第一次派遣でも訪れたカフラマンマラシュの高校を訪れた。地震直後から避難所となっているこの学校は、未だ避難する人々がいたり、炊き出しを提供する場となっている。カフラマンマラシュでは学校が再開していない地区も多く、訪れた学校には沢山の子どもたちが集まっていた。トルコの子どもたちはとても活発で、私達が訪れると興味津々で近づいてくる。
彼らに神戸の子どもたちからのメッセージや衣服を渡していると、1人の子が近づいてきて、「いつまでここにいてくれるの?」と聞いた。少しの時間しかいれないけど、また来たいことを伝えると、その子は寂しそうに頷いた。被災地に来て、多くの人と出会った。被災者と継続的に関係性を築くことはもちろん大事だが、現実的に短い滞在時間の中で一度切りの出会いとなることも多い。私は来る前の抱負として「被災者一人一人と向き合い、寄り添う」としていたが、果たしてそれが本当にできているのだろうか。出会った子どもたちや方々のために自分は何ができるのか、問い続けたい。
(島村優希)
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