~出発して2日、ポルトブレアに到着~ 第4次現地レポートvol.2

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【写真】SEEDSスタッフのMs.シバンギに防災教育の説明をする様子(ポルトブレア、4月23日)

4月23日 インド・ポルトブレア
 神戸を出発して2日目で、やっとアンダマン諸島のポルトブレアに来ました。明日早朝6時に船で、さらに南のアンダマン諸島、リトル・アンダマン島のHUT BAYに5時間かけて行きます。
インド南部にあるチェンナイ空港からポルトブレアまでは約2時間半ほどのフライトです。チェンナイ空港でポルトブレア行きの飛行機に乗るため、空港内を移動するバスに乗ると突然私たちに日本語で話しかけてくるインド人がいたのです。「えっ?」とビックリしながらよく聞いてみると、なんと地震工学の研究者で1993年から1996年まで東大で学んでいたとのこと。片山先生や目黒先生の名前が出てきたのでまたビックリ。しかも今年の神戸で開催された国連防災世界会議にも出席していたとのこと。なんでも今回は5人くらいのチームで地震による建物破壊や地盤のダメージについての調査に行くそうです。


ところで、ポルトブレアは今回の津波の被害は少なかったようです。発生直後3日間ほどは、ここと南のニコバル諸島が注目されましたが、リトル・アンダマンには援助者は行かなかったようです。SEEDSがリトル・アンダマンに入ったのは地震発生から2日後だそうです。ポルトブレアにあるSEEDSの事務所には、グジャラート地震以降、SEEDSの調整員をしていたMs.シバンギが忙しく仕事をしています。彼女はここに来てもう3ヶ月になるそうです。SEEDSは、今年の9月頃を目処に防災のための資料館的機能も備えた「支援センター」を建設する予定。プログラムの中には子どもたちを対象にした防災教育なども考えられており、CODEがスリランカやタイで展開しようとする「稲むらの火・現地バージョン」のことを彼女に話すと大変興味深く聞いてくれました。スリランカ、タイに続き、インドでも具体化されることが楽しみです。
インド斉藤日記②
 さて、世界地図もしくは地球儀をお持ちの皆様、どうぞ一度広げてアンダマン諸島はどこかをご確認ください。なぜここがインド?と思うほどインドネシアと近いのがアンダマン諸島・ニコバル諸島なのです。しかし、この島があることによってベンガル湾が完全にインドのものとなる重要な島でもあります。約500の島々でできている諸島には原住民が住んでいる島があり、私たち外国人がそれらの島に立ち入るには許可証がいるようです。アンダマン諸島・ポルトブレアに到着すると最初に感じたのは暑い、そして湿気が多いということです。そしてこれだけインドと離れているので、人の顔立ちや文化的な違いがあるかと思っていたのですが、一目見る限りでは違いはさほどないようです。地球の歩き方インド編は、500ページからなる情報満載のものなのですが、その中の1ページの5分の1(7行)でしか触れられていないアンダマン諸島。一体どんなところなのか、感じたままを皆様にお伝えしていきたいと思います。

理事・事務局長 村井雅清

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    スリランカスリランカ民主社会主義共和国(スリランカみんしゅしゃかいしゅぎきょうわこく)、通称スリランカは、南アジア、インド半島の南西にある島国。1972年までは、セイロンと称していた。現在もこの国がある島は、セイロン島という。世界第2位の生産量を誇る紅茶

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