スリランカ防災「共育」プロジェクト 現地レポートNo.7

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【写真】(上)風船をふくらます様子。(下)小さなTUKTUKから5人のメンバーが降りてきた。

1月20日に、UNVボランティアとして、スリランカに着任した濱田久紀さんがUNVのオリエンテーションも終わり、とりあえず先に赴任している滝田(ヒロさん)さんの活動するマータラに入りました。しばらくマータラのホテル住まいになろうかと思いますが、何とかインターネットをつなぎ、やっとスリランカ発第1報のメールが届きましたので数回に分けて紹介します。ヒロさんのレポートもあるので、棲み分けしないと混乱しますがとりあえず単純に<クキさんからのレポート>とします。
以下は、マータラに赴任して最初のプログラムとなった野外料理教室(日本料理、スパニッシュ料理、スリランカ料理)に参加しての感想です。
<クキさんからのレポート1>
初めてTalallaの子どもたちによるプロジェクトに参加した。私たちが到着する頃には、既に子どもたちは集まっており、飾りつけをはじめていた。子どもたちなりに好きな様に飾りをしていく。UNから風船のプレゼントがあった。それを面白そうに膨らましては、膨らましすぎて割れてしまって大笑い。こちらまで笑ってしまう。ヒロが「小さく、小さく膨らましましょう!」とアドバイスする。しかし、暑さの為なのか、膨らましすぎなのか、数個の風船が割れてしまった。子どもたちは、そんなことはお構いなしでとにかく作業を楽しんでいた。風船が割れて気にするのは大人だけであろう。
暫くすると、ミュージックバンドのメンバーがTUKTUKに乗ってやってきた。小さなTUKTUKに5人も乗車し、その上、楽器まで乗せている。TUKTUKからメンバーが降りてきた時は、「えっ?そんなにいたの?」と本当にびっくりしてしまった。彼らは学校から楽器を借りてきて、ボランティアで子どもたちの活動に参加してくれた学生。みんなが料理をしている間ずっと演奏を奏でてくれていた。
この活動には、年齢は4歳から上は多分60歳近くの人が参加していた。これだけバラバラな年齢層でも皆の想いは一緒だった。CODEがTSUNAMI発生後のスリランカの避難所で見たもの、『他からの支援物資に頼るのではなく、大人も子どもも一緒になって、自分たちで料理を作ろう。』という想い。まさにCODEが目指す「被災者の自立」へ向けた活動の一歩であると感じた。
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