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立命館宇治高校の皆さんとウクライナの方々へ食料品をお届けしました!高校生の感想②

10月29日(土)に立命館宇治高校の4人とウクライナの方々へ食料品を配達しました。高校生の皆さんは、普段から学校近所のスーパーマーケットと協力し、各家庭にある余剰した食料品を集めて必要としている方々に寄贈する「フードバンク」という活動を行っておられます。今回は、それらをウクライナ避難民の方々へ直接届けたいという想いから、CODEと共に4件のお宅へ食料品をお届けすることになりました。活動した高校生4人の感想を順番に紹介します。(植田)

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今回ウクライナ避難民の方々に食品を届けてみて、率直に喜んでいただけて嬉しかったです。私たちの拙い説明でも理解しようと聞いてくれる人ばかりで心が暖かくなりました。初めは困っていることはないと言う人がほとんどだと聞いて、1回きりの支援では意味がなく、定期的に支援し、話を聞くことが大切なのだと分かりました。家族がウクライナに残っている人が多く、心配や不安の中、暮らしているのだと知りました。物資の支援も大切ですが心のサポートも避難民の方には行っていかなくてはいけないと感じました。 そんな苦しい生活の中、日本語や日本の文化を学ぼうとする前向きな姿勢を見て、自分に出来ることを行っていこうと思いました。今回は貴重な経験をありがとうございました。
神田奈美(立命館宇治高校3年生)

*CODEでは、2015年にCODE未来基金を立ち上げ、災害NGOや国際協力を志す若者を応援しています。未来を担う若者たちの活動にご支援、ご協力お願いいたします。
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立命館宇治高校の皆さんとウクライナの方々へ食料品をお届けしました!高校生の感想①

10月29日(土)に立命館宇治高校3年生の4人とウクライナの方々へ食料品を配達しました。高校生の皆さんは、普段から学校近所のスーパーマーケットと協力し、各家庭にある余剰した食料品を集めて必要としている方々に寄贈する「フードバンク」という活動を行っておられます。今回は、それらをウクライナ避難民の方々へ直接届けたいという想いから、CODEと共に4件のお宅へ食料品をお届けすることになりました。
高校生が集めた食料品はなんとスーツケース3つ分!米などの主食から、ジュースやお菓子、缶詰、調味料まで様々なものがありました。中にはウクライナでは馴染みのない食べ物もあり、高校生自ら食料品の説明を行いました。また、ウクライナ語での自己紹介や、事前に準備していた折り紙で子どもと遊ぶという場面も見られ、お互いに笑顔あふれる時間を過ごすことができました。
今日からこの活動に参加した高校生4人の感想を、順番に紹介していきます。(植田)

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私は、日本政府のウクライナ避難民への対応は、アフガニスタンやミャンマーからの難民への待遇よりも少し良いように感じていました。そこで私は、勝手にウクライナ避難民はそこまで大きな不自由はないのだろうと考えてしまっていました。しかし、吉椿さんのお話を聞き、ウクライナ避難民の生活が100%充実しているとはいえない現状を知りました。実際に、ウクライナ避難民の方々と交流する中で、そのことを実感しました。「今生活の中で困っている事はありますか」という質問に対して「問題ない」と答えていましたが、打ち明けることができない心の悩みがあったり、日々の生活の中で苦難があったりと多くの不安要素があることが伝わってきました。だからこそ、CODEさんのように継続的に向き合い、本心を話せる繋がりを築き上げることの重要性を感じました。ただただ物資を提供することだけが、本当に価値のある支援ではないことを学ぶいい機会になりました。今後も、世界情勢から目を離さず、小さなことでも自分にできる形で支援に関わっていきたいと思っています。本当にありがとうございました。
島本紗羽(立命館宇治高校3年生)

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「ユースのための国際交流オンライン・スタディツアー」中国ツアー参加学生の感想③

「ユースのための国際交流オンライン・スタディツアー ~国と国を繋ぎ、出会いを通して学びを共有しよう~」が関西NGO協議会の主催で行われました。インドネシアやカンボジア等の5カ国で行われた本企画ですが、今回、CODEは日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)と協力し、中国ツアーを開催しました。

オンラインツアーには、中国と日本から合わせて40名以上の高校生、大学生が参加しました。第1部ではNVNADの寺本さんの進行のもと、自己紹介とお互いの国の情報や災害状況の共有を行いました。観光地や美味しいものだけでなく、災害状況まで知れたことで、お互いの国について新たな発見をする良い機会になりました。第2部では、大阪大学の渥美教授の進行で、SDGsの原則である「誰一人取り残さない」というテーマのもと、学生同士の議論を行いました。その中では、コロナ禍でボランティアに行くべきかどうか等、災害ボランティアをする中で判断に迷う場面に遭遇したと仮定し、議論を進めました。第3部では、CODEの事務局長の吉椿から写真から想像してみようをテーマに、被災地の写真からどのような被害があったのか、その後そこに住む人々の暮らしはどうなるのか等を想像し、話し合いました。
日中の学生がお互いの意見に耳を傾け合い、学生から「とても短い時間だった」という感想が出るほど充実した3時間を過ごすことが出来ました。
以下、参加した学生、山村太一さん(神戸学院大学)の感想をご紹介します。

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「ユースのための国際交流オンライン・スタディーツアー~国と国を繋ぎ、出会いを通して学びを共有しよう~」
日時:2022年10月16日(日)14:00~17:00
開催方式:ZOOMによるオンライン
対象:日本・中国の高校生・大学生
主催:関西NGO協議会
協力:CODE海外災害援助市民センター日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)
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オンラインスタディツアーに参加して感じたことは、大きく二つある。一つは、何度も何度も自分自身で感じていることだ。それは、言語の重要性だ。通訳を通しての会話だと本当に自分の言葉が伝わっているのか分からなかったり、僕たちと参加者の間に伝わるまでの時差があったりと、なかなか思い通りに進まなかったりした。今回のオンラインスタディツアープロジェクトで海外の方と交流する事によって、自分の言葉で話す事の重要性を再度確認した。また、自分達自身が中国の同世代の方との交流をすることが未経験だったことから、「言葉も文化も異なる相手とのコミュニケーション」ということを十分に理解できておらず、日本語でのスライドづくりや通訳頼みでのコミュニケーションなってしまった。今後も自分中心で考えるのではなく、自分達と違う言語や文化を持つ人たちがいるということを念頭において生活することが大切だということを学んだ。
オンラインスタディツアーに参加させていただき学んだこと二つ目は、SDGsの課題解決のためには今回のようにみんなで全員で問題を共有して考えていかなければならないということだ。SDGsに防災という観点はない。しかし、これは防災が全ての17個の目標に関係しているからだ。このことは、防災を学ぶ者の一人として、至極当然のことのように知っている。しかし、全員が防災を学んでいるわけではない。防災について触れたり学んだりする機会がなかったり、興味がなかったりする人の方が大半だ。加えて、日本国内に住んでいると東日本大震災のことや阪神淡路大震災のことは知っているけれど、四川地震のことは知らないなどと、もともと災害大国日本なのに防災意識は薄く国外になるとなおさら希薄になる。国内と国外、よそはよそうちはうち、と勝手に自分の中で線引きをしてしまう考えこそが地球規模で考えるSDGsの課題解決に遠ざかってしまうと私は感じる。この課題の解決のために、このようなオンラインスタディツアーは、とても有意義なものであると思う。最初に自己紹介で好きな食べ物を述べたりする点は、親近感を感じることができ、次の中国にはこのような問題が、日本にはこのような問題があることを共有して考える際に、意見を言いやすくなった。なによりも、今後災害などが起きた際に、あの時オンラインスタディツアーで一緒に話した人は大丈夫なのか?元気にしているのか?と思うことができる。これが、国内と国外という小さな枠組みから脱却する第一歩であると思う。新型コロナウイルスの影響もあり、この二年間は海外に行くこと以前に外に出歩くことも激減した。そのため、地球規模で考えるSDGsの考え方が進みにくく、国内の問題、地域の問題、家の中の問題と、広い視野で物事見る機会が減ってしまった。たしかに、中国に行くのはまだ難しいかもしれないが、なによりも新型コロナウイルスの影響で発達したオンラインを駆使して、旅費も時間もかからずに今回は中国に行った気になった。オンラインだからこそできることはたくさんあり、今回の一回だけでも意識が変わった人も必ずいる。SDGsの課題解決のためには、まずは自分自身の意識を変え、全員が問題を共有して我がことのように考える必要があるのだと思った。
(神戸学院大学現代社会学部社会防災学科4年生 山村太一)

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CODEに新しい仲間が加わりました!学生スタッフ自己紹介③

9月からCODEに3人の学生スタッフが加わり、アルバイトやインターン活動を行っています。学生が順番に自己紹介をしていきますので、是非ご覧になって以後お見知りおき頂ければと思います。最後の3人目は、神戸学院大学の山村君です。(吉椿)

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こんにちは!
この9月からCODEでアルバイトをさせて頂いている、神戸学院大学現代社会学部社会防災学科4年生の山村太一です。
部活動は、中学高校と陸上競技部で所属しており、中学では短距離走を高校ではやり投げをしていました。趣味は、サイクリングと美味しいものを食べて美味しいお酒を飲んで話すことです。
私が最初にCODEに関わるようになったきっかけは、中学3年生の時にNHKの「仕事の流儀 プロフェッショナル」に出演していた吉椿さんを見たことです。その後、高校でも何度か講義をしてくださり、その他の授業の影響もあり国際協力に興味を持ち、大学2年生からボランティアとしてCODEに関わるようになりました。大学でも防災を主軸に国際協力を学んでおり、漠然と将来もそれらに関係している仕事に就きたいと考えていた時に、吉椿さんからお声がけいただきCODEでアルバイトをすることになりました。
このアルバイトでは、普段NGOがどのような仕事をして、どのような想いで姿勢で取り組んでいるのか肌で感じ、たくさん吸収したいと考えています。まだ海外すら行ったことがない僕なので、CODEでたくさんの活動を通し、たくさんの国、文化、人々に触れ、自分自身の目で世界を見て日本を見たいと思います。
よろしくお願いいたします。

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CODEに新しい仲間が加わりました!学生スタッフ自己紹介②

9月からCODEに3人の学生スタッフが加わり、未来基金でアルバイトやインターン活動を行っています。学生が順番に自己紹介をしていきますので、是非ご覧になって以後お見知りおき頂ければと思います。2人目は大阪大学の島村さんです。(吉椿)

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こんにちは、インターンに参加することになりました、大阪大学人間科学部4年生の島村優希です!大学では災害ボランティアについて学んでいて、国際交流の団体に所属しています。趣味は水彩で、猫好きです。
私が最初にCODEに関わるようになったきっかけは、留学から帰国後の今年7月、日本に住んでいる外国人市民の支援をしたいと思い、研究室の先生と関わりがあったCODEのMOTTAINAI野菜便のボランティアに参加し始めたことです。その際実際の現場に行き、CODEが野菜を届けつつ、そこでの交流を通して、新たに必要な支援を見つけている様子を見て、私もそのように一人一人を大切にした支援がしたいと感じました。
そんな中就活をし始めていましたが、国際協力の分野で働きたいという漠然とした思いはあったものの、自身がどのように国際協力に貢献したいかが定まっていませんでした。また、NGOやNPO、政府機関などそれぞれの在り方について実際どうなのかが分からなかったため、関わらせて頂いていたCODEにインターンとして参加することで、NGOとしてどのように国際協力ができるか学びたいです。
このインターンシップでは、まず今の支援の現場と関わる中で、社会においてどのような支援が必要とされているかをしっかりと自分から見つけていき、自分やCODEで出来る取り組みを考えたいと思います。また、NGOとしてどのように国際協力ができるのかを間近で見て、実際に自分も運営側に立つことで、自分のしたい国際協力とは何なのかについて見つけていきたいです。
まだまだ未熟者ですが、これからよろしくお願いします!もし私を見かけたら、ぜひ声をかけて下さい、色んな人のお話を聞きたいと思っています!

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「ユースのための国際交流オンライン・スタディツアー」中国ツアー参加学生の感想②

「ユースのための国際交流オンライン・スタディツアー ~国と国を繋ぎ、出会いを通して学びを共有しよう~」が関西NGO協議会の主催で行われています。インドネシアやカンボジア等の5カ国で行われている本企画ですが、今回、CODEは日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)と協力し、中国ツアーを開催しました。

オンラインツアーには、中国と日本から合わせて40名以上の高校生、大学生が参加しました。第1部ではNVNADの寺本さんの進行のもと、自己紹介とお互いの国の情報や災害状況の共有を行いました。観光地や美味しいものだけでなく、災害状況まで知れたことで、お互いの国について新たな発見をする良い機会になりました。第2部では、大阪大学の渥美教授の進行で、SDGsの原則である「誰一人取り残さない」というテーマのもと、学生同士の議論を行いました。その中では、コロナ禍でボランティアに行くべきかどうか等、災害ボランティアをする中で判断に迷う場面に遭遇したと仮定し、議論を進めました。第3部では、CODEの事務局長の吉椿から写真から想像してみようをテーマに、被災地の写真からどのような被害があったのか、その後そこに住む人々の暮らしはどうなるのか等を想像し、話し合いました。
日中の学生がお互いの意見に耳を傾け合い、学生から「とても短い時間だった」という感想が出るほど充実した3時間を過ごすことが出来ました。
以下、参加した学生、島村優希さん(大阪大学)の感想をご紹介します。

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「ユースのための国際交流オンライン・スタディーツアー~国と国を繋ぎ、出会いを通して学びを共有しよう~」
日時:2022年10月16日(日)14:00~17:00
開催方式:ZOOMによるオンライン
対象:日本・中国の高校生・大学生
主催:関西NGO協議会
協力:CODE海外災害援助市民センター日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)
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今回のオンラインでのスタディツアーでは、中国の災害、NGOの在り方やコロナ禍でのボランティアの様子などを学ぶことができました。特に、コロナ禍では中国の災害ボランティアは自身の健康状態の申請とボランティア内容の報告などによって可能であったというお話などは、普段ニュースを見ている中でコロナ対策がかなり厳しく、ボランティアの移動も完全に制限されていると勝手に想像していた現場の様子とは異なるものでした。このようにスタディツアーでは実際に現地の人と繋がり、お話を伺うことの大切さに改めて気づくことができました。
また、行われた中国の学生同士、日本の学生同士のディスカッションでは、他学生の持つ様々な意見に刺激を受けたのと同時にそれぞれの国で観点が異なっている点、共通点があることも興味深かったです。どちらも現場に行かずにできる支援もあるという意見が出ていましたが、中国側の意見では、「他人のことを想うのがボランティア」は、実際の体験談から「現場で被災者の方と対面で交流することが非常に大事なこと」などボランティアとは何かという根本的なことに目を向けていて、印象に残りました。
オンラインでの交流を通して、更に中国のことについて学び、実際に中国を訪れ、現地のNGOやNPO、ボランティアの方と交流したいという思いが強まりました。現地に長期間滞在し、住んでいる方との交流をすることでしか見えこないことが更に沢山あると思うので、是非今回の学んだことやきっかけを活かして、訪れたいです。
(大阪大学人間科学部4年生 島村優希)

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CODEに新しい仲間が加わりました!学生スタッフ自己紹介①

9月からCODEに3人の学生スタッフが加わり、未来基金でアルバイトやインターン活動を行っています。本日から学生が順番に自己紹介をしていきますので、是非ご覧になって以後お見知りおき頂ければと思います。まずは関西学院大学の植田君からです。(吉椿)

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皆さんこんにちは!CODEでインターンをさせて頂いている関西学院大学総合政策学部国際政策学科3年の植田隆誠です。
部活動は、中学は吹奏楽部でサックス、高校ではバドミントンをしていました。
私が国際協力に興味を持ったきっかけは高校生の時に受けた大学の授業でした。国際協力の答えのない問いに対して広い視点で考えるところに魅力を感じ、大学は国際政策学科に進みました。災害に関しては、大学1年生の時に熊本地震現地ボランティアに参加してから興味を持ち、現在は関西学院大学災害コミュニティつむぎという団体で活動しています。その活動の中で、吉椿さんに講演をして頂いたことがきっかけでCODEのことを知り、今回インターンをさせて頂くことになりました。
①CODEの活動等から、1からプロジェクトを作り上げるプロセスを学び、それを自分でも実践出来るようになること。
②日本社会にある様々な問題を知り、海外の事例を含めた広い視点から将来について深く考えること。
この2つがインターン中の私の抱負です。
3月までの半年間活動させて頂く予定です、どうぞよろしくお願い致します!

*CODEでは、2015年にCODE未来基金を立ち上げ、災害NGOや国際協力を志す若者を応援しています。未来を担う若者たちの活動にご支援、ご協力お願いいたします。
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「ユースのための国際交流オンライン・スタディツアー」中国ツアー参加学生の感想①

「ユースのための国際交流オンライン・スタディツアー ~国と国を繋ぎ、出会いを通して学びを共有しよう~」が関西NGO協議会の主催で行われています。インドネシアやカンボジア等の5カ国で行われている本企画ですが、今回、CODEは日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)と協力し、中国ツアーを開催しました。

オンラインツアーには、中国と日本から合わせて40名以上の高校生、大学生が参加しました。第1部ではNVNADの寺本さんの進行のもと、自己紹介とお互いの国の情報や災害状況の共有を行いました。観光地や美味しいものだけでなく、災害状況まで知れたことで、お互いの国について新たな発見をする良い機会になりました。第2部では、大阪大学の渥美教授の進行で、SDGsの原則である「誰一人取り残さない」というテーマのもと、学生同士の議論を行いました。その中では、コロナ禍でボランティアに行くべきかどうか等、災害ボランティアをする中で判断に迷う場面に遭遇したと仮定し、議論を進めました。第3部では、CODEの事務局長の吉椿から写真から想像してみようをテーマに、被災地の写真からどのような被害があったのか、その後そこに住む人々の暮らしはどうなるのか等を想像し、話し合いました。
日中の学生がお互いの意見に耳を傾け合い、学生から「とても短い時間だった」という感想が出るほど充実した3時間を過ごすことが出来ました。SDGsの17のゴールには、災害は触れられていませんが、実は全てのゴールに繋がっているのだということが理解できたのではないかと思います。(植田)

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「ユースのための国際交流オンライン・スタディツアー ~国と国を繋ぎ、出会いを通して学びを共有しよう~」
日時:2022年10月16日(日)14:00~17:00
開催方式:ZOOMによるオンライン
対象:日本・中国の高校生・大学生
主催:関西NGO協議会
協力:CODE海外災害援助市民センター
日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)
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以下、参加した学生の感想をご紹介します。

私にとって、今回が中国の方々の意見を聞く初めての機会でした。特に印象的だったのは、第二部の「コロナ禍でボランティアにいくべきかどうか」の問いについて、中国の方々が「もちろん行きます」とはっきり答えていたことです。中国のコロナ政策はとても厳しいというイメージから、私はてっきり「行かない」という答えを出すのではないかと思っていました。その時、ボランティアに「行く・行かない」ではなく、「行く・行けない」で考えるべきなのではないかと感じました。これから先も今回のようなコロナ等の事情により、ボランティアにいくべきかどうか迷うときがあるかもしれません。そんな時は、被災者の方々の意見を前提にした上で、まずは行くベースで考える事が災害ボランティアの第一歩なのではないかと思いました。また、それと同時に、中国の人はこの状況ではボランティアには行かないだろうと思い込んでいた自分を恥ずかしく感じました。テレビやSNS上からだけではなく、今回のように直接現地の意見を聞ける場というのがいかに大切かを思い知りました。
最後に、このオンラインスタディツアーを通して、災害ボランティアを行う場面でも、現地の意見を直接聞き共に考える事でより良い関係・活動が行えるということを再確認出来ました。そしてその先にあるのが、誰一人取り残されない世界であれば良いなと強く思います。
(関西学院大学 総合政策学部 3年生 植田隆誠)

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No.86「丹波農業フィールドワーク第4回:参加者の感想④」

CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学んでいます。
第4回フィールドワークが2022年3月28日~29日に行われ、ジャガイモ植えや黒豆の味噌作りを体験させていただきました。また夜の懇談会では、学生さんからのリクエストで「農業と国際協力」をテーマにフリートークを行いました。
参加した若者たちの感想を順次、紹介していきます。四人目は、大阪大学で国際協力を学んだ後、豊岡で奮闘している森本莉永さん(豊岡市地域おこし協力隊)です。森本さん、コロナ禍でJICAの青年海外協力隊の派遣が延期になった事で、昨年から地域おこし協力隊として、農業や国際協力、地域づくりなどをつなげる活動をしています。

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3月28日と29日、ムラとマチ奥丹波で実施されたCODE海外災害援助市民センターの「第4回農業フィールドワーク」にご一緒させて頂きました。今回は3回目の参加ということで、今までと同様たくさんの学びや気づきを得ることができた2日間でした。

2日間を通して、複数の品種の芋定植、里山保全に関わる薪割り・薪積み作業、黒豆味噌作り、色んな野菜の種蒔きなど、色んな農作業に携わらせて頂きました。作業をしながら、ムラマチの皆さんと様々な情報交換が出来たり、丹波の農業やムラマチさんの自然を守る取り組みについてお伺いする事が出来ました。また、CODEの吉椿さんとも、農業に限らず国際協力の話やCODEさんの活動などたくさんのお話を伺う事が出来、大変有り難く思いました。

2日間のフィールドワークのなかで特に印象に残ったのは1日目の夜にあった “農業×国際協力” というトピックでの話し合いでした。ムラマチやCODEの皆さん、今回の農業フィールドワークの参加者の方々、奥丹波の地域の方々、若手新規就農者の方など…。本当に様々なバックグラウンドを持つ人たちが一同に会して行われたこともあってか、議論された内容全てが私にとってとても興味深いものでしたし、書き切れないほど多くの学びがありました。「生産性重視の農業?楽しさある農は?」という議題、6次産業化のこと、日本の構造的な課題、ひとりひとりの努力の尊さ、そして「教える・学ばされる」ではなく「学び合う」ことこそが大事だということ、などなど…。とりわけ、”住民参加” の地域活性化というトピックは、大学院での研究内容だったということもあり、本当に興味深く議論させて頂きました。“住民を巻き込んで地域活性化” の難しさは、発展途上国だけではなく、日本の地方・日本の農業においても言えるのではとしみじみ思います。

国際協力の分野で必ずと言っていい程触れられる老子の言葉があります。
「魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えよ」
「授人以魚 不如授人以漁」
欲しがるモノを与えるだけの一時的な開発援助は現地の人の為にならない、欲しいモノを自分で得られる方法や技術を教えることでその人の自助的な成長を促そう、といった意図でこの言葉が謳われているかと思います。でも、私はこの言葉を聞いた当時から「本当にそうかな」といつも疑問に思ってました。「現地の人は魚が本当に欲しいのだろうか」「方法や技術を教えることが果たして現地の人の自主性や主体性を引き出すのだろうか」と常々悶々としながら国際協力の関係者のお話を聞いていたりもしました。つまり本当の意味で住民の主体性を引き出すためには、当事者の住民自身が自ら問題を発見して或いは気づきがあって、「こりゃなんとかしないと!」って課題解決に向けた行動に移してもらう、その仕掛けやきっかけこそが最も大切なんじゃないかと個人的に思います。それは私たち第三者が現地の人から教えてもらう過程でふとした瞬間に住民が発見するのかもしれないし、人とコミュニケーションを取ったり交流したりするなかで偶発的に起こるかもしれない。この事は国際協力に限らず、日本の地方創生や農業に関わる課題でも同じ事が言える、と今回のフィールドワークでの夜の話し合いを終えて改めて感じました。

こういった “農×国際協力” ひいては “日本の農業×国際協力” の内容で議論出来た事で、私にとって議論したかったこと誰かに伝えたかったことをアウトプットする貴重な経験になりましたし、様々な分野で活躍される方々の話をたくさん聞いて、多岐に渡って意見交換して、お互いに学び合うことのできた本当に素敵な時間でした。

丹波で行われているこの農業フィールドワークの取り組みを豊岡の農業でも応用していきたいなと思っております。そして、豊岡だけでなく但馬地域、兵庫の農業がもっと活気づいていくような活動が出来るようこれからも頑張らないとな、と強く自分に言い聞かせることの出来た2日間でした。
次は皆さんと是非お会いしましょう!フィールドワークで関わって頂いた皆様、本当にありがとうございました。
(森本莉永)

No.86「丹波農業フィールドワーク第4回:参加者の感想③」

CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学んでいます。
第4回フィールドワークが2022年3月28日~29日に行われ、ジャガイモ植えや黒豆の味噌作りを体験させていただきました。また夜の懇談会では、学生さんからのリクエストで「農業と国際協力」をテーマにフリートークを行いました。
参加した若者たちの感想を順次、紹介していきます。三人目は、初参加の中田樹さん(豊岡市地域おこし協力隊)です。中田さんはフランスの大学院で経済行動学を学び、現在、豊岡市で持続可能な地域づくりで奮闘しています。

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今回同じ豊岡市で地域おこし協力隊として活動されている森本さんに声をかけていただいてCODE未来基金 農業フィールドワークに参加させていただきました。ここまでの大自然に囲まれて日本の里山、農業、そして国際支援について考えて議論をしたことがなかったのでこの2日間はあっという間に過ぎました。

現在僕は豊岡市の起業型地域おこし協力隊として昨年の9月より活動をしております。内容は『持続可能なコミュニティとまちづくり』をテーマに脱プラや食品ロスを無くすための取り組み、また循環型社会、経済づくりのHUbづくり(量り売りの店舗の開店、Zero wasteに向けたラボの設立と運営など)に取り組んでおります。

消費者意識を向上させることや循環型経済の基盤をつくる循環型社会をつくるという点に関しまして今回のワークショップを通して大変勉強になることが多かったです。1日目、2日目通してただ体験として農作業をするのではなく農業について百姓について本質的なことをひとつひとつの作業から考え、話し、教えていただくことで農について様々な角度でまた自分ごととして考えることができました。

また1日目の夜での議論の場でも『農×国際支援』という観点から様々な意見が飛び交い頭でも心でも考える機会が多かったです。特に印象に残ったお話しは「その土地や風土文化にあった作物や育て方、また支援の仕方やひととの接し方が違う」です。今の資本主義主体の世の中で中央集権的なトップダウンが1番生産的で効率が良い方法として開発や支援に応用されていますが、実際にその生産性こそが先進国が生んだエゴであり自分たちのやり方を途上国やローカル地方へただただ押し付けているのではないかとすごく考えさせられました。先進国、後進国というのもなにをもってそう言うかは角度やジャンルによって異なりますし今一度自分自身に立ち返って考えないといけない問題だなと改めて感じました。

今回の合宿でお会いしたみなさんがとても情熱と野望を持たれており、分野は様々ですがこれが本当の意味での多様性なのだと思いました。起きている問題は現場にあり、今回のように実際に足を運んで五感で学ぶことができるワークショップは実りのある会になりました。ここで学んだこと見たもの感じたことなどを今後の活動にぜひ活かしていきたいです。
(中田樹)