~バンコクでの住民主体の復興計画~ 第3次現地レポートvol.2

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【写真】04年4月に発生したスアンプルー・スラム大火災跡(バンコク、4月7日)

4月7日
 タイで初めての朝。(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)バンコク事務所の小林さんにお会いし、去年の4月に大火災が起こったバンコクのスアンプルー・スラムを案内していただきました。


 約1年前の4月23日、タイ・バンコクにあるスアンプルー・スラムで大火災が発生。炎はあっという間にスラムのほぼ全体を焼き尽くしました。CODEは募金を集め、火災前からスアンプルー・スラムで図書館と保育園を運営していたSVAに募金を託したという経緯があります。火災後の復興計画について、住民(住民の中で2つに対立)、行政区、省庁等の間で、協議がなされ、結局以下のように2形態の住宅が建設されることになりました。
  ①行政区が提案し、建設する集合アパート
  ②住民が提案し、NGOや専門家が支持するSelf Helpの家
 (Self Help:ローンを組んで長く使える自分の家を持つこと)
 ②のほうが理想的に思えますが、数では①を支持する住民が多いそうです。②を支持する住民リーダーの一人である、ラヴィーさんにお話を伺いました。ラヴィーさんは、①の集合アパートでは、お年寄りが暮らしにくく、一生家賃を払い続けなければならないという問題点があると言われました。そこで、わずか1年で住民を組織し、協同組合を発足。そして、他のスラムともネットワークし、行政区や住民とこれまで協議したそうです。
 住民が主体になって、地域の再建に取りくんでいるという事実を目の当たりにしました。実際に道路の広さや植林に配慮された町の全体予定図を見せてもらいました。家が耐火性の壁ではない等の不安は残るが、住民自身が主体的に、住みたい家やコミュニティを描き、協議の場を設け、行政や反対する住民と交渉してきた成果が今にも実現すると思うと感慨深いです。SVAは再びスアンプルー・スラムに図書館を設置、運営する予定だそうです。図書館は、①と②の形態で住んでいる住民両方が来ることができるように、スラムの真ん中に設置するそうです。
 スアンプルー・スラム見学後、SVAバンコク事務所で、CODEのプロジェクトである子ども防災教育のタイの普及について協議する予定です。
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