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CODE未来基金ニュース No.4

CODE未来基金ネパールフィールド研修に参加した学生の感想文

2017年2月22日から3月5日までネパール地震の被災地であるグデル村を訪問した3名の学生さんの感想をお届けします。

【ネパールで学んだ、向き合うということ】
愛媛大学教育学部2年 高橋大希

今回訪れた所は、ネパールの首都カトマンズから車と徒歩で3日かかるグデル村というところだった。そこで僕は、主にグデル村という農村に住む若者のアイデンティティについて知りたいと思い、数日間の間その地域で活動をした。なぜそのテーマで活動したのかというと、僕が僕自身のアイデンティティに悩み、模索していたからだと思う。そこで、農村部の若者の答えを聴けば、自分自身何が本当にやりたいのかどうなりたいのかそういったものが見えてくるような気がしたのかもしれない。
テーマを持ちながら数日間たくさんの人の声を聞いたり、現地の文化を体験したり、現地の人の仕事を手伝わせてもらったりした。そういった経験から、沢山の事を学び、感じ、得たと思う。でも、最も欲しかった自分自身のアイデンティティの部分は、研修が終わった今もあまりまだよくわからないままだ。
僕が聴きたかった『ネパールの若者』という声は存在しなかった。首都に強いあこがれを抱いている若者もいれば、故郷が大好きだが家族のために出稼ぎに行く若者もいる、親がおらず17歳で小学校に通う若者もいる、そこにあったのは『1人1人』の声だった。
僕はどこかで僕ではなく、『日本の若者』のアイデンティティを模索していたのかもしれない。『ネパールの若者』という声が存在しなかったように、『日本の若者』を追い求めても答えは出ないだろう。今回の研修から僕は沢山の事を学び、得たと思う。しかし僕は僕自身のアイデンティティに関して確固たる答えを出せていない。今後は『日本の若者』でなくその中の1人である『高橋大希』が、どうなりたいか、どうしたいのかを大切にしていきたい。そうしなければ、何も分からないし、辿り着けないという事に気づくことが出来た研修だった。

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CODE未来基金ニュース No.3

「学生3名がネパール・グデル村を訪ねました!!! 」

CODE未来基金のフィールド研修プログラムで、兵庫県立大学、神戸学院大学、愛媛大学の学生3名が、ネパール地震後、CODEが復興支援活動を行っているグデル村を徒歩2日間を経て、訪れました。学生それぞれが、「暮らしを体験させてもらう中で見える保健医療」、「震災の被災者一人に向き合う」、「故郷を出ざるを得ない若者たちの想い」などのテーマをもって被災地に向かいました。事前のミーティングで共有したのは、「一人ひとりの話しをじっくりと聴く」というものでした。標高2000m以上のネパールの山村という慣れない環境でも、学生たちは丁寧に被災者の一人ひとり声に耳を傾けました。時にたった一人で村を歩き、身振り手振りでコミュニケーションをはかりながら、そこの暮らしをほんの少し体験させてもらうことも行いました。村を離れる頃には3名の若者は、どこか垢が抜けたような表情になっていました。日本の常識、価値観、思い込みは、村の人や自然と触れる中でいつのまにか消えていました。そしてそれぞれが、このグデル村でそこで生きる人や被災者に向き合い、仲間に向き合い、自分自身に向き合う事ができたようです。3名のその経験が、将来NGOに携わる際にきっと役にたつと確信しています。CODE未来基金を通してこの3名は、それぞれの道は違っても今後もCODEと共に歩んでいきます。

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 詳細は、未来基金合同報告会(3月26日14時~こうべ街づくり会館にて)で若者自身が語ります。
どうぞご参加ください。(吉椿雅道)

CODE未来基金ニュース No.2

「3人の若者、ネパールへ」

CODE未来基金では若者のNGOや国際協力への参加をサポートしています。2016年度後期未来基金プログラム募集で採択されたフィールドワーク「Discovery! 未来への可能性を広げよう」で兵庫県立大学の立浪雅美さんら3名の学生がネパール地震の被災地へと向かいました。
2月22日にネパールへ旅立った若者はCODEが耐震住宅再建プロジェクトなどを行うソルクンブ郡グデル村などを訪れ、村の生活を体験するなど12日間のフィールドワークを行います。この研修の中、住民と交流することを通して日本とは異なる生活様式や習慣、価値観、保健医療などに触れ、若者は異文化への理解を深めていきます。歩いて2日かかるグデル村を訪れるためにこれまで山歩きトレーニングも重ねており、村の人々が生活の路として使っている山道を歩きながらも現地の日常や問題、そして魅力を学んでいきます。

3月26日に開催する「CODE未来基金報告会」では、このネパールフィールドワークのメンバーも報告をさせていただきます。ぜひネパールを体験した若者の声を聴きに来てください。(上野智彦)

CODE未来基金ニュース No.1

「ネパールフィールド研修」

CODEは次世代のNGOを担う「CODE未来基金」を設立しました。昨年夏に第1号として神戸大学の学生がフィリピン、セブ島(バンタヤン島)の台風の被災地でフィールド研修を行いました。そして来月には第2号でネパール地震の被災地に兵庫県立大学などの学生が向かいます。CODEの支援するグデル村までは山道を歩いて2日の距離です。そのために12月から参加学生と六甲山での登山トレーニングを行っています。昨日第3回のトレーングで芦屋から有馬温泉までの行程を歩いてきました。数日前に降り積もった雪道で足を取られそうになったり、すべったりありましたが、全員無事に下山しました。思いもかけず美しい冬の雪山を味わうことができました。
ネパールに向けて若者たちが頑張っています。皆さん、次世代のNGOを担うCODE未来基金を応援してください。よろしくお願いいたします。
(吉椿雅道)

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