No.85「丹波農業フィールドワーク第4回:参加者の感想①」

CODE未来基金の丹波農業フィールドワークでは、若者が農業を通じて食やいのち、地域や世界を学ぶ事を実践しています。第4回フィールドワークが2022年3月28日~29日に行われました。
今回もムラとマチの奥丹波の皆さんのご協力のもと、ジャガイモの作付け、丹波の黒豆の味噌つくり、ニンジンや春菊の種まきなどをさせていただきました。また夜の懇談会では、学生さんからのリクエストで「農業と国際協力」をテーマにフリートークを行いました。今回は、豊岡や篠山の地域おこし協力隊の若い方々にもご参加いただき、神戸の大学生や丹波の有機農家の方々と熱い議論が交わされました。参加した若者たちの感想を順次、紹介していきます。
最初は、山内優(関西大学4回生)です。久しぶりの丹波の土や人に触れ、感極まる姿も見られました。

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私は現在就職活動をしており今回の農業フィールドワークに参加するか正直悩んでいましたが、リフレッシュができたうえ、自分自身を見つめ直す時間にもなったので参加して本当に良かったです。

丹波へ行くのは去年の田植え以来で、じゃがいもやにんじん、春菊など沢山のお野菜を植えたり黒豆の味噌作りをしました。ただ植えるだけでなく土の上にマルチをかけたり、じゃがいものの植え方が2種類あったり様々な工夫がされていること、その意味を学び簡単なようで深くて、とても面白い発見でした。
味噌作りでは麹の作り方を初めて知り、見たことのない機械を使ったりしてとても楽しかったです。また、朝食で黒豆の味噌を初めて食べとても美味しかったので自分達で作った味噌が出来上がる2年後が楽しみです。
夜の話し合いでは農業と国際協力というテーマで様々な話を聞きました。初めて聞くワードや知らないことが目の前で飛び交い、ついて行くのに必死でしたがとても勉強になりました。

私は今回のフィールドワークの終わりの時間に、3年前にCODE未来基金で四川大地震に中国へ行った時と同じ感情が込み上げてきました。言葉では表すのは難しいですが、目の前にいる人のストーリーにどれだけの苦労や悩み、喜びがあって今があるのか想像しただけで胸がいっぱいになり自分の小ささに気づきます。
そして、丹波で出会った方々はとてもかっこいいです。何かに夢中になって一生懸命努力する姿、仲間と一緒にひとつになって取り組む姿には心を打たれました。私もそんな大人になりたいと強く思った2日間でした。ありがとうございました!
(山内優)

*CODE未来基金は、次世代のNGOや国際協力を担う若者たちを応援しています。ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
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