等のボランティアとして活動されていたレストランの方などのお話を伺いました。
なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されます。(吉椿)

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ガジアンテプの街に着くとその変化は一目で分かりました。当時はほとんど開いていなかった商店が賑わい、石壁が崩れていたガジアンテプ城も再建工事が行われていました。ただそこにいる人たちは相変わらずフレンドリーで私たちを快く受け入れてくれました。

CODEのカウンターパートのMさんの勤務する中学校では、子どもたちに様々な立場に立って非常持出袋について考えてもらいました。その中で、友達が必要だと言った子がいました。誰かと話すことが気持ちを軽くさせるのではと中学生ながらに考えていることに驚きました。それも普段から多くの人とのつながりの中で生活しているからこそ気づけるものなのかもしれません。

その後、レストランで現地のボランティアの方々にお話を伺いました。その中の1人はとても明るい方なのですが、その方が「人々が被災地で助け合って頑張っていた。自分もその1人になりたくて被災地に行った」と話され涙されたことがとても印象に残っています。その当時の覚悟や苦しさ、悲しみ、感動、色々な感情が込み上げたのだと思いますが、その方の気持ちを思うと自分の口からは何も言葉が出てこなくなりました。
トルコの支え合いの力を改めて思い起こさせられた1日となりました。
(関西学院大学 植田隆誠)

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No.55「若者が見た被災地22」

CODE未来基金です。2023年2月6日に発生したトルコ・シリア地震の被災地に明日の10/19から10/26、日本の若者5名が訪れます。現地を訪れる5名の意気込みをご紹介しています。
なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されます。
本日は、CODEスタッフの山村のレポートです。

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よく被災地に行くと「無力感」という言葉を使います。実際に私もこれまでの、レポート「若者が見た被災地」でよく使いました。しかし、本当に「無力」なのか、本当に何もできないのか、よく考えます。「無力」だと思った時点で、何かできることがあったのに諦めてしまっているような、思考を停止させてしまっているのではないか、そんな風に思います。私は、トルコを訪れてわざわざ「無力感」を感じに行ったのではないです。何か現地の人たちの役に立つために行きました。きっと、この想いは、第一次派遣に行った隆誠(植田くん)も第二次派遣に行ったしまむー(島村さん)も同じだと思います。明日、トルコに行き一回目に行った時と同じような「無力感」だったり、「ただ勉強になりました」だけで帰って来ないようにしたいと思います。
そのために、今回のテーマであるトルコと日本の若者同士の現在の「つながり」、これまでの日本とトルコの歴史からの過去の「つながり」、そして若者だからこそ、さらにその下の世代につなげるための未来の「つながり」、この「つながり」を意識して、私たちでなくてもトルコと日本がつながり、助け合いの文化、ボランティアの文化が続けられるように取り組みます。
(CODE海外災害援助市民センター スタッフ 山村太一)

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No.54「若者が見た被災地22」

CODE未来基金です。
2023年2月6日に発生したトルコ・シリア地震の被災地に10/19から一週間、日本の若者5名が訪れます。現地を訪れる5名の意気込みをご紹介しています。
なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されます。
本日は、関西学院大学 人間福祉学部一年生の近藤さんのレポートです。

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未来基金の活動でトルコに訪問させていただきます、関西学院大学人間福祉学部1回生の近藤明日花です。
被災地を訪問することや、海外の学生との交流企画など、自分にとって初めての経験ばかりですごく緊張しています。この緊張感を良い方向に活かして、現地の人との交流からたくさんのことを吸収したいです。学んだことを少しでも多くの皆さんに発信できるように頑張ります!
(関西学院大学 人間福祉学部一年生 近藤明日香)

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No.53「若者が見た被災地21」

CODE未来基金です。
2023年2月6日に発生したトルコ・シリア地震の被災地に10/19から一週間、日本の若者5名が訪れます。トルコのボランティアや若者との交流を通し、被災地とつながり、災害やボランティアについて若者それぞれの視点で考えます。現地を訪れる5名の意気込みをご紹介していきます。なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されます。
本日は、大阪大学4年の島村さんです。

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私がトルコの被災地を訪れるのは、3月にCODE第二次派遣に同行してからの二回目となります。
これまで、3月の際に出会った一人一人の被災者の方々との出会いや想いを大切にしながら、CODEにて活動を続けてきました。そんな中で、オンラインのやり取りで現地の方が「ここに来ようとしてくれてありがとう」と言ってくださったり、日本で被災地を心配し、応援する声を聞き、自分にできる小さなこととしてまずは被災地と被災地を想う人をつなげる、ということなのではないかと思っています。ですので、今回の渡航では、被災地に「寄り添う」ということを大切にしながら、帰国してからも自分の目でみた被災地の様子をしっかりと伝えれたらなと思います。
また、一緒に行く心強い仲間と共に現地からもたくさんのことを学び、吸収したいと考えています!
(大阪大学人間科学部4年  島村優希)

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No.52「若者が見た被災地20」

CODE未来基金です。2023年2月6日に発生したトルコ・シリア地震の被災地に10/19から一週間、日本の若者5名が訪れます。トルコのボランティアや若者との交流を通し、被災地とつながり、災害やボランティアについて若者それぞれの視点で考えます。現地を訪れる5名の意気込みをご紹介していきます。なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されます。本日は、大阪大学4年の那須さんです。

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メディアをチェックしていると、どうしても被災地の断片的な情報だけを得ることに繋がってしまいます。なので、被災地でのボランティアを通して、自分の耳で聞いたこと、目で見たこと、更に感じたことを、素直に他者に伝えようと思っています。また、目にしたものや出会った他人から学ぶために、常に色々なところにアンテナを張って過ごす所存です。現地での貴重な活動、交流の機会を決して無駄にすることがないよう、自発的に動きます。
(大阪大学外国語学部4年那須公香)

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No.51「若者が見た被災地19」

CODE未来基金です。2023年2月6日に発生したトルコ・シリア地震の被災地に10/19から一週間、日本の若者5名が訪れます。トルコのボランティアや若者との交流を通し、被災地とつながり、災害やボランティアについて若者それぞれの視点で考えます。なお、本事業はコープこうべハート基金さんのご支援で実施されます。
本日より、現地を訪れる5名の意気込みをご紹介していきます。

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私は2月の第一次派遣に同行させて頂いた。その際は、瓦礫の中で捜索作業が行われており、復興などほど遠い状況だった。被災者にとっての8ヶ月とはどんな時間だったのか、帰国して平和に暮らしていた自分には想像がつかない。しかしこの期間の被災地の変化、自分自身の考え方の変化は沢山あるはずだし、あの光景を見た自分にしか感じられないことがあると思う。そのことを忘れず、一緒に行く学生や現地の方々との一つ一つのコミュニケーションを大切に活動したい。
(関西学院大学総合政策学部4年 植田隆誠)

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No.50「若者が見た被災地18」

最終日、今回の地震で最も被害が大きかったハタイ県に向かいました。ガジアンテプから車で3時間。2時間程走らせると、多くのひびが入った建物や半壊しているビルを目にしました。ハタイの仮設住宅は、これまで行ったヌルダやアドゥヤマン、カフラマンマラシュの仮設住宅とは全然違い、まだ多くのテントが立ち並んでいました。ハタイの仮設住宅では、写真も視察も禁止され、物々しい雰囲気を感じました。したがって、ハタイの仮設住宅を視察することはできませんでしたが、ホテルのオーナーをしていると言う女性に街を案内してもらい、まさに「取り残された人々」を目の当たりにしました。
「取り残された人々」とは、何かしらの理由で支援が届きづらい人達です。それは物理的に距離が遠かったり見つけづらかったりと理由は様々です。今回の場合は、政治の問題が色濃く出ており、私は復旧復興に向けて、これ程までに政治が影響を及ぼしている例を始めて目にしました。これまで視察した地域の仮設住宅では、「政府は良くしてくれている」と言う声をよく耳にしました。しかし、ここハタイでは、みんなが口を揃えて「政府は何もしてくれない」と言うのです。このギャップに何をどう返していいのか分かりませんでした。また、「まだ、テントで暮らしている人は、いませんか?」と尋ねると他の地域の仮設住宅では、「みんな暑いから、テントは出て行った。まだ、テントで暮らしている人はいない」と答えるのですが、ハタイでは、今、目の前にテントで暮らしている人が100人近くいるのです。一体なぜ、このような差別が生まれるのか。同じ人間で、私から見たら何も変わりません。驚愕と疑問、憤怒、緊張、悲しみ、劣等感、無力感、罪悪感など様々な感情が交差しました。今この被災者の方たちに、例えば、食料が届かないから食料を届けても、テントで暮らしているから建物を支給しても、仕事がないから仕事を見つけても、すべて根本的な問題の解決につながらないことに圧倒的な無力感を感じます。どれも、その場しのぎです。このテント村で私がしたことは、連絡先を交換して、話を聴いただけです。ただ、それだけです。それでも、「Teşekkür ederim(ありがとう)」と言ってもらい、耳が痛くなりました。「ありがとう」という言葉で、辛くなることも初めて知りました。今の私には、少しでもこの現状をたくさんの人に知ってもらうために、こうして発信することしかできません。私には、何ができるだろうか。本当にここから考え続けなければならない危機感を感じました。
(山村)

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